『香山リカ的学力論』―子どもにつけたい3つの力
香山リカ(著)
<FORUM BOOKS 内容詳細より>
誰もが生きづらい社会の中で、「学力」は生き抜くための武器。
真理・真実への信頼、想像力、自己肯定感など、
学校で身につけさせたい3つの力を解説。
大人になっても「しがみつかない生き方」ができる力がつく1冊。
『子どもよりも親が怖い』―カウンセラーが聞いた教師の本音
諸富祥彦(著)
<青春出版社 内容紹介より>
逆ギレ、わがまま、陰口、いじめ・・・・・・
子どものような親の言動が、いま、学校現場を混乱させている。
多くの教師は「親が悪いから子が荒れる」と考えるが、
一方の親は「教師が子どもをダメにする」という。
すれ違う「親」と「教師」の心の壁を取り除くことはできるのか。
岐路に立つ学校教育に、カウンセラーからの提言。
『ルポ・発達障害 あなたの隣に』下野新聞編集局 取材班(著)
<下野新聞の本 より>
「生まれつき?それとも育て方?」
先天的な脳機能障害とされる「発達障害」。
実態はどうなのか?対応は?
徹底した取材と多角的な報道で連載中から大きな反響をよんだ
話題のルポルタージュを待望の書籍化。
最近よく耳にする言葉「発達障害」。
知的障害の無い脳機能障害の総称だ。
学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などを含む
発達障害とは何なのか。
2005年度に発達障害者支援法が施行され、
07年度には特別支援教育も始まった。
しかし教育や雇用の現場で直面する問題や思いは実に様々だ。
東日本大震災をはさみ、半年にわたって新聞掲載された長期連載。
発達障害の問題に真正面から立ち向かい、
科学技術に関して 優れた報道をしたとして
2012年の「科学ジャーナリスト大賞」(日本科学技術ジャーナリスト会議主催)
を受賞した。
家庭、教育、社会、それぞれの現場で誰もが直面する可能性のある
「発達障害」の現状を広く知ってほしいと切に願う。
<感想>
香山リカ本、諸富祥彦本は教師向けだったが、
自分とはまったく違う視点でものごとを捉えることができて良かった。
地元の新聞社のルポルタージュが書籍化された『ルポ・発達障害 あなたの隣に』は、
とても興味深かった。
特に「あなたの中にも」という
栃木県教育研究所 相談員 山岡祥子さんの文章が印象に残った。