acoぶーろぐ

読書、手作り三昧なacoの日々をつづるブログ

『ファミリー・シークレット』

2012-08-28 21:45:37 | 読書

『ファミリー・シークレット』柳美里(著)

<講談社BOOK倶楽部 内容紹介より>
「子どもなんて、いなければよかった」
g2連載「私の児童虐待」
作家・柳美里が、小説に閉じ込めてきた「過去」と初めて向き合った、
家族「再生」への感動ノンフィクション。
「カウンセリングをはじめる前に、2つの約束をしていただきたい。
1つは、自分の命は消さないということ。
もう1つは、ほかのひとの命を消さないということ。約束できますか?」
――<本文より>

<感想>
随分前に買ったけれど、
あまりに重そうで読むことができなかった。
昨日『発達障害のいま』を読み終えて、
ふと思い出して読み始まったら止まらなくなった。
私自身が一緒にカウンセリングを受けている気がした。
子どもの問題を解決しようと思うなら、
まずは自分のことを何とかしなければならないのかもしれない。

『発達障害のいま』

2012-08-27 22:53:43 | 読書

『発達障害のいま』杉山登志郎(著)

<講談社BOOK倶楽部 内容紹介・目次より>
内容紹介
 発達障害から発達凸凹へ
 発達障害児の影に潜む家庭の問題とは?
 こころの骨折・トラウマはどう治す?
 脳と神経に何が起こっているのか?
 保護者、教育関係者から小児科医まで必読の書。
 発達障害の予防はできるだろうか
 筆者はそれは、発達凸凹のレベルに留めることによって可能であると思う。
 (中略)凸凹レベルの場合、それはマイナスではない。
 さまざまな発達凸凹がむしろ社会を支える
 原動力になる時代が来ることを祈りたい――<本文より>
目次
 序章  母子並行治療をおこなったヒナコ
 第一章 発達障害はなぜ増えているのか
 第二章 発達凸凹とは
 第三章 発達凸凹の可能性
 第四章 トラウマの衝撃
 第五章 トラウマ処理
 第六章 発達障害とトラウマ
 第七章 発達障害と精神科疾患 その1
 第八章 発達障害と精神科疾患 その2
 第九章 未診断の発達障害、発達凸凹への対応
 終章  療育、治療、予防について

<感想>
発達障害に関することはどんどん変わってしまうので、
最先端を追いかけ続けている気がする。
発達障害と虐待とトラウマの関係が頭の中で整理されすっきりした。

『絵のある自伝』

2012-08-26 14:51:49 | 読書

『絵のある自伝』安野光雅(著)

<文藝春秋 担当編集者から一言>
『旅の絵本』『ふしぎなえ』『ABCの本』などが
世界中で愛される画家の、初の自伝です。
「自伝のようなものは書くまい」とおもっていた著者が、
日本経済新聞の「私の履歴書」欄に原稿を寄せることに。
「記憶のトビラがつぎつぎに開いた」というアンノさんに、
大改稿大幅加筆&50点以上の絵の
描き下ろしをお願いして生まれたのが、本書です。
大正15年(昭和元年)生まれ、85歳。
炭鉱務め、兵役、教員時代のようすなど
知られざる一面も織り込まれています。
ユーモアある文と絵はくすりと笑えるのですが、
しみじみと胸が熱くなります。(RU)

<感想>
藤原正彦さん(「国家の品格」著者)のことを調べていたら、
安野光雅さんの教え子だったことがわかった。
子供の頃、食い入るように何度も見た「ふしぎなえ」が浮かんだ。
藤原正彦さんの著書を探しにBOOK OFFへ行ったら、
『絵のある自伝』安野光雅(著)を発見!
850円だけど買うしかないじゃん!!と購入して早速読んだ。
有名な人と知らない人の名前がたくさん出てきて、
ちょっと混乱したけれど、
最後の〝空想犯〟に書かれたエピソードがとても良かった(;_;)ウルウル

『聞く力』―心をひらく35のヒント

2012-08-22 12:20:57 | 読書

『聞く力』―心をひらく35のヒント 阿川佐和子(著)

<文春新書 内容紹介より>
「週刊文春」の名物連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」が
900回を超えた阿川佐和子さん。
18年もの長きに渡って読者の支持を得てきたのは、
堅物の企業経営者、大物女優から、10代のアイドルまで、
老若男女とわず本音を引き出してきたからだろう。
「相槌をケチらない」「『分かります』は禁句」
「楽しそうに聞く」「事前に用意する質問は3つまで」など、
名インタビュアーがビジネスにも通じる“聞く極意”を伝授する。

<感想>
近くの百貨店3Fに書店がオープンしてときどき覗くようになった。
一ヶ月くらい前、新書ランキング1位だった『聞く力』
BOOK OFFで105円になるまで待ったら旬の味わいがなくなるだろうなぁ~、
新刊を買おうかなぁ~と迷いながらBOOK OFFへ行ったら400円になっていた。
買うしかない!と即決して勢い込んで読んだが、
私にはインタビューする機械がほとんどないので何に役立てたらいいのやら・・・。
と気が付いた(^。^;)フウ

『祖国とは国語』

2012-08-21 11:31:02 | 読書

『祖国とは国語』藤原正彦(著)

<新潮文庫 書籍詳細より>
国家の根幹は、国語教育にかかっている。
国語は、論理を育み、情緒を培い、
すべての知的活動・教養の支えとなる読書する力を生む。
国際派の数学者だからこそ見えてくる国語の重要性。
全身全霊で提出する血涙の国家論的教育論「国語教育絶対論」他、
ユーモラスな藤原家の知的な風景を軽快に描く「いじわるにも程がある」、
出生地満州への老母との感動的な旅を描く「満州再訪記」を収録。

<感想>
「満州再訪記」が読みたくて本を買った。
今度は老母として登場した藤原ていさんの
「流れる星は生きている」 を読んでみたいと思った。