『NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧』諸富祥彦(著)
<Amazon 内容紹介より>
“何か"があなたを待っている。
“誰か"があなたを待っている。
ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクル。
彼は強制収容所という過酷な状況に置かれた人間の様子を克明に記録し、
「人間とは何か」という普遍の問いにひとつの答えを見出そうとした。
人は、何に絶望し希望するか。
時として容赦なく突きつけられる
“運命"との向き合い方を探る。
姜尚中氏の特別寄稿も新たに収載!
<感想>
図書館から借りてきた3冊目の本を今朝読み終えた。
「あなたがどれほど人生に絶望しても、人生のほうがあなたに絶望することはない」
「苦悩は、それ自体が、一つの業績である」
「私たちが人生に『イエス』と言えなくても、人生は私たちに『イエス』と言ってくれる。自分のこんな人生にいったいどんな意味があるんだろう、ふさぎ込み、絶望していたとしても、人生は『イエス』と語りかけてくれる―」
「人間が人生の意味は何かと問う前に、人生のほうが人間に問いを発してきている。だから人間は、ほんとうは、生きる意味を問い求める必要などないのである。人間は、人生から問われている存在である。人間は、生きる意味を求めて問いを発するのではなくて、人生からの問いに答えなくてはならない存在なのである」
本で紹介されていたフランクルの言葉を書き留めておきたくなった。