こんにちは、深見です。
前回までは英国の市民教育の哲学を少し紹介しました。
きょうは、市民化教育の目的と、具体的にどのように行われているか、そして安全教育がどのようにその中に組み込まれているかお話しましょう。
イギリスでは、市民化教育の教育目標として、
■「道理に適った主張を書いたり話したりできる能力」をつける
■「他者と協同し、効果的に働く力」を養う
■「他者の視覚や経験を評価し考慮する力」をつける
■「他者の視点に対する寛容の能力」をつける
■「社会的、道徳的、政治的な状態や挑戦に対して、識別し、応答し、影響を与える能力」をつける
(qca 2000)
以上の5項目を掲げています。
具体的に市民教育とは、人権や、男女の役割、政治への参加、人種差別、環境問題などに関して、市民として生きてく上で持っているべき知識と問題解決への意欲促進させる教育です。
そんな中に、安全教育も組み込まれているのです。
市民として生きていくうえで持っているべき知識の中に、安全教育が組み込まれているということは、つまり、市民=大人になるときに、安全教育というものが必要不可欠であるということなのです。
私がイギリスに滞在しているときに、安全教育に関する授業を小学校で拝見したことがあります。
子どもたちは、まず何を習うと思いますか?
子どもたちは、まず。安全教育を学ぶ前に「哲学」の授業を受けるのです。
物を見るとはどういうことか、人とはどういうものなのか、自分とは?といった疑問を少人数で話し合うことから、安全教育を始めるのです。
イギリスでは0歳から市民化教育が必要とされ、少しずつ少しずつ、低年齢からこのように、自分で考える力をつける授業がなされています。
色々な人がいること、そしてそれぞれの違いや考えを認めること、
そして社会に積極的にコミットしていくこと。
人間として、大人として、市民として生きていく基礎を低年齢から学ぶことがイギリスでは重要視されています。
生きていくための哲学を学びながら、安全教育も行われているのです。
次回は、もう少し具体的に市民化教育と安全教育に関して書いていきます。
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前回までは英国の市民教育の哲学を少し紹介しました。
きょうは、市民化教育の目的と、具体的にどのように行われているか、そして安全教育がどのようにその中に組み込まれているかお話しましょう。
イギリスでは、市民化教育の教育目標として、
■「道理に適った主張を書いたり話したりできる能力」をつける
■「他者と協同し、効果的に働く力」を養う
■「他者の視覚や経験を評価し考慮する力」をつける
■「他者の視点に対する寛容の能力」をつける
■「社会的、道徳的、政治的な状態や挑戦に対して、識別し、応答し、影響を与える能力」をつける
(qca 2000)
以上の5項目を掲げています。
具体的に市民教育とは、人権や、男女の役割、政治への参加、人種差別、環境問題などに関して、市民として生きてく上で持っているべき知識と問題解決への意欲促進させる教育です。
そんな中に、安全教育も組み込まれているのです。
市民として生きていくうえで持っているべき知識の中に、安全教育が組み込まれているということは、つまり、市民=大人になるときに、安全教育というものが必要不可欠であるということなのです。
私がイギリスに滞在しているときに、安全教育に関する授業を小学校で拝見したことがあります。
子どもたちは、まず何を習うと思いますか?
子どもたちは、まず。安全教育を学ぶ前に「哲学」の授業を受けるのです。
物を見るとはどういうことか、人とはどういうものなのか、自分とは?といった疑問を少人数で話し合うことから、安全教育を始めるのです。
イギリスでは0歳から市民化教育が必要とされ、少しずつ少しずつ、低年齢からこのように、自分で考える力をつける授業がなされています。
色々な人がいること、そしてそれぞれの違いや考えを認めること、
そして社会に積極的にコミットしていくこと。
人間として、大人として、市民として生きていく基礎を低年齢から学ぶことがイギリスでは重要視されています。
生きていくための哲学を学びながら、安全教育も行われているのです。
次回は、もう少し具体的に市民化教育と安全教育に関して書いていきます。
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