白いヤシオツツジを訪ねての山行だったが、ミツバツツジの紅紫が迎えてくれたのが嬉しい
ヤビツ峠8:30~三ノ塔10:00~新大日11:55~12:35塔ノ岳13:00~金冷シ13:15~堀山の家14:10~15:30大倉
丹沢には10回ほど足を踏み入れている。山を始めて3年目の2011年6月4日、塔ノ岳から丹沢山に向かう処で真っ盛りのシロヤシオを見てしまった。淡い白で上品で気を和ませてくれるし疲れた体に少し元気もくれ、それは貴婦人と云った趣だった。以来、もう一度会えたらと2度ほど訪れたが、遅すぎたり(’13/6/2)、早すぎたり(’19/5/19)。で今日の会山行、4ヶ月前の計画だからと言い訳ながらも貴婦人には2週間近く遅かったようだ。
ヤビツ峠から登山口までアスファルト道を40mほど下り、富士見橋を左に折れ登山道に入って行く。そこから1時間弱で二ノ塔、休憩がてら三ノ塔や白い頭を雲間から覗かせる富士山を確認する。
ヤビツ峠から登山口までの山側にあった藤、結構見ごたえあった
視界が開けて来た、二ノ塔手前の登り。ガスって見えなくなる前にと思い大山をパチリ
二ノ塔から、これから行く目の前の三ノ塔を望む
今日 漸く、少しだけ顔を出した富士山(ズームアップ)@二ノ塔
丹沢に来て見晴しに恵まれたことは少ない、晴れの天気でもだいたいガスっている。『海洋性気象の影響を受け・・霧が非常に多く発生』すると云う。三ノ塔からの目の前の富士山は雲の中だし、これから辿る表尾根の縦走路も先端部分しか見渡せない。しかし三ノ塔~烏尾山~行者ヶ岳~新大日と続くこの縦走路、山容と云い、山の険しさと云い、山としての彫りも深く海からも近いだけあって、1500mにも満たない山ながらアルプス級の感じを受ける。
少し雲が掛かっているあの先、これからの縦走路@三ノ塔
これからこの尾根を一旦150m下って、烏尾山(左のピーク)までまた80m登るんだ
下り開始
三ノ塔と烏尾山の最低部を行く、同行のAさん。あまり気が付かないが、よく見るとここも両側が切れ落ちている
雲も取れ見晴らしの良い縦走路、右手前から行者ヶ岳~新大日~塔ノ岳@烏尾山
行者ヶ岳からは2番目の鎖場、1番目と同じく渋滞
Aさん、頑張っています@2番目の鎖場
政次郎ノ頭手前のガレたルート、崩壊は確実に進んでいる
間近で見るとこんな感じ
シロヤシオはもう跡形もなく散ってしまっていたが、トウゴクミツバツツジは今が盛り
登山道を包むように咲いています
もう少し、あと10分ほどで山頂だ
山頂は200人くらいは居るんではと思われるほどの人、10回ほどの訪れで今日が一番の賑わい。断然、若い人が多いし、山にも人流が戻って来たんだ。
大勢でにぎわう、山頂
3mくらいはありそうな、山頂標
薄曇りの中、山頂から北西方面を山座同定、同角ノ頭(左)~檜洞丸(中央)~大室山(薄く)~蛭ヶ岳(右)
さて、腰痛もあり約2ヶ月ぶりの登山。リハビリと思い臨んだが、思っていた以上に脚力が落ちている。バカ尾根の下りは、特に堪える。単に久しぶりの所為か、年を経ての体力の衰えか。体は正直であり、自分で思っている以上にもう若くないってことか。トホホ
メンバー:河(L、記)、秋