NHKスペシャル『圓の戦争』
最大で100万もの兵力を中国大陸に送り、
さらにアメリカ・イギリスとの全面戦争に突入し、
国力をはるかに超えた戦いを続けた70年前の日本の戦争。
その戦費は、日中戦争からの8年間で7558億円。
現在の貨幣価値に換算すると
数百兆円にも上る天文学的戦費は一体どのように賄われたのか。
近年、国内外で”国策銀行”や金融当局の内部資料の発見が相次ぎ、
その知られざる実態に光りが当たり始めている。
中でも陸軍の大陸での行動を経済的に支えたとされる「朝鮮銀行」と、
世界三大為替銀行と言われ世界中に
ネットワークを築いていた「横浜正金銀行」の極秘資料からは、
日本が膨大な戦費を調達するために、
世界でも類をみない「特殊なシステム」を作り上げていたことが
明らかになってきた。
さらに、軍同士が砲火を交える裏側で、
中国の統一通貨「元」と、その勢力地図を塗り替えようとした
日本の「圓」との激しい「通貨戦」が繰り広げられ、
そのことが日本を世界から孤立させる大きな要因になっていたことも
浮き彫りになってきた。
番組では、発見された極秘資料と関係者の証言から、
「マネー」「経済」というこれまでにない視点から「日本の戦争」を見つめる。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110814.html
<感想>
パソコンに録画してあった番組を見た。
放送されたのは8月半ばなので、
ネットのあちこちに感想が書かれていた。
なるほど~と思うことばかりだったが、
私にとって一番印象深かったのは高橋是清!