NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

Ryugasaki Crime scene(Yue Mien)

2013-07-30 09:23:18 | 日記
弊所にインターンシップで来ているハーバード大学のユエさんが描いた事件現場のレポートです。日本とアメリカでは、犯罪の質も量も違いますが、日本の街を歩きながら、色んな事に気づき感じていいるようです。どうぞ、読んでみてください。

We visited the crime scene in Ryugasaki of Ibaraki on July 15th around 1pm. A 10-year-old girl living nearby was beaten by an unknown man on July 14th ~4pm to an unconscious state. After the incident, the suspect rode his bike to a nearby bowling alley and went into a bathroom stall briefly before he was arrested. The crime scene and its surroundings are relatively open, and the temperature at the time might have reached ~36 degrees Celsius. The path on which the victim was hurt was separated from the highway on one side by a ~1-meter-high grass field, and separated from the biking lane on the other side by a metal fence. However, the exact spot at which the incident occurred was where there was no metal fence, and bikers can easily access the pedestrian pathway. It leaves the victim vulnerable and easy to attack. The grass field also effectively shields the scene from vehicles passing on the highway. Although the residence area (~50 meters away) and a karaoke studio (~50 meters away in the opposite direction) are not far away, there are only a few residents passing by the area during the time of observation.
The residence area contains a total of roughly 5 houses accessible from the path leading to the crime scene. In the order of encounter from the main road, the first house appears quite simple and unfurnished, has two barking dogs, has an outer wall with graffiti, and has windows that can view the main road. The opposite house is also by the main road and appears better built. The 3rd, 4th, and 5th houses all appear uninhabited (with fences or blocked off) with poor maintenance of surrounding plants and tools, but there are more than 5 cars parked in an empty lot. The area would make a 10-year-old child vulnerable to vicious behaviors, since there are few or none neighbors who can watch over the child, and many tall fields and trees, concrete walls, or houses a suspicious person can hide behind easily.
Overall, there are relatively few shady areas around the scene, but many places one can approach the victim without being noticed in advance. From a child’s perspective, the view is almost completely shielded by the grass fields and partially shielded by the fences and the height difference of the paths. There are litters and empty cans around the scene. Two main things I’ve learned from the observation are: viewing the scene from the victim’s (child’s) perspective can be very valuable, and bad maintenance of the neighborhood and a lack of interpersonal interaction can make an area dangerous.
7月15日午後1時前後に、その前の日の午後に茨城県龍ヶ崎の10歳の女の子が殴られ、意識不明の状況になったという事件現場を歩きました。36度ぐらいの熱さで、殴った現場は歩行者の道で、片一方が国道と1メートルの高さぐらいの草場が離れていて、もう一方も1メートぐらいの金属柵を区切られています。しかし、犯罪現場はちょうど草も柵も区切られていない、どの方面からも近づけるところで、被害者当時は傷つけられやすい状態になっていたじゃないでしょうか。草場も、子どもと同じぐらいの高さで、国道の車から見ると現場の状況はまったく分からないと思います。その近く(50メートルぐらい)カラオケ場と住宅もありますが、現場観察していた間に、その場の前に通った人は若干名しか見られなたっかです。
住宅区で建物は五軒ぐらいありますが。外から入ると一番近い建物は、落書き、高い草と吠えている犬があります。道路を見える窓もありますが、人の姿をぜんぜん見られなかったです。他の家も、荒れている状態で、周りの環境はあまり整えていないみたいです。その住宅に住んでいる子どもにとっては、危ない環境だと思います。人目はまったくいないの上、駐車場、家の外の壁、高い草、植物が茂っているところが多くて、不審者にとっては隠しやすい場所ではないでしょうか。
全体的に見ると、犯罪現場の周りに、陰があるところは少ないですが、子どもの視点から見えない場所が多いと思います。草は子どもと同じ高さで、自転車の道と区切られているところの段差と柵も自転車の道から来る人の様子を隠れています。落書きと地面に落ちたごみもあります。龍ヶ崎から習った点は二つがあります:一つは自分の視点だけではなく、被害者(この場合は子ども)の視点からも現場をよく見ること、二つは整えていない、人が少ない場所は危ないところであることです。

7月25日(木)のつぶやき

2013-07-26 03:14:15 | 日記

イギリスの市民化教育に学ぶ

2013-07-25 08:06:38 | 日記
今回の選挙の投票率の低さは、やはり教育がいかに大切かを表していると思います。
1990年代後半のイギリスでは、投票率の低下、子どもたちの将来への失望感、犯罪の増加などの状況を鑑み、「Citizenship Education]という教科が立ち上げられました。日本語で言うと「市民化教育」。子どもを大人=市民に育て上げよう、という科目です。

社会は、自分と他者が協力し合い、よりよいものにしていくことができる、また社会活動に積極的に参加することは、市民としての義務であり権利である、ということを3歳から学ぶカリキュラムがあり、もう14年学校教育の現場で実行されています。

市民化教育には、環境、人権、差別、法律、政治、そして安全教育が含まれています。安全を学ぶということは、自分を守ることのみならず、社会も安全にする人になることなんだ、だから市民化教育なのだ、ということなのです。

私は、日本でも、このような「市民化教育」が実施されなければ、能動的に社会にかかわっていこうという子どもが育っていかないと思います。他人がどうにかやってくれる、何となく生きていく、という大人に育ててしまうのではなく、自分がここに住み続けるために何ができるか、と考えて実行できる大人に育ってほしい、と思います。ロイヤルベビーに沸いている英国では、実はこんな教育が行われているのです。

7月23日 「親子でサバイバル」開催されました。

2013-07-25 07:17:59 | 日記
7月23日、文京シビックセンターで、「親子でサバイバル」講座を開催しました。実験のデータをもとに創られた防災・防犯プログラムを親子で実体験していただく催しでした。

今回は、地震が半分、犯罪が半分で、みっちり2時間、親子で体験していただけました。
汗だくで子どもを追いかけてくださったお母様、
本も読んでいたけれど、体験することは情報量がまるで違う、と感想を送ってくださったお父様、
本当にありがとうございます。随時写真はアップいたします。

次回7月29日に、文京区教育の森スポーツセンター柔道場(!)でサバイバル講座が行われます。まだ定員に空きがございますので、10時から1時間ほどお時間のある方、どうぞふるってご参加ください。子どもだけの参加でも結構です。お待ちしています。

7月22日(月)のつぶやき

2013-07-23 03:18:31 | 日記

安全学習ノートの外国語版完成です。

2013-07-22 14:39:58 | 日記
外国から来日した方、そのお子さん向けの母国語「安全学習ノート」を作成しています
弊所では、日本の国際化、具体的には留学生や観光やビジネスの活発化にともなう外国の方々、また日本語が十分使用できない子どもの増加にともない、それらの方々、その子どもの日本における犯罪遭遇危機を事前に回避するための「学習ノート」をその国の母国語で作成しました。今後特にアジア諸国の言葉を中心に作製しています。今後更に追加する予定です。
まだ日本語を含め5カ国の「学習ノート」ですが、今後さらに国数を増やして行きたいと思います。言語は、現在、日本語、英語、中国語、韓国語、インドネシア語、タガログ語です。入手希望の方は、当研究所に電話、メールでおたずねください。実費で頒布します。
このノートの作製に際しては、アメリカ・ハーバード大学から弊所で研修のため来日している「ミュウさん」(同大3年。)非常に優秀)が中心になってやってくださいました。また、文部科学省の留学生センターの学生さん達の協力も得られました。

オレオレ詐欺(母さん助けて詐欺)の研究を始めました。

2013-07-22 14:39:20 | 日記

「オレオレ詐欺(母さん助けて詐欺)」の研究を始めました
2015年までの時間を掛けて上記詐欺事件の研究を受託し始めることとしました。驚いたことに「詐欺被害者のケース研究」の組織的検討は被害者のプライバシー保護等の情報入手が難しく、ほとんどなされていないことが分かりました。この問題をクリアーして研究を進めたいと思い