NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

気をつけよう、冬の不審者。

2011-11-27 19:35:29 | 日記
午後4時過ぎにはもう薄暗くなる今日このごろですね。女性やお子様の安全には、より注意が必要な時期になりました。
冬になると、どうしても早く暗くなるので、前方が見えにくい=前から来る人が男性か女性かわからない、
また足早に歩く人が多くなるので、いそいで歩いているのか、それとも自分を狙って近づいてくるのかわかりにくくなります。

そこで、簡単な不審者の見分け方をここで提案します。
子どもたちが怪しい人を見分けることが子どもの安全には大事なことです。
しかし、どんな人が怪しい人なのか、わかっている子どもは少ないのが現状です。
かえって、知らない人はどんな人でも怪しい、また外国人、少し見かけの違う人など、
自分と違う人を怪しむ傾向があることも、私達の調査でわかってきました。それは非常に悲しいことです。
そこで、犯罪者の行動分析の結果、怪しい人を見分ける合言葉をつくりました。それが
「はちみつじまん」(©子どもの安全教育グループACE)です。
しかし、「はちみつじまん」を覚える前に、子どもにまず覚えて感じてもらいたいのは、
「まわりには温かい見守りがたくさんある」ということ。変な人を覚える前に、いい人が周りにたくさんいて、
自分のことを大事に思っている、ということを小さいころにたくさん感じてもらいたいと思っています

文京区内幼稚園での体験型安全教室

2011-11-13 20:39:10 | 日記
昨日、文京区内幼稚園にて、安全教室を行いました。
今回は、私達の秘密兵器、強力なキャラクターである「がってんママ」が登場し、
防犯先生とともに子ども達と保護者の皆さんに自分で自分を守る方法を教えました。

子ども達はパネルシアターとがってんママのお話しで大盛り上がり!
その後、親子で体を動かしながらの講座を行いました。

幼稚園のうちは、まず、親子でスキンシップをすることから安全を学んでいただきたいとおもい、なるべく親子で行うプログラムを取り入れています。

すると、子ども達も安心して、落ち着いてお話も聞いてくれます。

「大事に大事に守られている」と思う力が、危機に立ち向かう力になると信じて
プログラムを作っていますが、体験された方々からの色々なご意見も伺い、色々とアレンジしたり改良していっています。

これからも、参加者の皆さんとご一緒に、
子ども達を安全に育てる力、培っていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

昨日ご参加いただいた幼稚園の保護者の方々、園長先生、副園長先生等の皆様、
ご協力いただき、本当にありがとうございました。

山ガールのための安全安心心得

2011-11-09 14:35:48 | 日記
こんにちは、ACEの清永です。

なぜ山に登るか。そこに山があるからだ、
といったのはヒマラヤ初登頂を成し遂げたヒラリーでした。

ヒラリーのように高尚な言葉を呟かなくとも、
身近な山に登る多くの人の目的は、騒音が途絶え、
空気が凛と張り詰めた山道を、苦しくとも自分の足で一歩ずつ踏みしめながら
登頂して行く苦行と、それを乗り終え山頂に到達したときの達成感、
そして視界が一気に開け胸広がる爽快感を得ることにあるのではないでしょうか。

さらにもう一つ加えるなら現在では貴重となった
「一人だけの時間と空間と思いに耽ることを得ること」
「空っぽの自分になること」ができることも是非付け加えねばなりません。


こうした山歩きにも、しかし、現実世界の俗臭が押し寄せてきています。
幼い子どもが白昼襲われる事件が日常化しているように、
山でも「女性を被害者とする兇悪な性的問題の発生」が漏れ聞くようになってきています。
悲しいことです。

山で擦れ違う誰にでも「お疲れさま」「頂上はどうでした?」
と快い会話を交わすことが喜びであり、苦しさを乗り越える励ましでもありました。

男性と女性が狭い山道を擦れ違うだけでなく、
声を交わすことにもタメライを持つようなことになったら
どれほど山登りの楽しみが損なわれてしまうことでしょう。

この問題は、山に関わる人、これから山道を辿りたいと思っている人、
全員の問題です。

山に入る人は恥ずかしいことをする人、と見られたらどんなに悲しいことでしょう。

絶対に許せません。みんなで「許せない!」と叫びましょう。

世界の山仲間から笑われます。

<安全を保つための基礎知識>

 箇条書きにしてみましょう。

①自分だけは安全だ、と思いこまないこと。
いまや犯罪の世界には「ここは絶対、大丈夫」という聖域はありません。
山もそうです。今までも山でドロボウに遭った、という人に会いました。
これからはそれ以上の注意が、特に女性には必要です。

②悲しいことですが、なるべく単独行(一人で行動)は避けること。
単独行が山登りの醍醐味であることは、皆さんと同様、
登山を重ねてきた私も良く分かります。
しかし時代がこういう注意を求めるようになったのです。

③最後は自分で自分を守るしかないのだ、ということを噛みしめておくこと。
 原則は「自衛」です。困ったときはいつでも誰かが助けてくれるだろう、
ということは山では通用しません。
まず何が起きても自分の身は自分で守る努力を最大限せねばなりません。
それが山に登る一つの意味でもあるのです。

④防犯ブザー、携帯電話、そして辛子スプレーまたは催涙スプレーは
登山地図と同じように必携の常備品であること。
 特に辛子スプレーまたは催涙スプレーは、
小型で場所を取らずそして安価な物が購入でき山での最高の自衛手段はといえます。

 1本購入しておけば、かなりの期間保持が効きます。購入は防犯グッズを手広く扱う店で可能です。

いざという時に極めて大きな防禦効果を持つという意味では、
防犯ブザー以上の撃退効果があります。
防犯ブザーは山小屋内では有効ですが、登山道では駆けつけてくれる人が少なく、
撃退効果はほとんど期待できません。

ただテントなどで寝るとき、テントの入口などに幅広く、
防犯ブザーに釣り糸(最終的には細くて強い紐なら何でもよい)を
つけて張っておくと、不審者がその領域に入って足が引っかかり
ブザーが鳴る、等の簡単センサーとして使えます。

もし使い方が分からない人は(株)ステップ総合研究所に相談して下さい)。

スタンガンもありますが、
これは危険性が高く日常持ち馴れない人にはお勧めできません。

⑤本当に最後の最後の時、もし、可能であったなら、
相手の●●●●を両手で持ち(不潔なところではありません。
詳しくは女性のみ先ほどの研究所で聞いて下さい)、
●の●●●●●●●●●して下さい。

これは、大の男性でも一瞬にして転倒し、
気を失うほどの衝撃を確実に相手に与えます。
たとえば●●する振りをして●●を●して相手の●●●●●●●を●●●すのです。

力のない握力の低い女性でも、何の武器も必要なく、
この方法は一撃で相手を倒します。
ただしこれもスタンガンと同様あるいはそれ以上に非常に危険なので、
最後の最後の手段です。普段絶対に用いないこと。
(株)ステップ総合研究所ではあなたのお名前などを聞く場合があります。

<山小屋での安全を保つための基礎知識>
①どうしても雑魚寝になる場合は、壁の横、女性の横等に位置取りをすること。

②親しい人でも甘えすぎないこと。
 女性であることを意識し甘えすぎることは禁物です。
山では最終的には男性も女性もありません。
これは自分には無理と思えばそこに踏みとどまるのも勇気です。
 甘え過ぎの向こうには罰があります。

③我を忘れるほどの過度の飲酒は御法度。
 登山も終わりになってきたら、あるいは親しくなった人との
飲酒を入れてのパーテイも度を過ぎないこと。
一時的な触れあいは、時として匿名であることの気安さから
度を過ぎたお付き合いに発展します。適度であることが大切です。

④戸外に出るときは友人と。
 夜間の空を見る、手洗いを使いに出る等の時は
「一人」で出なく極力友人と行きましょう。

<続きは次回へ 2011.11.6 文責:㈱ステップ総合研究所調査部長清永奈穂>




 

東日本大震災と子どもの安全調査

2011-11-01 16:28:48 | 日記
ステップ総合研究所では、地震直後の現地調査で先生方に子どもの動揺の有無を聴きました。
今回NO2.の調査では、子ども達のインタビューやその他の調査を通し、
その時どうした、その後どうした、今どうなのか、の調査を行います。
地震直下はもとより、地震から8ヶ月ほどの時間経過のポイントが本当に心も体もきつくなっていると思います。
日本海中部地震の子どもがそうでした。
多くの人が支援の手を差し伸べているものと思います。
誇張なき子どもの声を聴きたいと思います。