アルパインクラブ モルゲンロート

本会の活動状況と情報の共有

日光 白根山(2018.6.30)

2018-07-02 11:05:06 | 会山行(2015~2022年度)

2578mは関東以北最高峰

 

 先週金曜日、のどの痛みで目が覚め翌日は熱もあり、夏風邪かなと思っての一週間。調子悪く、嫁さんに叱られながら病院に行くと、咽頭炎とのこと。鎮痛剤と抗生剤を呑んで、一時39度近くあった熱も下がっての今回山行。で、少し不安もあった。

白根山標高2578mは「関東以北の最高峰」、でも菅沼登山口からだと約840mの登りで済み、そうきつくは無さそう。スタートは6:05。

 

暫らくは平坦な歩き

 でも出発してから20分、少し急な登りに掛かると足が重い。シラビソなどの樹林帯が続き、周りの景色も楽しめない。そしてガレた登りは歩きにくい。ただ、野鳥の囀りがあるのが嬉しい。

 

これからの登り、こんな石ころだらけの状態が続く

 

 弥陀ヶ池に着くと、今日漸く白根山が目に入る。2400mを過ぎると本格的な登りになる。後ろの景色も良く、振り返りながら登って行く。燧ケ岳や今月初めに行った中ノ岳方面が見える。

 

弥陀ヶ池にて暫しの休み

 

弥陀ヶ池からの登り

 

左端には越後三山、右 燧ケ岳

 

後ろ姿のIさんと、その前はTさん

 

今年、イワカガミは御座山に中ノ岳でも出会えたが、白根山のは色も濃く大きく元気である

 

右から、弥陀ヶ池に菅沼方面

 

この先の日陰箇所がルンゼ

 

 途中イワカガミの群落を楽しんでいると、ルンゼ先の稜線上にて先方メンバーから声が上がる。沢を隔てた向こうにニホンカモシカが一頭、今年二回目のカモちゃん。少し離れた処に居るが、西黒尾根のカモちゃんと違って、毛が白い。

 

ルンゼ先を右に登り出て来た稜線上から、下方の岩峰を

 

カモちゃんです

 

コメツガザクラのようです

 

振り返って、越後三山をズームにて

 

一旦下って登り切ると、山頂です

 

 白根山は爆裂火口跡のある、三つの岩峰からなる山だ。山頂標識を確認して、少し広めの頂へ移って休憩。目の前の男体山や中禅寺湖と多くの山々がある。足尾の山はまだ地肌が出ているし、皇海山の右上には富士山も。

 

目の前の男体山に、左 五色沼、右 中禅寺湖

 

男体山と中禅寺湖をもう一つ

 

火口周辺

 

火口周辺の台地を抜けると下降開始

 

振り返って、意外とゴツゴツした山頂部を望む

 

 下りは火口跡を辿って五色沼へ。ザレたジグザグ道が続くとダケカンバの林を抜けた処に避難小屋がある。五色沼からの白根山もいい。

 

ザレ場を下って行く

 

灰色のザレ場を過ぎると、緑一面

 

五色沼畔に佇む、Iさん

 

 ズーっと下りが続いていた所為か、五色沼から弥陀ヶ池北分岐までの登りは今日一番きつく感じる。そして、菅沼登山口には1248着。

 

 さて、山行報告は以上だが

30日未明、ゴトン ガタッ と云うモノ音で眼が覚める。と、Iさんが外に出て、食器類の入った袋を持ち出している小動物(狸か?)を見つける。この狸公、びっくりして荷物を放し逃走。

次の日の1日は、湯滝・竜頭の滝に牧場や旧日光養魚場へも行き、日光の自然のダイナミックさと素晴らしさを味わったのです。日本各地にはまだ知らない景勝地や自然が一杯残っているんだろうと思いながら、奥日光を後にした今回の山旅でした。

そして今回、狸だけでなく ニホンカモシカ、二ホンジカ、鴨、乳牛、猿、魚にトトロと 色々な生き物に出会えました。

 

鴨の親子、一列に歩いていた。下山後に入った日光山温泉寺の風呂場近くの湿原にて 

 

湯滝。「晃山湯瀑記碑」には「龍頭の滝と共に五名瀑に挙げられ・・・」とある。

ザーッと云う音が全身を包む。周りの緑もいいが流れ落ち輝く水の白は、空の青と、秋だったらモミジの赤といった色をイメージさせて呉れる。

 

養殖研究所が国内初、種苗生産に成功したチョウザメ

 

キャンプ地にあった大木の洞、大人が入れる

あの洞、ひょっとしたら、おいらのお家?(光徳牧場売店横にあったトトロ、茶と黒の二匹の蝶は本物)

 

メンバー:井(L)、金、川、河(記)、田、浜、山


この記事についてブログを書く
« 越後三山 中ノ岳(2018.6.2) | トップ | 北ア 裏銀座~雲ノ平~竹村... »