NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

文京区内小学校で防犯教室

2010-05-23 07:58:07 | 子どもの安全
5月6日、7日、10日と、
文京区内の小学校で防犯教室の講師を務めました。

通常ならば、一年から3年まで、まとめて一時間で行うところを、
一年生は一クラスずつ別々に、
二年生は一学年まとめて一時間。
三年生もまとめて一時間と
学年に合わせてきめ細かい内容を教えてほしいということで、
長距離マラソンというか武者修行のようでしたが、
大変勉強になりました。

その時に、地域のスクールガードの方々に最後にゲストとしてお呼びして、
紹介と質問コーナーを設けました。
ちょっとの間のふれあいでしたが、
子どもたちにとってもスクールガードの方々にとっても
初めての経験で、お互いの壁が少し取っ払われたかのような
感じがしました。

こんな小さな体験が積みあがっていくことが、意外と大事なのかも、と思いました。

ACE 深見

大阪市東住吉 小2女児刺傷事件

2010-05-22 10:24:43 | 子どもの安全

5月17日午後三時過ぎ、大阪市東住吉区で小学二年生の女の子が
刺される事件が起きました。
皆さまご存じの通り、すぐに容疑者は逮捕されましたが、
女の子は依然重体です。

「自宅前」で、「女性に刺される」

「まさか、なぜ、こんなところで、女の人に」

という、死角を突かれた状況でした。
が、しかし、
通り魔的な、この事件ですが、
実はそうでもないともいえる点もあるのです。

ACE顧問の清永教授と昨日この事件に関して
分析をしていたのですが、

実は、

この容疑者は、

事件当日正午ごろ、
被害女児の自宅前で
帽子を深めにかぶり、
タバコを吸っているところを近所の方に目撃されています。

また、事件直前に
独り言を言っているのも目撃されています。

3時間、女児宅ちかくをうろついていたのです。

でもきっと、
見かけた方々は「なんか変だけど、女の人だし、、」

と思われたのでしょう。

だから、だれも「何か御用ですか」
と声をかけなかった。

つまりこの事件は、突然、どこかから容疑者が走ってきて、
いきなり刺されたのではなく、
実は前兆があったのです。

あの時、ああしていれば、、と悔まれている方も
いらっしゃるかと思います。
私もその場にいたら、
どうだったろう、、何ができただろう、、と思います。


「危機には前兆がある。」
いつも清永先生から聞いていることです。

私たち大人ができること、
それは、前兆をつかみ
「何か御用ですか」
と一言かける勇気を持つことではないでしょうか。

なかなか勇気のいることですが、
自分でも、自分の地域でできるか
いつも自覚を持って見守りをしていこうと思っています。

ACE 深見