NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

新宿区内、横浜市内での講演

2012-06-28 22:29:21 | 日記
先週から今週にかけて、
新宿区内小学校での体験型安全教室、
横浜市内中学校での講演会を行いました。

新宿区内小学校では、学年別体験型安全教室、
また横浜市内の中学校の学校地域連絡協議会での講演会講師を務めました。

新宿区では、1年生と2年生が、安全基礎体力のうちのコミュニケーション力、
体力、危機への知恵知識の部分の強化をおこないました。

また、横浜市内では、学校・地域・家庭で中学生に
どのような安全教育が必要なのか討議を含めて講演を行いました。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

また授業でお会いする日を楽しみにしております。

テレビ朝日系列「スーパーJチャンネル」マンションの防犯

2012-06-28 22:24:25 | 日記
マンションで女性が狙われる被害が相次いでいます。
28日のテレビ朝日系列のニュース「スーパーJチャンネル」で、
マンションで女性が気を付けなければならないことなどについて、
弊所代表清永奈穂がコメントいたしました。

基本的な鍵かけから、エントランスに入る時、
エレベーターに乗る時に注意しなければならない事項など、
実際にマンションでロケを行い、アナウンサーの方と一緒に実践し確認いたしました。

子どもだけでなく、女性も、そして高齢の方も犯罪の被害に遭わないよう、
確かな知識を持ち、犯罪予防をする必要性があります。

悲しい被害者が増えないよう、なにかできることはないか、考えています。
防犯に関して疑問、質問ございましたら、どうぞいつでもご連絡ください。




新宿区での体験型安全教室から学んだこと。

2012-06-26 09:36:22 | 日記
先週水曜日、新宿区内の大久保にある小学校で体験型安全教室を行いました。

1年生一時間、2年生一時間行ったのですが、
驚いたのは、コミュニケーション能力の高さでした。

事前に校長先生からは「本校の児童は多国籍で、日本語が少し苦手な子もいるので、騒がしくなるかもしれません」
とのことでしたが、そんなことは全くなく、
授業に集中する姿はとてもかわいらしいものでした。

暑い中、ランドセルを背負って集まってくれた子ども達に、
不審者の見分け方、
きっぱりと断るロールプレイング、
大声、
走る、
噛みつく、

など教えましたが、どのお子さんも汗だくで、取り組んでくれました。

他校と比べて特に目を見張ったのは、きっぱりと断るロールプレイング練習でした。

この部分はどこの学校の子どもにとっても難関で
練習と言えど、誘い文句に対して、きっぱりと、しかも礼儀正しく、
勇気を持って大人に対応できるお子さんは少ないのです。

もじもじするのは当然で、
あとは、妙に乱暴になったり、
とにかくどうすればよいかわからず、
パニックになってしまう事が多いのです。

しかし、この学校では、

きっちり「行きません」と言った後、
「さようならー」といって一目散にお家に走る、

「それは結構です」といって、さっさと立ち去る、

「お母さんのお友達ではないと思いますので、
さようなら。」といって走って逃げる、

といったことができました。

1,2年生のあまりの完璧ぶりに、本当にびっくりしたのですが、
これはなぜだろう、と後から考えてみました。

そして思ったのは、このコミュニケーション能力は、
決して安全教室だけで培われたものではなく、
普段の国語教育や、その他授業での受け答えと繋がっているのではないか、ということです。

多国籍ということで、おそらく、普通以上に丁寧に日本語を教え、
きちんとコミュニケーションをとるコツを教えているからではないか、と
勝手な推察ですが、思いました。

安全教育は、決してそこだけで切り離すものではなく、
他教科や日常と繋がっている、ということを改めて実感した次第です。

他にも、繋がりは発見したのですが、長くなるのでそれはまた後日。

親子で体験~データでわかる安全教室~

2012-06-19 10:19:35 | 日記


文京アカデミー主催子どもアカデミア講座で
弊所子どもの安全教育グループACEが体験型安全教室を行います。


子どもが自分で自分を守り、危機を乗り越えるためにはどの様に行動すればよいか、
犯罪データから考えられたプログラムを親子で体験し
「安全基礎体力」を身につけることを目的として行います。

科学的根拠を基に創られた体験型の安全教育プログラム、体験してみませんか?

日時:7月23日(月) 10時~12時
対象:小学1年生から3年生までの親子 15組
参加費:500円
お申し込みは、文京アカデミーまで。http://www.b-academy.jp/lecture/index_j.html?categ_lecture=2 
応募締め切りは6月25日です。まだ若干募集中です。

東京都子供見守りボランティアリーダー育成講座から

2012-06-18 17:01:27 | 日記
先日の、「東京都子供見守りボランティアリーダー育成講座」では、
川崎などの事件分析から、犯罪者が狙いやすい場所はどこか、
犯罪者の好む子どもはどんな子どもか、
では、どうすれば犯罪を防げるのか、
ということについて、お話ししました。

すでにボランティア活動をしている方々なので、
知識が豊富、経験も豊富な方々にお話しし、納得していただくには
なにか革新的なことも入れなければなりません。

そこで、石川県の金沢で行われている地域の方々の教育や、
静岡、愛知の取り組みなどもご紹介し、
見守りパトロールから、教育の時代へ、
つまり、
地域で地域の子どもを育てること、危機を通して大人にする、
それがこれからの地域のリーダーの役目ではないでしょうか、
とご提案しました。

(先日の石川県でもそのようなお話をしました。がしかし石川ではもう既にこのような動きは私が言うまでもなく始まっています。)

こういう地域ボランティアリーダーの方々が、一年に一度、または2年に一度でよいので、集い、アイデアを交換し、励まし合える、楽しい会ができたらいいなと思っています。

(実はかつてそのような学会を創ったのですが、
それもいつの間にか、違う目的のものになってしまいました。)

将来は、イギリスをはじめとする各国の子供見守りボランティアが集う学会なども必要だと思っています。

ボランティアは、誰でもできると言いますが、でも実は、
続けていくためには、見えない努力が必要で、
どんなに頑張っている人でも、心が折れそうになったり、
くじけたりするものです。特にリーダーは、、。

これからは横のつながりをもっと強化し、遠くで頑張っている人がいる、
と思うだけで、力がわいてくるような、そういうつながりを創りたいと思っています。



葛飾区、港区での体験型セーフティ教室出前授業

2012-06-18 16:26:13 | 日記
弊所は毎週東京都内をはじめとする各地でセーフティ教室の出前授業をしています。

先週、先々週は、葛飾区内と港区内の小学校でセーフティ教室を行ってまいりました。

葛飾区の小学校と、港区の小学校では立地条件、歴史、子どもの人数、環境など、異なる部分も多く、内容や設定も変えて行いました。

葛飾区は1年生から3年生までで300人、
港区では同じく1~3年生でも90人、
人数が違うので方法も変えました。

子どもたちの反応も、当たり前ですが異なります。
一回一回が私達にとってもよい勉強になります。

受講して下さった児童、保護者の皆様、ご協力いただいた先生方、
ありがとうございました。

今週は、新宿区、来週は八王子で行います。

愛知県教育委員会での講演会について

2012-06-18 14:26:08 | 日記
愛知県教育委員会で 防犯教室指導者講習会を実施しました。
以下のような評価を受けました。愛知の先生方、本当に有難うございました。

今後も勉強を重ね、先生方と未来の日本を背負う子どもを
しっかり見守り育て行きたいと気を新たにしております。
つたない者でございますが、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしく御願いいたします。


以下、愛知県教育委員会の評価。

 5月に2回に渡って行われました防犯教室指導者講習会の評価は
以下のようでございます。

 アンケートの結果を見ますと、講演に対して、
「大いに参考になった」という方が58.6%、
「参考になった」という方が38.7%でございました。

以下、参観者の感想のうち、主なものを列記させていただきます。

・ありがとうございました。「安全基礎体力」という概念については、初めて聞くことばでしたので、興味深く聞くことができました。パワーポイントのスライドには、「差別教育」「人間不信」の部分がありましたが、この点について、もっとお聞きしたかったと思います。近くに障害者の施設がありますが、子どもたちが勝手に騒ぎ立てることもあり、失礼な態度をとることがあるので。また、犯罪者が生まれないような教育に結びつくとよいと思いました。

・とても勉強になりました。本校の安全教育や不審者対応訓練が実践的でなかったことが分かりました。是非取り入れていきたいと思いました。
・これまで安全教育とされてきたことは対処的対応であり、これからは聞き、安全を通して大人を育てる安全教育の時代であるという清永奈穂氏の話が心に残りました。

・初めて、校内の安全担当になり、分からないことばかりだったので、この講習はとても参考になりました。20m先から犯罪者が相手を認識しているなど、犯罪者からの視点で見る必要性を感じました。

・巻き尺を使って20m走って逃げる訓練は、本校でもやってみようと思いました。ロケットダッシュ練習、大声練習なども必要なことだと再認識しました。

 上記の感想からイギリスの教育を範とした安全教育の深い理念、事実とデータをもとにした具体的かつ説得力のある指導方法等は、心に強く印象づけられたことがわかります。今回の講習は、今後、多くの学校の安全教育で生かされていくことと思います。ありがとうございました。

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愛知県教育委員会健康学習課

(本当に勉強になりました。愛知の先生方に心より感謝申し上げます。清永奈穂)

港区内小学校での安全教室と、東京都子供見守りボランティアリーダー育成講座

2012-06-16 05:15:28 | 日記
 本日午前中は港区立麻布小学校での安全教室、
午後は東京都子供見守りボランティアリーダー育成講座があります。
 
 麻布小学校は六本木一丁目という都内でも特殊な場所にある小学校ですが、歴史は古く創立135周年。全校生徒は180人余りです。子どもや保護者の方の不安が少しでも減少するような授業にしたいと思います。

 午後の東京都子供見守りボランティアリーダー育成講座は、一昨年より始まった青少年治安対策本部主催の講座で5期目。すでにボランティア活動している方々が、よりプロフェッショナルに、そして地域の子供見守りリーダーになるための講座です。私達は、不審者とはだれだ?狙われやすい子どもとはどういう子か?についてお話しします。
 
 また終わり次第ご報告します。
 

小四教育技術(小学館)の7.8月号特集「いざという時のための体験型「安全教育」」掲載

2012-06-14 22:58:00 | 日記
小4教育技術(小学館)の7・8月号の特集「楽しい夏休みは安全な夏休み」の

「いざというときのための体験型「安全教育」」

に、弊所子どもの安全教育グループACE代表清永奈穂の原稿が掲載されています。

なぜ今「安全教育」が必要なのか、
犯罪者が語る「狙われやすい子ども」とは、
安全基礎体力を身につけよう、
危ない時に使える子どもの三大武器、
などについて書かれています。

体験型の安全教育を学校で行う際の授業の方法、また指導法などのヒントになれば幸いです。

大塚児童館主催「新一年生のための110番の家めぐり」

2012-06-09 15:43:42 | 日記

6月6日の水曜日、大塚児童館、NPO法人とらいあんぐるさんと、ACEで
毎年恒例「新一年生のための子ども110番めぐり」を行いました。

まず、児童館で、新一年生~3年生まで集まりちょっとした体験型安全教室を開催。
1.「いきません」といって110番の家に駆け込み、伝える練習と、
2.大きな声合戦を1年生対2,3年で行い、
3.最後にジタバタを行いました。

もちろん、どんな人に注意したらよいか「はちみつじまん」の合言葉も覚えました。

1,2年生は身振り手振りを付けて大きな声でSOSを伝えることができました。
3年生は、ちょっと恥ずかしいからか、
手を振る子は少なかったけれど、
でも、いざというときにはできるような気がします。

そのあと、新一年生が大塚5丁目と6丁目にわかれて110番の家探し。
探すだけではなく、御挨拶もし
「いつもありがとうございます」のお手紙とプレゼントを渡しました。

大きな声で、お顔をしっかり見て「こんにちは、よろしくお願いします」
と子どもたちが言うと、110番の家の方々も
「いつでもきてね」「しっかり挨拶できて偉いなー」
などと温かい言葉をかけて下さいました。

実はこのやりとりが、このイベントの、一番の目的です。

挨拶しましょう、と色々なところで言われるけれど、
それだけでは子どもたちは挨拶はできません。

一緒にみんなで挨拶する事からはじめることで、ちょっと恥ずかしさを克服、
そしてそんな自分が挨拶した人に認められて褒められて満足、
この体験を繰り返すことで、一人のときでも挨拶できる子になると思います。


ちなみに、渡したプレゼントは児童館の手造りの万華鏡です。
(私もいただきました。三角形で、普通の万華鏡とはちょっと違う珍しいものです、。伊藤先生ありがとうございます)

帰ってきてから子供たちの感想は
「楽しかった!]
「また行きたい!」
「普段と違うところを使っている気がした」(頭のなかの使う部分が普段と違ったそうです)
「なんだか気持よかった!」(ご挨拶してすっきりしたようです)


通りすがりの上級生が「あ、一年生の110番めぐり??がんばれよー」
と声をかけてくれたり(彼も一年生の時に体験していた)、
近所の人が「ああ、110番めぐりですね?」と話しかけてきてくれたり、
少しずつ地域で定着してきていることを感じました。



地域で連携を組みながら、ずっと続けていけたらと思っています。