NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

1月27日(火)のつぶやき

2015-01-28 03:56:44 | 日記

5分8秒を生き残るための「カメ・うさぎ・コアラ」のポーズ

2015-01-27 09:43:16 | 日記
1月17日、文京区内の幼稚園で体験型安全教育を行ったことは前回書きましたが、そのとき、まず「今日は何の日か知っているお友達いますか?」と子どもたちにききました。

すると、「土曜日!」と元気に子どもたちは答えてくれたのですが(確かに、土曜日ではあったのですが)、「答えは今日は、はんしんだいしんさい、といって、神戸というところで大きな地震が起きた日なんです。」というと、「へえー」と子ども達は静かになりました。

「まだ、君たちのお母さん、お父さんも、高校生とか大学生とかすごく若かった時、寒い日の朝、とてつもなく大きな地震が起きて、たくさんの子ども達もなくなりました」というともっとシーンとなりました。

この子たちは、昨年、まだ年少さんの時に「5分8秒をいきのこるプログラム」を受けてくれていましたので、「みんな、去年やった、地震のお勉強覚えているかな?」と問いかけてみました。

すると、子どもたちが「うさぎさん、かめさん、コアラさんのポーズ!」と一斉に口々に大きな声で答えてくれたのでびっくり。こんなに小さくても、しかも一回しかしていなくても、覚えていてくれて、感激しました。

じゃあやってみようか、と呼びかけ、8秒数える間に、落ちてこない、ふってこない、倒れてこない、飛び出してこないところを探し、うさぎ、カメ、コアラのポーズをとりました。そのあと1分間、その場でカメさん(手足を縮めて頸椎をてでまもるポーズ)のポーズをとりどんなに揺れても「いつかは地震は終わるんだ」とおもって終わるのを待つ、ということを練習しました。

阪神大震災で亡くなった子供たちの9割は、最初の12秒でなくなっています。いつでも、どこでも、あ、地震、と思ったら、瞬時に考え動けるようにしておかなければ簡単に命を落としてしまいます。子どもは一回やると覚えます。ぜひ、8秒、やってみてください。

防犯ブザー

2015-01-27 09:26:15 | 日記
今年から2年間、「優良防犯ブザー審査委員会」の委員に任命され、先日、第一回委員会がありました。まだ発売前の防犯ブザーなので、詳細は申し上げられませんが、審査とはこのようにするのか、と大変勉強になりました。

音量、耐性などはもとより、回路図などをもちいてちゃんとした製品かどうかもチェックします。私は、子どもたちが使う上で、本当に使えるのか?説明書は親切なのか?といった観点も加えつつ審査をしました。

ただ音が鳴ればよい、というのではなく、実際に子どもたちが、あぶない時に使えないと、持っていても意味がありません。これから数回委員会があると思いますが、少しはお役に立てるよう意見を申し上げていこうと思っています。(清永奈穂

幼稚園・養護学校での体験型安全教室

2015-01-23 09:23:51 | 日記
しばらくニュースをアップできませんでしたが、あちこち動いてはおりました。その一部を。

まず、1月17日は、文京区内の幼稚園で、年少さん、年長さんにわかれて親子体験型安全教室を行いました。PTAの主催で毎年行われるこの教室、毎回保護者の方の熱心なご参加のおかげで、とても充実したものになっています。本当にありがとうございました。

19日は、川崎市立麻生養護学校で、高等部の生徒さんに体験型の安全教室を行いました。みなさんノリがよく、いろんなことにチャレンジしてくれました。終わった後、スタッフのところに「今日はありがとうございました!」と握手をしに来てくださる生徒さん続出。スタッフが「アイドルになった気分だわ♪」と申しておりました。本当にありがとうございました。

明日は静岡で防犯講座があります。静岡に行くときは、とてもうれしいと同時に、緊張します。生半可な講座では許してくれませんので(といって、ほかで手を抜いているわけでは決してございません)
なので、いまだどのような講座にしようか思案中。

写真は、三島の方々が、幼稚園で防犯教室をしている様子です。でも明日は、子どもの安全についてではなく、高齢者の安全について考えてみたいと思っています。

1月5日(月)のつぶやき

2015-01-06 03:52:50 | 日記

昨年行われた静岡県の「あぶトレ!」の様子がまとめられています。静岡県の皆様、本当に、お疲れ様でした!
<a href="pref.shizuoka.jp/kenmin/k... goo.gl/7y7XBm


「かぞくのじかん」に拙稿が(「子どもを危険から守るために、そのためにできること」)掲載されました。
今号は「穏やかな気持ちで子どもと過ごすために」「メリハリをつけて効率アップ」などなど、私にと... goo.gl/lQSmIb


今年もよろしくお願いいたします。(昨年の体験型安全教育を振り返って) goo.gl/1yBSxN



1月から様々なことが始まります。

2015-01-05 09:50:02 | 日記
2015年がはじまりました。今年もよろしくお願いいたします。

1月は早速、文京区立柳町幼稚園での親子体験教室、川崎市内での特別支援学校高等部での授業、横浜の放課後くらぶでの授業など行います。

また、全国防犯協会連合会主催の次世代防犯ボランティアリーダー育成講座が近畿での開催、静岡県主催の防犯講座など、ボランティアの皆様への講座も始まります。

研究分野では、春から始まる各自治体での体験型安全教育に関するシステムづくり、振り込め詐欺調査(第二弾)、犯罪行動分析に関する論文、また女性警察官の活用に関する論文などの締め切りに追われております。

NPO/研究所にいただいた年賀状には「どんどん頑張りなさい」という叱咤激励の言葉をたくさんいただきました。目の前のことをとにかく乗り越えることしかできず、生来が怠け者、プレッシャーをかけていただかないと働けない代表者なので、メンバーには多大なる迷惑を、そして関係者の方々にも今年もご面倒をおかけすると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。頑張ります。
                    代表 清永奈穂
写真は、幼稚園での即席起震車を使っての練習。子どもたちの「きょうはとっても楽しかったよ」という言葉が力になります。

今年もよろしくお願いいたします。

2015-01-05 09:48:12 | 日記
昨年最後の安全教室は、文京区立大塚児童館での「駆け込み&体験型安全教室」でした(写真)。今回は児童館の先生が、保護者の方や、民生委員の方を集めてくださり、その方々が先生や不審者役をやってくださいました。実際に路上での声掛け、20メートル逃げるなどの練習を行いました。

 事前の準備から事後の効果測定まで、地域で、地域の子どもたちに安全を教えることの定着化を試みてくださっている児童館の先生に心から感謝申し上げます。

 じつはこの先生は、私の子どもたちが幼稚園に入る前にとてもお世話になった恩師です。私も母親として子どもへの接し方をたくさん教えていただきました。自分の地元で、お世話になった先生に、またこのような形で関わっていただける巡り合わせにも感謝しています。

 今年は、色々な自治体で、体験型安全教育をわが地域でもということが始まります。私も末端でかかわらせていただくところもありますが、やはりその地域にあったやり方があります。犯罪防止は地域の文化にあった方法でなければ長続きしない、と思っています。

 地域文化とともに、いのちを守るための教育を根気よく行っていくということは、どれだけ命や地域の未来に本気で関わろうとしているのかが試されるものだと思います。

 もちろん、ボランティアはその場その時その人ができることを、が基本ですが、教育ボランティアの核となる人に関しては、知識と知恵、根気、などとともに、10年先を見る目、決して絶望しない、あきらめない心根を持っているか、そして地域や子どもへの愛、が問われるものじゃないかな、と思っています。

 これは、今年各地でお会いしたボランティアの方々から学んだことでもあり、自分たちがやっていていつも反省することでもあります。その場その場だけの対蹠的な治療・教育になっていないか、街づくり、人づくりの礎となっているか、ときどきふりかえりつつ私はまだまだだなあ、、の繰り返しです。

 昨年は13歳以下の連れ去り事件が9年ぶりに100件を越し、振り込め詐欺などご高齢の方の犯罪被害も増えました。「あの時なんでもっと頑張ってくれなかったの?」と未来の子どもたちに言われないよう、来年もちょっと自分の限界を超えるつもりで、精進していく所存です。

 昨年も、本当に色々な方々に多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。今年も皆様にとって素敵な年になりますように。2015年もよろしくお願いいたします。

 代表 清永奈穂

振り込め詐欺研究

2015-01-05 09:47:27 | 日記
やっと、振り込め詐欺に関する調査報告書がまとまりました。来年1月9日に柏市を通して公式発表されます。振り込め詐欺被害に最もあいやすいターゲットを絞りだし、その方々に有効なワクチン注射を打つことを目指した基礎的研究です。柏市および全国安全都市会議、筑波大学雨宮研究室などのご協力のもと行われた全国初の調査です。

調査では、非常に被害にあいやすいレベルから、まだ大丈夫だろうというレベルまで分け、それぞれに対する対策を提案しました。

振り込め詐欺の手口は日々高度化しており、対策が追い付いていないのが現状です。来年は、このワクチンを実際に活用しながら効果を検証し、振り込め詐欺被害を少しでも減らしていきたいと思っています。

かぞくのじかん

2015-01-05 09:46:25 | 日記


「かぞくのじかん」に拙稿が(「子どもを危険から守るために、そのためにできること」)掲載されました。
今号は「穏やかな気持ちで子どもと過ごすために」「メリハリをつけて効率アップ」などなど、私にとっても耳の痛い、かつとても参考になる特集がたくさん。とても丁寧に作られている雑誌なのでもしお時間あればお手に取っていただければ幸いです。(清永)

http://www.fujinnotomo.co.jp/magazine/kazoku/kazoku.html