花の火打山なんだ
笹ヶ峰6:35~富士見平9:10~火打山12:20~富士見平14:55~17:10笹ヶ峰
「火打山の穏やかさと妙高の険しさ―対照的な山容」を13日と14日で巡る予定であったが梅雨前線が停滞しているこの時期、二日間の連続晴れは難しい。13日は一日曇り、何とか登れそうなので予定通り12日(金)車で新所沢発したが、14日未明の雨は14日中止の判断となる。
13日、結果的にメンバー7名は高谷池組(2名)、火打山標準ペース組(3名)、火打山マイペース組(2名)と3組での山行となった。
笹ヶ峰登山口は予報通りの曇り空、そんなに暑くない。シラカバやブナの樹林帯を抜けて行くと黒沢橋ではタニウツギが待っていた。
6:35、笹ヶ峰登山口手前のキャンプ場駐車場をスタートのメンバー
シラカバ林の中、暫らくは木道が続く
黒沢橋で休憩、先ずはタニウツギが出迎えて呉れる。花の火打山の始まりだ
ここから十二曲りや尾根筋の急登を行くと、リーダー率いるトレランの子供たちがスイスイと追い抜いて行く。あの体の軽さやバネを見るとつい羨ましくなる。
登山道は整備されているが、それでも歩き辛い
えっ、これってアカヤシオ? まだ在るの?
漸く着いた富士見平、左火打山、右妙高山と別れる。(笹ヶ峰起点として、この時点では明日は右の予定だったが)今日は左へ。少し行くと黒沢岳が目に入る、その左を巻くようにネマガリダケの間を進むと開けた先が高谷池。現在、ヒュッテの後ろには建設中の鉄骨が組まれている。遠くから聞こえていたのは工事中のこの音だった。
富士見平の先、右に黒沢山が見える
オオバミゾホオズキも控えめに在る
花びらが透けてしまいそうなサンカヨウ
キヌガサソウも見事
ここ高谷池はキヌガサソウ、サンカヨウ、ハクサンコザクラ、コイワカガミなどに逢えたが、ワーッと声出の感動ものはミズバショウ。ここから天狗の庭も色んな花が在ったが一番はハクサンコザクラの群生、そして頂きが雲に隠れて全容は見えないが火打山とこれから行くルートの見映えが良い。赤茶けた鬼ガ城の荒々しい岩壁や振り返ると黒沢岳左上には妙高山が雲間から少しだけ顔を見せてくれる。踏んばって登ったマイペース組は5時間半での火打山。
2100mの山の中に建設機械と鉄骨、どうやって運んだのかな
高谷池にはミズバショウ
キヌガサソウの群生も
天狗の庭からは雲が掛かった火打山が在った
そして、ハクサンコザクラの群生
あの雲の先を、もう少しの思いで目指すメンバー。でも、これから登りが待っている
きつい登りの途中で癒して呉れたヤマオダマ
私も見てよと、ショウジョウバカマ
またまた登場、サンカヨウ群生
桜も在る、タカネサクラかな
雷鳥平ではミヤマキンポウゲが道沿いに
最後の登りで待っていたのはミヤマタンポポ
そして振り返れば、眼下の天狗の庭にその先には高谷池ヒュッテが見える、あの雲のなかには妙高山
コイワカガミもたくさん在ったがこれが今日一番
チョッと変わった姿と色のハクサンコザクラ
この火打山、晴れていれば360度の展望なのだが今は360度真っ白。でも、大勢の人たちが笑みを浮かべ満足そうに居る。初夏のこの時期、花の火打山を求めて来てるんだ。
火打山の山頂、2461.7mだって
山頂では、大勢の人が思い思いに佇んでいる
山頂直下の木道、何が良いかって? 下から吹いてくる風が涼しく爽やかで最高だったんです
下山時撮ったハクサンチドリ
高谷池まで戻って来た
山頂近くに居た蝶
この蝶は山頂に居た
そして見えにくいが、下の方には横縞のキツツキが。13日泊のキャンプ場テントそば
そして13日は笹ヶ峰キャンプ場にてテント泊、14日は9時から営業のランドマーク妙高高原のお風呂に寄って帰京。
予定が一日早まり家に帰って嫁さんをビックリさせようと玄関ドアを開け部屋に入るなり、アイロンの手を止めた嫁さん云うには「何で電話の一つも出来ないの?」って、うっこれはお冠。早く帰って喜ばそうとしたのに・・・、山気分が吹っ飛び すっかりトホホの僕。
メンバー 岡、田、川、河(L、記)、山t、片、山y