夜叉神峠登山口~南御室小屋~薬師岳~観音岳~薬師岳~南御室小屋~夜叉神峠登山口(15時間20分/3日間)
観音岳(2840.4m)って、抜群の展望なんだ
山の楽しみって、何で山に登るのかをまたまた考えてしまった今回の山行。キツイ思いをして辿り着いた己に対する達成感と頑張った本人の自己陶酔感、そして大きいのは山からのご褒美である天候に展望。これらが揃うと本当に山に登って良かったとしみじみ感じ、言葉はいらない。
1月中旬のこの時期、厳冬期に近いタフな条件のはずだった。が、山火事跡手前まで雪もなく、稜線上の風も大人しくて寒くもない。まるで5月連休の春山合宿のような穏やかな天候。加えて、(二日目、13日について)山歴数十年のTさん云うには十年に一度くらいの好天と。確かに周りの3000m級の山々(南アルプス・八ヶ岳)や韮崎に茅野の市街までも雲一つ無い。山を始めて10年となるが、こんな快晴は初めて。
初日 夜叉神峠登山口7:40スタート
登り始めて40分、五本松
夜叉神峠からの北岳(ズーム)
夜叉神峠からの間ノ岳(ズーム)
夜叉神峠からの農鳥岳(ズーム)
夜叉神峠からすぐの登りは、3パーティーが前後しながら
火事場跡、白峰三山が望める
北岳がこんな感じに見える(ズーム)@火事場跡
間ノ岳に農鳥岳も(ズーム)@火事場跡
苺平で漸くアイゼン着
南御室小屋テン場、我々は手前に幕営
二日目 シラビソ林に囲まれたこの一帯、僅かに開けた空が明るくなって来た
登り始めて数分、木々がモルゲンロートに赤く染まっている
木漏れ日が雪にも赤い
二日目スタートから丁度50分、ガマの岩で暫しの休憩。ここからも白峰三山が見えた
今回のコース、登るたびに南アルプスの山々の景色に見とれていた。2700mを過ぎると森林限界を越え360度の展望が縦走路に続く、薬師岳の二つの尖がりと、そしてこのコース最高点の観音岳からの展望は飽きない。
砂払岳手前からの今日初めての富士山
北岳も正面にドカンと在る(ズーム)
砂払岳への登り
またまた富士山が
空気が本当に澄んでいる、正面 茅ヶ岳に 奥 金峰山、国師
薬師岳小屋からの登り
薬師岳(2780m)の広い山頂
富士をバックに薬師岳山頂のYさん
八ヶ岳と金峰山@薬師岳
左正面 観音岳に向かいトラバースのTさん
観音岳頂標(2840.4m)
静かにたたずむ3000m級の山々が並ぶ。白峰三山に甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳や八ヶ岳。そして、甲斐駒ヶ岳の後ろに並ぶ北アルプス。山の容を頭に刻むために、撮るだけでなくじっと見ていた。
正面 甲斐駒ヶ岳と右 地蔵岳オベリスク
薬師岳越しの富士山@観音岳(ズーム)
甲斐駒ヶ岳の右には北アルプスの山々。キレットの更に右には、尖がりは黒い槍ケ岳
北岳ふたたび、その左 間ノ岳に農鳥岳
観音岳までの往きは雲一つなかったが、10時を過ぎて薬師岳まで戻って来ると農鳥岳から派生の大唐松尾根の向こうには雲が浮き上がって来ている
薬師岳から富士山
三日目、モルゲンロートの間ノ岳(ズーム)
夜叉神峠から農鳥岳(ズーム)をもう一度、これで今回最後なので
夜叉神峠から間ノ岳(ズーム)
そして北岳(ズーム)@夜叉神峠
見納めです
登って良し、眺めて良しの鳳凰山だった。
メンバー:菊、河(記)、山徹、田、井(L)、山幸、會