NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

大地震に備えた子どもの安全学習ノート完成しました。

2012-08-30 11:19:55 | 日記
大地震に備えた子どもの安全学習ノート「その時どうする」のプロトタイプ(中学生向き原型)がようやく完成しました。
大地震に備えた子どもの安全学習ノート「その時どうする」のプロトタイプ(中学生向き原型)がようやく完成しました。

3年掛かりました。

 今までの大地震に備えた学習ノートを見ると、そのほとんどが助かった後にどうするか、あるいは助かるために机の下にもぐれ、などのノートが多かったと思います。

しかし問題は「大地震が来た」その時どういうことが起こり、どう寸時に対応せねばならないかの「その時どうする」の行動原理です。命を失って「その後どうする」もありません。過去の地震では最長5分6秒の行動が問われています。

私たちは1年以上をかけて教室の中や自分の個室で大地震の時どういうことが起こり、どう行動したかを調査しました。

実際に教室の中で子どもが大地震に遭い「逃げまどった」例は、今回の東日本大地震を含め、3例しかないのではないか、それも津波だけではではなく内陸でも海辺でも逃げまどった、そして子ども達の命が無惨にも奪われていったという例は1950年以降、3例しかないのではないか、という事が分かってきました。さらにその内の1例に関しては、そのときの子どもがどうしたかの貴重な記録が入手されました。

こうしたデータを元にわが国を代表する地震学の専門家及び学校教師やNPO代表にご協力を戴き、「その時どうなる」の調査を致しました。
その結果驚くような答えが得られました。

最終的に長岡造形大学名誉教授の平井邦彦先生(地震学:都市工学専門)を監修者として「その時どうする」という学習ノートのプロトタイプ(原型)がようやく完成しました。

現在実際にそのノートの有用性検証段階に入り、9月までに子どもが読みやすいように、私たちACEの研究員でグラフイック専門家が調整し、10月から皆様のお目に届けることとなります。

ともかく子どもの命です。いい加減なお話を寄せ集め、それらしくお話しするだけでは意味がありません。実際に有用な知恵を子どもに体得させねばなりません。私たち「ACE・グループ」は、その重い責任を果たします。

これでようやく「犯罪からの安全(キッズデザイン賞受賞」と「地震からの安全」の安全シリーズが備わります。

「犯罪者はどこに目を付けているか」新潮社から9月14日発売

2012-08-21 09:08:35 | 日記

弊所特別顧問清永賢二と代表の清永奈穂著による、
「犯罪者はどこに目をつけているか」
が、新潮社より9月14日に発売されます。

犯罪者の手口、犯罪者の好む場所、好む物、人、などをはじめ、
犯罪者の行動分析から、これからの防犯まちづくりについて考えています。

防犯まちづくりは、防災まちづくりにもつながります。

安心して暮らせる街をどうつくっていけばよいか、それは私たち一人一人が考えなければならないことです。そのためのヒントがちりばめられていると思います。

ぜひお手に取っていただきたいと思っています。


清永奈穂

栃木県安全で安心な地域交流会第二回

2012-08-16 19:47:55 | 日記
8月8日栃木県主催地域安全で安心な地域交流会の第二回が鹿沼で行われ、
弊所の篠原惇理部長が講師として子どもの安全確保についてお話ししました。

当日は、ワークショップも行われ、
グループに分かれた受講生の方々が、
地域で子どもに安全基礎体力をつけるにはどうしたらよいかを考え
発表していただきました。

お化け屋敷や、移動式安全教室など
大変面白いアイデアがたくさん生み出されました。

第三回目も8月24日に行われます。
如実に地域で地域の子どもを育てる実践が進んでいる栃木県です。

文京ケーブルテレビ「子どもを犯罪から守る」に出演

2012-08-16 19:43:44 | 日記
7月9日より放送の文京ケーブルテレビ「くらしの情報室 子どもを犯罪から守る」に、
弊所代表取締役所長清永奈穂が出演しました。

保護者の方や地域の方々に知っていてほしい
危険な場所の見分け方、不審者とは?、
地域で子どもを守るにはどうしたらよいかなど、お話ししました。

危ない場所を見分ける合言葉「ひまわり」や
「はちみつじまん」なども紹介していただきました。

トレーニングプログラムも合わせて地域での子育てに役立てていただければと思っています。

春日井安全アカデミー、今年も開講しました。

2012-08-06 17:01:12 | 日記
今年も春日井市安全アカデミーが7月28日に開講し、弊所特別顧問清永賢二が開講式のご挨拶と、地域安全に関する講義を行いました。弊所代表取締役所長清永奈穂も講義に参加しました。

春日井安全アカデミーは全国に先駆けて、学び考え行動する市民のための安全アカデミーとして開講し、長年優秀な「ボニタ―」を輩出しています。

「ボニタ―」とは「防災や防犯といった地域の安全について自発的に行動し、社会貢献活動(ボランティア)ができ、また、行政などの機関に対して、地域の安全・安心について必要な提言を行うこと(モニター)ができる市民」(春日井市市民安全課HPより)という意味です。

春日井のような事業は今でこそ各地で行われていますが、
春日井のように各地でも、人づくりにかける熱意も継続されて行ければと思います。

7月を振り返って。

2012-08-03 14:43:16 | 日記
このところ、毎日講演や安全教室などが続き、
すっかり更新が怠ってしまいました。


日時は逆にさかのぼってしまいますが、
少しずつご紹介していきたいと思っています。

特に7月は、特別支援学校での授業や、ACE主催の夏の安全教室、
また、栃木や愛知県春日井市での大人の方向けの講演などがあり、
さまざまな方々と出会う機会がありました。


また、静岡では、先日も書きましたが、地域の方々主催の、
とても楽しい体験型安全教室が行われました。

私達にとっても、すべての事がとても勉強になりました。

お話しする機会を与えて下さり、本当に感謝しております。

暑い日が続いていますが、
皆様お体にお気をつけてください!





栃木県安全で安心な地域交流会

2012-08-03 14:40:09 | 日記
7月27日、栃木県壬生で行われた安全で安心な地域交流会で、
清永奈穂代表、遠藤直美研究員が、講演とワークショップを行いました。

当日は、110人を超える参加者があり、
ワークショップは白熱した雰囲気の中行われました。

地域で地域の子どもを育てるため、
何ができるかを考えるための基礎的なお話しの後、
ワークショップでは地域で体験型安全教育を行うためのプラン作りをしました。

ユニークなアイデアがたくさん生まれ、

栃木の皆様のアイデアと実行力に学んだ一日でした。

静岡県清水での「地域の子どもは地域で育てる」安全教室

2012-08-01 23:50:49 | 日記
月21日、静岡県清水岡地区にて体験型安全教室が地域の方々で行われました。

静岡県の防犯アドバイザーの皆様、岡地区自治会などが中心となり、
岡小学校に手300人を超す参加者が集まり、危機回避のための学習を行いました。

防犯アドバイザーの方の子ども向けの講話、
防犯アドバイザーの方と、岡地区自治会の方々、PTAの皆さんの手をお借りしての
ACEの体験型安全教室などが行われました。

清水警察署、静岡県、清水市など関係者が一堂に集まり、
地域による地域の子どものために行われた安全教室は、
非常に楽しく、充実した内容で記念すべき会となりました。

このような会はこれからもっと地域で開催されていくと思います。

地域の方々の熱意を非常に感じた清水での一日でした。

詳細は、下記静岡県のHPでもご覧になれます。




静岡県/防犯まちづくりポータルサイト まちねこゼロネット/防犯まちづくり情報掲示板/詳細
www.bouhan.pref.shizuoka.jp
犯罪不安0(ゼロ)運動の促進に向けて、防犯に関する各種情報を集約・提供を行うことにより、県内各地域における地区安全会議等の自主的防犯組織の活動を支援する。

第6回キッズデザイン賞優秀賞/キッズデザイン協議会会長賞を受賞しました。

2012-08-01 07:44:30 | 日記
弊所の研究が、第6回キッズデザイン賞優秀賞/キッズデザイン協議会会長賞を受賞しました。
研究名と、審査評は以下の通りです。
受賞研究名
「犯罪からの子どもの安全教育教材およびトレーニングプログラムの効果測定について」
審査評
「共有すべき知見として調査設計、効果測定、プログラム化がしっかりと作り込まれている点を評価した。科学的エビデンスに基づいた、発達段階に沿った安全教育プログラムは社会有用性が高く、地域や学校に広まっていくことを期待する」

今まで研究を積み上げてこられたのも、体験型安全教育を受け入れて下さった学校の皆様、地域安全に貢献されている方々、講演会等でお世話になった皆様等々、沢山の方々のおかげです。
誠にありがとうございました。
これからも、つねに科学的根拠を基にした一貫性のある体験中心の子どもの安全教育を目指していきたいと思っています。