アルパインクラブ モルゲンロート

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南ア 転付峠から荒川岳、赤石岳(2016.7.29~8.2)

2016-08-02 20:47:32 | 会山行(2015~2022年度)

転付峠から二軒小屋に入り、荒川岳-赤石岳縦走を行いました。

【0日目(前夜)】 出発→登山口近く(雨のち曇り)

夜集合し、山梨県早川町へ、登山口に至る林道の入口が分かり辛く何度か行ったり来たりした後、可能性のあった場所で仮眠。

【1日目】 登山口→転付峠→二軒小屋(晴れ)

夜が明けて確認したところ、登山口の案内標識は特になく、フォッサマグナの断層露頭見学のところを入ればいけるようでした。

7時前より歩き始め転付峠入口へ、更に林道を歩き登山道へ。転付峠への登山道は桟道の崩落等により長年通行止めでしたが、先日補修が完了したそうです。補修されたとはいえ出合までの区間は、大きく高巻いたり、傾いたり手摺りが破損した桟道があったりと、歩き辛く体力を消耗する経路でした。

出合から転付峠までも急登ですが、転付峠に14時頃、二軒小屋には16時頃に到着しました。二軒小屋の自販機でビールを買って乾杯し、早々に就寝しました。

【2日目】 二軒小屋→千枚岳→荒川岳(東岳、中岳、前岳)→荒川小屋(晴れのち曇り)

早朝4時半前に二軒小屋を出発。快晴で特に暑く感じることもない快適な中、ホシガラスに出会うなどし、千枚岳へは11時半頃、丸山13時前、東岳(悪沢岳)14時前頃に到着。しだいに雲が多くなる中、北岳、甲斐駒ケ岳も少し望むことができました。15時半過ぎ中岳、16時前前岳着、このころには、時々雲に囲まれ周囲の山々が見えなくなりました。17時過ぎに荒川小屋に到着、ここでもビールを買って乾杯です。

【3日目】 荒川小屋→小赤石岳→赤石岳→椹島→二軒小屋(晴れのち曇り、雨)

日程や今後の天候を考慮した結果、この日のうちに二軒小屋まで戻るという強行軍になりました。

4時過ぎに荒川小屋を出発、大聖寺平の上で朝日を拝み、6時半過ぎに小赤石岳、7時過ぎに赤石岳に到着。快晴で眺望もよく快適でした。赤石岳を後にし、一旦谷間を下ってから尾根筋の富士見平へと出ますが、トラバースや崩れかけた桟道があり、危険な個所も散見されました。富士見平では富士山は見えず、荒川三山や赤石岳も雲に隠れがちでした。

樺段の手前で雨がパラつき始めたため、一旦は雨具をつけましたが、すぐに脱ぎ、14時過ぎに椹島に到着しました。椹島から二軒小屋へは、歩き始めてすぐに本降りの雨が始まり、長い長い林道歩きは疲労との戦いでした。何度もビバークを考えながらも何とか17時過ぎに二軒小屋へとたどり着くことができました。小屋に着くころには雨も霧雨に変わり、この日も自販機のビールで乾杯し最終日に備えました。

【4日目】 二軒小屋→転付峠→登山口→帰京(雨のち曇り、晴れ)

一度通ったとはいえ、通り辛さに変わりはなく、大変な行程でした。

まだ暗い中、二軒小屋を出発し、徐々に明るくなる中、転付峠を目指しました。

転付峠、出合までは順調でしたが、雨による増水でがあり、最初の渡渉で一苦労。後の渡渉が思いやられましたが、苦労したのはここだけでした。しかし、桟道が滑りやすいなど、往路以上に苦労し、昼前頃に登山口へと戻りました。

温泉に入り帰路につく予定でしたが、ここでも一苦労、目的にしていた温泉がお休み、西山温泉湯島の湯で4日間の山行の汗を流し帰路につきました。

以上。

メンバー: 田、會、川、浜、宮(記)


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