その2:花紀行
1日目:右俣林道~槍平
2日目:槍平~槍ケ岳~双六小屋
3日目:双六小屋~鏡平~左俣林道
綺麗なあなたに騙されそうだ。ね、キヌガサさん
7月13日、火打山にて会ったばかりだが、この花見ても初めて見る花のようで何だか分からなかった。このキヌガサソウ、白~紅紫~薄緑と妖艶な変化をとげる
僕が花に興味を持つ様になったのは今から数年前。それまでは花よりも他のものに目が行っていたんだと思う。それまでのように無関心だと、花の名前は何度聞いても憶えない。
今では登山道に在るのを見付けると、この花知っているのか、会ったことあるのか、名前はなんだっけとか考えて、疲れを忘れさせてくれる。荒々しい山の姿も好きだが、疲れを癒してくれる可憐な花も山行の楽しみだ。今回、この花を見にこの山へと云う計画ではなかったが、夏のこの時期だからこそのお花畑に群落・群生に巡り会えた山行となった。
以下、出会った花の半分くらいしか記録していないが、花満載の花めぐりをどうぞ。
白出沢近くにあったオオウバユリ、ウバユリより大型で花の数も多い
樹林の中に育つ日陰の花、ゴゼンタチバナ。あまり目立たない@白出沢出合~滝谷出合
開けた草地に生える、ミヤマシシウド@槍平
ベニバナイチゴ、今回会えたのはこのひとつだけ@槍平~千丈分岐点
見映えの良いのが、ヨツバシオガマ@槍平~千丈分岐点
白い花弁の群生はチングルマ@千丈分岐点~千丈乗越
ミヤマシシウド、オタカラコウ、クルマユリの群落@千丈分岐点~千丈乗越
至る所に、ハクサンフウロ@千丈分岐点~千丈乗越
同じような花、ミヤマキンバイ・シナノキンバイに比べ大振りな、ミヤマダイコンソウ@千丈乗越~槍ケ岳
小さな、それこそ可憐な花はイワヒゲ@千丈乗越~槍ケ岳
まるでひとつのブーケ、イワベンケイ@千丈乗越~槍ケ岳
園芸種のオダマキ、高い山に登ってこそ美しい@槍の肩
群生がいくつもある、ミヤマキンポウゲ@槍ケ岳~千丈乗越
ガレ地に這うように咲く、イブキジャコウソウ@千丈乗越~左俣乗越
総称エーデルワイス、ミネウスユキソウは山に咲く花そのもの@左俣乗越~左俣岳
あまり見たことないマツムシソウとタカネナデシコ@左俣乗越~左俣岳
ミネウスユキソウがあれば近くにこの花あり@左俣乗越~左俣岳
ミヤマキンバイなどの群落@左俣岳~樅沢岳
黄と紫の対比が良い、イワギキョウとミヤマダイコンソウ@左俣岳~樅沢岳
硫黄尾根の赤褐色の荒々しい岩肌との対比に浮かぶ、コバイケイソウの群生@左俣岳~樅沢岳
これも多く見られた、ハクサンイチゲ@左俣岳~樅沢岳
8/3、紅紫のキヌガサソウ 7/13、純白のキヌガサソウ
花見平のお花畑、その先には双六岳
ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマダイコンソウなどに紛れて漸く確認できた、シナノキンバイ@花見平
トリカブト、その右には鏡平@弓折分岐~鏡平
青い空をバックに黄色が映える、クルマユリ@弓折分岐~鏡平
ニッコウキスゲも頑張っている@弓折分岐~鏡平
昨日は白いチングルマ、今日はもう花のあとの果穂@弓折分岐~鏡平