acoぶーろぐ

読書、手作り三昧なacoの日々をつづるブログ

『しつこさの精神病理』

2013-03-31 18:31:56 | 読書

『しつこさの精神病理』江戸の仇をアラスカで討つ人
春日武彦(著)

<Amazon 内容紹介より>
壮絶な憎悪や執着を支えに生きる人々がいる。
彼らとのコミュニケーションには大きな摩擦や混乱をきたしやすい。
彼らの精神構造を分解してみると……。

<感想>
著者の「自己愛な人たち」という本に興味があったのだが、
BOOK OFFで見つけたこちらの本を買ってしまった。
文学の引用が多く面白いとも感じたが、
肩すかしを食らった気もする(^。^;)フウ

『ネット王子とケータイ姫』

2013-03-30 22:50:28 | 読書

『ネット王子とケータイ姫』―悲劇を防ぐための知恵
香山リカ+森健(著)

<編集者の日記 概要・目次より>
(概 要)
少年犯罪が起こるたび、
ネットやケータイが悪玉にされ、規制を求める声が飛ぶ。
だが、今やそれらの機器が子どもにとって「唯一の居場所」であり、
「自己の鏡」となっている以上、やみくもに押さえつけるのではなく、
上手に情報社会に適応する術を授ける必要がある。
本書は、学校現場や家庭への現場取材にもとづき、
子どもたちの内面に迫る。
また「ゲーム脳」等の科学論と、
それをセンセーショナルに報じるメディアを、
冷静に見つめ直すヒントを提供する。
(目 次)
1章 あまりにもアナログな、デジタル機器
2章 学者とメディアを疑え!
3章 電脳世界の恐るべき子どもたち
4章 学校が教えられないネット世界
提言 王子と姫を護るヒント
その昔、ケータイがない時代もあったという――あとがきに代えて

<感想>
この手の本を10年近く経って読むとピンと来ない部分も多いなぁ~と感じた。
だが、王子と姫を護るヒントの中の文章には共感できた。

 知性というものは、すべからく総合的なものであり、ひとつの操作や計算、反応や所作が独立してできるものではない。学校での学習科目から、日々の礼儀や身の振る舞い、役に立たないような豆知識、人と触れ合ったときの多様な心の化学反応など、ありとあらゆる体験や知識が総合的に判断されるものが、実社会を生きていくうえで本物の力となるからだ。言い換えれば、大局的な視野なくして、ネットやパソコン、ケータイといったツールを与える意味はないだろう。事実上、ネットやケータイで得られるものは、些少の利便性でしかないからだ。
・・・本文より引用・・・

『日本人の誇り』

2013-03-29 21:11:33 | 読書

『日本人の誇り』藤原正彦(著)

<文春新書 内容紹介より>
いかにして日本人は祖国への誇りを、
かくも失ったのだろうか――
昨年、「文藝春秋」にこう寄せて大反響を呼んだ
藤原正彦さんの論文「日本国民に告ぐ」が、
いよいよ新書化されます。
日本の近現代史を見直して、
先達が育んできた価値観を取り戻そうとする提言は、
グローバル化の流れに翻弄されがちな現代人にとって、
まさに必読。大ベストセラー『国家の品格』につづく、
新たな日本人論の誕生です。(SH)

<感想>
「情緒豊かな日本人の心情を取り戻すために」
というところに興味を持って読んでみた。
既にどこかで読んだ記憶がのこっていることが多くて、
取り戻せそう~!とは思わなかったけれど・・・。

最も重要なことは現代の価値観で過去を判断してはいけないということです。
人間も国家もその時の価値観で生きるしかないからです。

という本文には共感できた。