Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件

2011年09月05日 00時01分10秒 | Weblog


いつも〝読学〟させて頂いているWP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)に出ていた記事http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/08/14/okinawatimes-aug13/)。関連する記事として、同所のこれ(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/08/14/ryukyushimpo-aug13/)とこれも(http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/08/14/okinawa-aug13/)参照。沖縄での講演の映像のリンクは後者の方の記事にあります。

 もちろん沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事件は知ってはいました。覚えてはいます。なぜ、米軍が現場を封鎖し、日本人や大学関係者、警察が締め出されるのかが不思議で、単なる〝番犬様〟米軍の傲慢さや沖縄差別の表れだとばかり思っていました。
 その裏に、ストロンチウム汚染の問題があったなど、全く想像していませんでした。初めて知りました。当時、大きく報じられたのでしょうか? 迂闊でした。

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http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/08/14/okinawatimes-aug13/

813 米軍ヘリ墜落で放射性ストロンチウムが3.6マイクログラム消失 小出裕章(沖縄タイムズ)

2011
年8月13日、沖縄タイムズが小出裕章氏に関する記事を掲載いたしました。


以下、転載。
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子の被ばくに警鐘 京大・小出助教

 

 原子力発電所の危険性を指摘し続けている京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんが13日、「放射能と子どもたち」と題し西原町中央公民館で講演した。東日本大震災から5カ月がすぎ、東京電力福島第1原子力発電所の現状や漏れた放射能が子どもたちに与える影響などを説明。被ばく量基準値を上げる国を批判し「原発事故は進行中。微量の放射線量でも危険。細胞分裂が盛んで感受性の強い子どもたちを守るのが大人の責任」と強調した。同町図書館の主催。

 全身被ばく量が2グレイ以上から急性死亡の確率が出始めるという。1990年の茨城県東海村の臨界事故を例に挙げ「亡くなった職員の1人は18グレイ被ばくしていた。これは、体温が千分の数度上がっただけのエネルギーだが、放射線は皮膚を突き破り、骨や細胞を傷つける」と説明した上で「細胞分裂の活発な子どもの時期に被ばくすると、傷を受けたままの遺伝情報が複製され、被害を受けやすくなる」と語った。

 7年前の13日、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した事故についても言及。防護服を着て放射線の測定や飛散防止処置を行う米軍の作業を写真で見せた。その時飛散した放射性物質ストロンチウム90について「米軍が発表した焼失量3・6マイクログラムは年間摂取限度の550人分。米軍は大学を封鎖し証拠を持ち帰った。日本の警察は米軍を守ったと言える」と話した。

 米軍基地も原発も弱い所に押し付けている国の姿勢を指摘し「沖縄の基地問題と原発問題への向き合い方は同じ。米国に従うことが国益と言っている人は強くない。強い者に従うのではなく、優しく生きることが人の価値につながる。日本をまともな国にしよう」と呼び掛けた。
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コメント
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