1.事件発生4日前に杉並署に相談→三鷹署には届かず
2.事件当日に警察に相談→犯人に警察が3回電話→他人の電話番号で、犯人には直接つながらず
3.殺害20分前に警察が被害者に℡→安否確認直後の殺害
4.10月上旬には被害者宅周辺で、加害者の姿が数回みられている。しかし対処が追い付かず。
すべての歯車がかみあわず、動き出した凶暴な車輪にあっというまに命を奪われてしまった、という印象を受けます。悲惨な事件は、三重の中三殺害事件もそうですが、あっというまに起きます。しかし実は、起こる瞬間はあっという間ですが、それまでに犯罪者は機会を狙っています。犯罪者は用意周到、容赦なく襲ってきます。犯罪者に機会をどうつくらせないか、それには、こちらも情報収集、回避、攻撃などの手法を考え準備をしておかなければならない、と思います。
改正ストーカー規制法では、警察による文書警告などに加え、公安委員会による接触禁止命令も定めています。こうした方法を取る前に自宅へ警察官を派遣したり、退避のための施設を提供したりすることもできるます。
まずは、近所の警察署に駆け込むこと。しかしそれでもうごかなければ、たとえば警視庁には、「子ども女性対策課」もありますし、警視庁のストーカー専門の窓口もあります。
http://
www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no1/9110/9110.htm
各県にも、女性子ども対策室など、女性や子供への犯罪に特化した部門はたくさんあり、じつは、多くの犯罪は、警察の努力によって防ぐことができています。しかしときどき、警察の隙や、その他要因により、このような悲惨な事件は起きてしまっています。
事件は、時間、場所、人、心の隙でおきます。まさかこんなことになるなんて、という隙間を狙ってくるのです。警察にも隙はあります。最終的には、警察に相談した後にも安心しない、事件が解決するまでは、自分で自分を守る覚悟もしなくてはいけません。警察、自分、家族、友人、隣人で共同して守り抜く覚悟が、DVやストーカー事件には求められます。厳しい事件です