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読書、手作り三昧なacoの日々をつづるブログ

『生きづらい時代の幸福論』

2012-02-29 18:05:53 | 読書

『生きづらい時代の幸福論』―9人の偉大な心理学者の教え
 諸富祥彦(著)

<楽天ブックス内容情報より>
クランボルツのハップンスタンス理論、
ミンデルのプロセス指向心理学、
アドラー心理学が教えてくれる「人生の基本」、
マズローの「自己実現」論、
フランクルの説く「幸福のパラドックス」、
ケン・ウィルバーのインテグラル心理学、
ジェンドリンのフォーカシングと「脱同一化」の知恵など、
“究極の幸福”との出会い方。
9人の偉大な心理学者の成果を凝縮。

<目次>
はじめに
第一章 こうすればあなたも「幸福」になれる―「幸運体質」に生まれ変わる心理学
 1.偶然をチャンスに変える生き方―クランボルツのハップンスタンス理論
 2.「人生の方向感覚」をつかみ、シンクロニシティをいかせ―ミンデルのプロセス指向心理学
 3.「仕事」「友情」「結婚」が幸福の三本柱―アドラー心理学が教えてくれる「人生の基本」
第二章 自己成長の結果、はじめて到達できる「高レベルの精神的幸福」
 4.「精神的な成長をなしとげた人間」の特徴―マズローの「自己実現」論
 5.幸福は求めれば求めるほど逃げていく―フランクルの説く「幸福のパラドックス」
 6.世界はただ、このままで完璧なのだ!―ケン・ウィルバーのインテグラル心理学
第三章 どんな苦しい時でも、手放さずにすむジェンドリンのフォーカシングと「脱同一化」の知恵
 7.私はここ、苦しみはそこ―ジェンドリンのフォーカシングと「脱同一化」の知恵
 8.人生のさまざまな問題を他人や過去のせいにせず、自分自身で引き受け、「自己成長の機会」とせよ―F.パールズのゲシュタルトセラピー
 9.ただ、心を込めて、「傍らにいる」―C.R.ロジャースのカウンセリングの極意
第四章 何があってもなくても、しあわせ!「絶対幸福」の法則
 10.「私の人生」で語る「本音の幸福論」
 11.「絶対幸福」のための、人生の五大法則
おわりに


<感想>
さすが、諸富さん!
心理学の概念みたいなものがわかりやすく語られている!!
と思った。
「脱同一化」というのは、
先日NHKあさイチで見た不安解消につながるような気がした。
第四章の諸富さん自身の体験談は、
『あの世に聞いた、この世の仕組み』雲黒斎(著)
とかなり被るじゃん~(@_@)と、久しぶりにブログを見てみたら、
〝「ありがとう」を言わない国〟(2012.2.29投稿)だった。
http://blog.goo.ne.jp/namagusabose/
w(゜o゜)w オオ- シンクロニシティ感じる~~~

『子どもたちは、いま』

2012-02-28 09:08:43 | 読書

『子どもたちは、いま』トリイ・ヘイデン/斎藤学(著)

<Amazon内容紹介より>

家庭内暴力、性的虐待の被害者である6歳の少女を通じて、
児童虐待の過酷な実態を捉えたノンフィクション『シーラという子』。
その著者トリイ・ヘイデンが、1998年に来日した際に行われた5回の講演のうち、
3回分の内容を収録したものが本書である。
『「家族」はこわい』『アダルト・チルドレンと家族』などの著書を持つ精神科医、
斎藤学との対談と、聴講者からの質疑応答も併録されており、
当日の雰囲気がよりリアルに再現されている。
まず序盤では、生物学を専攻していた彼女が、
障害児教育にたずさわるようになった経緯や、
最初の「しゃべらない子」との出会い、
そして、自身が「望まれて生まれた子どもではなかった」ことなどが語られる。
いずれのエピソードも、熱血教師としての彼女の原点を垣間見るようで興味深い。
また、虐待を受けた子どもの心を癒すためのステップなど、
教育現場での実体験に基づいたアドバイスは、いずれも説得力があるものばかりだ。

さらに、いじめの問題を扱った第3部では、より実践的、具体的な提言となっていく。
いじめの被害者と加害者に共通するのは、自己評価の低さであること、
両者に対しての効果的な対処法、傍観者や教師には何ができるのか。
綿密な調査をしたうえで講演に望んだというだけに、その内容は密度が濃く、
学校関係者や親たちにとって、多くの示唆を含むものとなっている。
また、「子どもを相手にするというプロセスを楽しむ」
という信念に貫かれた彼女の著作への足がかりとしても、最適な1冊である。
(中島正敏)

情緒障害児との交流を綴り世界中を感動につつんだ作家と、
家族や虐待の問題に第一線から発言しつづる精神科医が
いじめ、教育、家庭などについて語りあった対談集。
98年のヘイデン来日講演の内容も収録する。


<感想>

数年前に図書館で借りて読んで感銘をうけたので、
買って再読しようと思った。
忘れてしまっていたり記憶違いだった箇所もあったが、
「子どもを相手にするというプロセスを楽しむ」
というところだけは鮮明に覚えていた。
いまこの瞬間を楽しんで生きるというトリイの姿勢に改めて強く共感した。

・・・本文より引用・・・

 この子どもたちがわたしに教えてくれたのは、何かをするうえで、プロセス、過程が重要だということでした。つまり、いまこの瞬間、道のりが大事なのであって、目的地が重要なのではないということです。

 子どもたちから学んだ最大のことは、これは〝不完全さの美〟ということだと思います。つまり、もろさ、弱さ、脆弱性、すなわち、人間のその不完全さこそがわたくしたちを美しくしてくれるんだと思うんです。つまりそれは陰と陽の概念のようなもので、一見相反するようだけれどひとつのことなのです。不完全さがあるからこそ我々は美しく、完全に輝くのです。人間の弱さ、人生や生命の脆さが、人と人を結びつけているのですから。

『池上彰のお金の学校』

2012-02-25 21:04:48 | 読書

知らないと損する『池上彰のお金の学校』池上彰(著)

<Amazon内容紹介より>
そもそも、お金とは何でしょう?
金利とは?株とは?保険とは?GDPとは?
あなたは説明できますか?
銀行、保険、投資、税金……。
わかりやすい解説で定評のあるあの池上彰さんが、
生きていくうえで欠かせないお金のしくみについて丁寧に解説します。
給料のシステム、円高の理由、格安のからくり、
ギャンブルの経済効果など納得の解説が満載。
わかっているようでわかっていない、お金のしくみを徹底解説。
基礎がわかれば、お金の流れがすんなりわかる。
意外と知らなかったお金の常識がわかる一冊です。

<感想>
2011年10月発売の本なので、
たとえが新しく旬の情報がわかる気がした。
経済にとことん疎い私でもちゃんと理解できる!
さすが池上さん!!と感心した。

『40歳をすぎても記憶力は伸ばせる』

2012-02-21 17:49:04 | 読書

『40歳をすぎても記憶力は伸ばせる』高田明和(著)

<Amazon 内容紹介より>
「“人の名前”がすぐ出ない!」に確実に効く本!!
「エーと、あの人、顔は分かるんだけど名前が……」
などということが多くなった人へ記憶力を確実に伸ばす脳の鍛錬法!
脳細胞は、大人になっても増やすことができる!!

<本の構成>
  まえがき
  第一章  記憶力の秘密はここまで塗りかえられた  
  第二章  ストレスによって記憶力は衰える  
  第三章  脳細胞は年をとっても増える  
  第四章  記憶力にかかわる仕組み  
  第五章  「顔」の記憶と「名前」の記憶  
  第六章  本当に記憶力がわるいのか?  
  第七章  記憶喪失って何?  
  第八章  年をとると皆アルツハイマー病になるのか
  第九章  記憶力をよくする食べ物はあるか?
  第十章  眠ることで記憶力はよくなるか?
  第十一章 記憶力をよくする生き方

<感想>
つい先日、近親者が脳の血流を上げるバイパス手術を受けた。
脳外科に出入りして患者を観察しながらいろいろな疑問を抱いたが、
本を読み終えてその答えを得たような気がした。
名前を覚えられない私は右脳の働きが強すぎるのかなぁ~。

斎藤孝本 他

2012-02-20 22:15:45 | 読書

図解『世界がわかる「地図帳」』
―眠れないほど面白い これが世の中を見る「新しいモノサシ」

<Amazon内容紹介より>
「世界一石油を消費する国」
「世界一徴兵期間の長い国」
「世界一憲法改正の多い国」…
本書では、「これまでとは違った95の視点」から世界地図を切り取ってみた。
そこに浮かび上がってきたのは、
グローバル化の流れとは違ったまるで予想外の現実だ。
中国、インドの目覚ましい躍進、地球温暖化で変動する地形など、
この1冊で、「今の世界」、「3年後の世界」、
そして「10年後の世界」がリアルに見える。



『誰も書かなかった 徳川家の謎』小泉俊一郎(著)

<Amazon内容紹介より>
世界にも類を見ない長期安定社会で、さまざまな文化が発展した江戸時代。
これもひとえに徳川幕府による長期安定政権のおかげでしょう。
本書では、教科書でも習わなければ、
時代劇でもお目にかかれない徳川幕府の舞台裏を紹介。
これを読めば、時代劇、時代小説もいちだんとおもしろくなること請け合いです。



『ストレス知らずの対話術』斎藤孝(著)

<Amazon内容紹介より>
「伝わらない」「反応がない」…
コミュニケーションの不調和は、
エネルギーの悪循環を生み、多大なストレスを引き起こす。
こうした対話上のストレスは、対話力の向上によってしか解消できない。
本書ではその上達技法として、
マッピング・コミュニケーションとこれを支える「三つの力」
(ポジショニング力、メモ力、引用力)を提案。
文脈をはずさず、お互いの脳ミソを混ぜ合わせるように
双方の経験を絡めて対話する「技」を伝授する。
初対面、世代差のある人との会話、会議…どんな状況でも通用し、
誰もが習得可能な対話術。


<感想>
斎藤孝本はこれまでに読んだ本の内容を復習しているようだった。
徳川家の謎を読みながら、天皇家存続の謎が気になってしまった。
「地図帳」は眠れないほどではなかったけれど面白かった。