NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

地域の子どもは地域で守り育てる~静岡市の取り組みがNHK静岡で紹介されました~

2012-04-22 17:44:56 | 日記
4月15日、静岡市葵区の平和1丁目子供会が、
毎年恒例の「新1年生を迎える会」を実施しました。

子ども会を中心に小学1年生から6年生まで集まり、
防犯教室と「子どものひなん所」めぐりが行われました。

この地区は、「子ども110番の家」という制度ができる前から、
地域の人々が独自で「子どものひなん所」という名称で駆け込める家をつのり、
独自にマークも作り、子ども見守り活動を10年以上もしてきました。

一生懸命子どもを見守り、育てようとしている地域です。

各地域で行われている独自の防犯活動には、学ぶべきところがたくさんあります。


(静岡県の「まちねこゼロネット」でみることができます。
http://www.bouhan.pref.shizuoka.jp/event/detail.asp?r=317&d=201204&w&pg=1 )

今回は弊所研究員も一緒にめぐり、防犯教室も地域の方々と一緒に行いました。
なお、NHK静岡でこの長年の取り組みが4月20日に紹介されました。



新しい安全安心まちづくり研究委員会

2012-04-18 15:46:36 | 日記

これからの日本の新しい安全・安心なまちづくりを考える研究委員会が
2012年4月から始まります。

研究委員のメンバーは、警察庁生活安全局生活安全企画課、
犯罪学、都市社会学、建築学等の研究者の方々です。
弊所研究員清永奈穂も委員として参加します。

より安心して暮らせる日本にするにはどうしたらよいか、
研究と実践を行っていきます。

中学一年生のための体験型安全教室

2012-04-18 13:57:40 | 日記

今週の月曜日、東村山の中学に入学したての女子生徒を対象に、
体験型安全教室を行いました。

みんながつけなければならない安全基礎体力とはどんな力のことをいうのか、
犯罪者はどのくらいから狙ってくるのか、
そして実際に、逃げたり、叫んだりするにはどうしたらよいのか?
実践と理論を組み合わせて4時間授業を行いました。

一緒に通学路もあるき、安全マップ作りもしました。

中学生になった途端に露出狂に遭ってしまった、
慣れない満員電車で痴漢に遭わないか心配、
など、不安な気持ちでいっぱいの生徒さんたちでしたが、
授業が終わるころには、お顔がきりっとひきしまり、
きっぱりと行動する勇気が少しついたような気がしました。


安全教育というと、小学校が中心ですが、中学生、
高校生にも体験型の安全教育は非常に重要です。

中学、高校となるにつれ、特に女子は危険度が増します。
三郷や、金沢、豊橋など、中学生が被害に遭う事件も後を絶ちません。
体力的にも走る力や叫ぶ力等能力が低下していきます。

やすやすと犯罪弱者になってしまわないためにも、
継続的に安全教育をしていく必要があります。

被害に遭わないだけでなく、自分以外の人の安全を考えられる人間に育てるのも、
安全教育の役割です。

これからの子ども達には、
危機に対する知恵と知識、体力、コミュニケーション力、そして大人力を備えた
大人に育ってほしいと私達はおもっています。
そのためにも、体験しながら安全を学び、
自助だけではなく共助、そして公助の力を付けていけるような
安全教育を行っていきたいと思います。







東京新聞に掲載されました。

2012-04-14 16:45:00 | 日記

新学期が始まって一週間がたちました。
新一年生の皆様は今週末は緊張と疲れと様々な刺激で疲れていませんか?

そんな時こそ、身の回りの安全に注意しなければなりません。
4月14日の東京新聞に、弊所の安全教室の様子と、
自分で自分を守る力を付けるトレーニングプログラムが掲載されました。

ご家庭で、または学校で体験してみてはいかがでしょうか?
ちょっとの勇気と、知識で子どもの安全は確かなものにすることができると思います。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2012041402000149.html

なお、弊所では、地域の子ども会,学校での出前授業、自治体等での防犯講習会等も行っています。

お問い合わせ先
ステップ総合研究所 
mail:info@ri-step.co.jp
TEL:03-3946-5203

詳しい内容に関しては、こちらをご覧ください。

 http://www.ri-step.co.jp

NHKこども手話ウィークリー

2012-04-11 11:35:29 | 日記
4月1日のNHK「こども手話ウィークリー」で
弊所の新一年生のための安全教室の様子と
子どもの犯罪被害調査結果について放送されました。

「はちみつじまん」や、かばんを落としながら走って逃げる、
いざとなったら噛みつくなど、
少しでも子ども達が怖い場面に対峙してしまった時の助けになればと思っています。
私達は特別支援学校での出前授業等も行っています。

犯罪被害にあってはならないお子さんたちのために、
何かできることはないか、と思っておりますので、
どうぞお気軽にお問い合わせください。

新学期のための子どもの安全

2012-04-01 12:41:31 | 日記
子ども達が自分で自分を守れる子に、
そして将来はみんなの安全を考えられる人になれるよう、
私達は体験型安全教育を行っています。

なぜ、体験型か、というと、私達の行った調査でその理由が見ることができます。

2007年~2008年にかけて、特別顧問清永賢二氏が日本女子大学で、
日本で初めて子ども自身に、子どもが犯罪被害に遭った時の様子を知る調査を行いました。(詳しくは子どもの安全研究活動 )。

続けて2010年~2011年にその継続的な調査として弊所が子どもの犯罪被害調査を行いました。(詳しくは犯罪からの子どもの危機調査) 。

この調査から危機状況に立たされたお子さんの行動を知ることができます。
 

たとえば 「走って逃げれた」48.4%
       「大声で叫んだ」 7.4%
       「防犯ブザーを鳴らした」3.4%
       「何もできなかった」21.4%
  (小学生・中学生における犯罪からの危機の実態調査報告書 ステップ総合研究所 2011年より)

このようにいざという時に、とっさに危機回避行動がとれず、
被害に遭ってしまったお子さんが多いことがわかります。

ところが、実は子ども自身は、いざというときには「いかのおすし」を
しなきゃいけないということはよく知っているのです。
つまり、頭と心と体が乖離してしまっている、といえます。

それをつなげるには、小さいころから体験的に安全教育を行う必要があると
私達は思います。

まずは大きなランドセルを背負って親子で通学路を歩いて見ませんか?

そして、公園などでおおきな声を出してみましょう。危機に立ち向かうためのちょっとした勇気が必要な春。親子で安全について考えてみませんか?

(「犯罪からの子どもの安全を科学する」より(ミネルヴァ書房 清永賢二監修 清永奈穂 篠原惇理 田中賢著)

先日放送されたNHK首都圏ニュースも参考にご覧ください。 http://www.nhk.or.jp/shutoken/net/report/20120323.html