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NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

三鷹ストーカー殺人事件

2013-10-11 23:45:18 | 日記
1.事件発生4日前に杉並署に相談→三鷹署には届かず
2.事件当日に警察に相談→犯人に警察が3回電話→他人の電話番号で、犯人には直接つながらず
3.殺害20分前に警察が被害者に℡→安否確認直後の殺害
4.10月上旬には被害者宅周辺で、加害者の姿が数回みられている。しかし対処が追い付かず。

 すべての歯車がかみあわず、動き出した凶暴な車輪にあっというまに命を奪われてしまった、という印象を受けます。悲惨な事件は、三重の中三殺害事件もそうですが、あっというまに起きます。しかし実は、起こる瞬間はあっという間ですが、それまでに犯罪者は機会を狙っています。犯罪者は用意周到、容赦なく襲ってきます。犯罪者に機会をどうつくらせないか、それには、こちらも情報収集、回避、攻撃などの手法を考え準備をしておかなければならない、と思います。

 改正ストーカー規制法では、警察による文書警告などに加え、公安委員会による接触禁止命令も定めています。こうした方法を取る前に自宅へ警察官を派遣したり、退避のための施設を提供したりすることもできるます。

 まずは、近所の警察署に駆け込むこと。しかしそれでもうごかなければ、たとえば警視庁には、「子ども女性対策課」もありますし、警視庁のストーカー専門の窓口もあります。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no1/9110/9110.htm
 各県にも、女性子ども対策室など、女性や子供への犯罪に特化した部門はたくさんあり、じつは、多くの犯罪は、警察の努力によって防ぐことができています。しかしときどき、警察の隙や、その他要因により、このような悲惨な事件は起きてしまっています。

 事件は、時間、場所、人、心の隙でおきます。まさかこんなことになるなんて、という隙間を狙ってくるのです。警察にも隙はあります。最終的には、警察に相談した後にも安心しない、事件が解決するまでは、自分で自分を守る覚悟もしなくてはいけません。警察、自分、家族、友人、隣人で共同して守り抜く覚悟が、DVやストーカー事件には求められます。厳しい事件です

秋の空き巣対策

2013-10-11 21:45:37 | 日記
この一週間、J-WAVE Jam The Worldが、秋の空き巣特集を組んでくださいました。秋は気持ちの良い季節です(今日の東京は真夏日でしたが(-_-;))。戸締りも甘くなりますし、ドロボウさんにとっても暑すぎず寒すぎず動きやすい季節。あらためて、鍵、窓、二階の戸締り、ベランダなど、点検してみませんか。また、個々の家の防御とあわせて、「4戸で一戸」(裏手横手を一緒に守る)で守る、という意識を持つとよいと思います。
 ドロボウさんの嫌がるマチは、子どもや女性への犯罪も減ります。隙のない街づくりは、結局、人の意識改革から。ちょっと防犯意識が高くなるだけで、街を見る目は変わってきます。
 ゆっくり、おうちの周りをお散歩してみて、一周目は右回り、二周目は左回りしてみましょう。どこかに「隙」が見つかるかもしれません。それを埋めようとするか、そのままほおっておくか。そこで、その地域の安全度は変わってきます。

http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/casefile/index.html