NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

危機遭遇体験調査

2010-01-25 21:44:39 | 子どもの安全
日本女子大学では、2006年度から2007年度にかけて、
子どもの危機遭遇体験調査をしました。

全国で、どのくらいの子どもが「ヒやり・ハッと」する体験をしたことがあるか、
そのとき子どもはどうしたか、どういう被害があったか、
その時学校や家庭はどうしたか、
ということなどを、
調査したものです。

その後、部分的にはまとめて発表していましたが、
考察を加え、もうすぐまとめた報告書を出します。

調査のあと2008年、2009年の間に子どもの状況はまた変わってきましたので、
さらに調査結果を加え加筆いたしました。
主な執筆者は
清永賢二(日本女子大学教授)
田中賢(日本福祉大学准教授)
篠原惇理(日本女子大学市民安全学研究センター研究員)
楊 奈穂(日本女子大学市民安全学研究センター研究員)
川嶋宏昌(株式会社ステップ総合研究所研究員)
藤村友里(株式会社ステップ総合研究所研究員)

です。
ご興味のある方は、どうぞ、このブログのメールアドレスまでお問い合わせください。
お待ちしております。

日本女子大学市民安全学研究センター研究員
楊 奈穂


大地震の経験を交換しあうこと

2010-01-17 21:28:03 | 子どもの安全
今日で阪神淡路大地震から15年になりますね。
昨日NHKで「復興の二番底」
という特集が放映されていました。
ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

地震後から今までに自分の気持ちがどう動いたか、
100人の方に線で気持ちの移り変わりを描いてもらったところ、
地震後3年たって気持ちがまた「どん」と落ちてしまう方々が
3割もいたという事実がありました。

たとえば、復興後家族のため、生活のために、無我夢中で毎日過ごしていたのが、
3年くらいたって疲れ果て鬱状態になってしまった方。
震災による怪我が思ったよりひどく、仕事を辞めざるをえず、
家族の気持ち・絆がばらばらになりそうで、
でも毎日の生活の中なんとか気持ちを奮い立たせている方。。

お一人お一人それぞれ違うけれど、どの方からも震災が人生に及ぼす影響の
大きさを感じました。

地震や災害というのは、突然やってきます。
そして色々な物を壊していってしまいます。
防災訓練というと、地震があった時の対処しかほとんどしていません。
でも、地震で生き残った後、私たちは生きていかなければならない。
その方がずっと大変だと思います。

15年たっても心の傷がいえない人が多いこと。
そんななかで元気に生きていこうと頑張っている人。
頑張ろうと思ってもどうしても元気になれない人。

もし私だったら、どうやって生きていくだろう。
そう思いながら、番組を見ていました。
もし私が子どもを亡くしてしまったら、こんな風に生きていけるだろうか。
自分が怪我をしておもうように動けなくなったらどんなふうに生きていくだろうか。


自分の身におきかえて、
阪神淡路大地震や、新潟の地震、能登の地震など、
地震を体験した方々から、学ばなければならないことがたくさんあります。

経験を交換し、学び、伝えあうことが大事だな、と思います。

ACE深見

安全基礎体力向上に凧上げが役立ちます!

2010-01-16 21:48:02 | 子どもの安全
今日、東京は晴天、そしてちょっぴりよい北風が吹いていたので、
子ども二人と凧上げに繰り出しました。

凧上げはうちの子どもたちが好きな遊びなのですが、
いつも手作りの凧でやっていました。
ところが、たまたま「いまどきの凧って、どのくらい上がるのかしら、、、
と思いおととい既製品を購入。

今日は絶好の凧上げ日和だったので、
近くの学校の校庭開放で試してみました、、、

それが、、、、それが、、、
今まで私が苦労して作っていた凧は何だったんだ
というくらい、簡単に、すごく高く上がったのです

私はかなりショックだったのですが、
子どもたちはいつもに比べてあまりにラクラク高く凧があがったもので、
楽しくて楽しくて校庭をぐるぐるぐるぐる走る走る

背後に上がる凧の様子をかがいながら後ろを振り向きつつ全速力で
走る様子を見て、
「これって、安全基礎体力作りに役立つじゃないか

走るのをやめたら落ちてしまう凧のために、
子どもたちはとにかく全速力で走ります。
それも、凧がどうなっているのか背後をうかがいながら
注意して。

これはいざという時走る練習になりますよね。

皆さんも、よく上がる凧で、
お試しください、きっといざという時走って逃げる練習になります

ace深見

島根県立大平岡さん殺害事件

2010-01-16 21:26:13 | 日記
こんばんは。毎日寒い日が続いていますね。

皆さま、数ヶ月前に平岡さんという、島根県立大学生が殺害された事件、
覚えてらっしゃいますか。

まだ以前謎が多く、犯人も捕まっていません。
雪の多い地域でもあり、捜査は難航していると思われます。

私たちの研究所では、
日本福祉大学田中先生、研究員川嶋をはじめ数人が現地入りして
現場調査し、日本女子大学 清永賢二先生とともに犯人像を推理しています。

詳しくは、下記ブログ、
http://blog.goo.ne.jp/anzencity
をご覧ください。

ace深見

新一年生になる前に。

2010-01-14 11:58:36 | 子どもの安全
こんにちは、ACEの楊です

もうすぐうちの子どもも一年生になります。
先日教育委員会から通知書が来て、
それをみてうちの子は「大喜び」!

子ども「そういえばこの前学校に行った時(就学時健診)、
歯医者さんが「みしょちなしみしょちなし」って言ってたから
うかったんだ~

私「みしょちなしみしょちなし??
あ、、、’未処置なし’か~

なるほど。子どもなりに緊張していて、
やっとこの通知で「さくらさく」の気分なのだなあ~と納得しました。

形式って大事なんですね


ところで、
実は、自分が犯罪者の行動や、子ども・地域の安全に関して勉強していても、
実際に自分の子どもが一人で学校に行くとなると、
漠然とですが、不安になります

子どもが、学校の行き帰りや
さらわれないか、ついていってしまわないか、いたずらされないか、
無事に帰ってくるか。
ご心配の保護者の方、たくさんいらっしゃると思います。

私も本当にそうです。

でも、ただ不安になっていてもしようがありません

子どもはいつか一人で行動しなければならないのです

そのために、幼稚園年長後半の今から、まず、
1、学校まで歩く体力
2、そしてできるだけ前を見て(注意して)歩く力
3、自分の生活圏のなかでよく会う人には
  「おはようございます」と言える力

を少しずつつけておくのがよいと思います。

上記は、親子で、一緒に幼稚園まで歩いていける今だからこそ
できることだと思います


あともうちょっとで送り迎えがなくなってしまうと思うと、
「楽になるな~」と思う反面、
「ちょっとさびしいな~」と思うこのごろ。

数えてみたら、幼稚園に行く日が、あと40日もない

普段心に余裕がなくて、なかなかゆっくり子どもと
向き合えない私も、
子どもが安心して学校に通うために、
一日一日大事にせねば


(写真は夕方公園であそぶ子どもたち。足立区にて2009年12月)
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登下校の安全教室開催予定

2010-01-13 13:07:00 | 子どもの安全
こんにちは、ACE深見です。

あっという間に一月も半ばになりましたね

今年はACE主催のワークショップをたくさん行う予定です。

どんなワークショップか
まず考えているのは
「子どもと大人のための(犯罪からの)安全を学ぶワークショップ」
です。
ただ、知識を学ぶだけではなく、
楽しくたくさん色々な体験をしていただきながら、
気が付いたら危機を回避・対峙する能力が付いている♪
というワークショップにしていこうと計画しています

第一回目は登下校の安全に関して行います。
開催時期は3月末から4月上旬を予定しています。

詳しい情報は
このブログでもお知らせしますが、
http://ri-step.co.jp
にも載せますので、チェックしてみて下さい。

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お気に入りのランドセルで安全通学♪

2010-01-10 20:05:08 | 子どもの安全
こんばんは、ACE深見です。

さて、昨日、息子のランドセルを購入いたしました

色は、やはり息子が頑としてゆずらず、あざやかな「マリンブルー」
にいたしました
でも、お店の方によると、このマリンブルーが、
今男子人気ナンバーワンなのだそうです。

ただ、どのお母様もあまりよい顔をしないので、
結局濃紺を購入していくとのこと
うちは、息子に根負け、というか自分で選んだのだから、
あきても汚れても文句いわせんと思い、
マリンブルーに決定いたしました。

でも、よくみるとこの色、とても遠くから目立って、良いかもしれません。
軽くて、丈夫で、防犯ブザーをつける位置もばっちり
「防犯ブザー携帯中」(写真)というカバーもいただきました。
これは反射布でできていて、暗くても光るし、
お守りになりそうです。


さっそく息子は防犯ブザーをつけ、
「ママ―、うしろからおそってみて~
とうれしそうにいうので、後ろから思い切り羽交い絞めにしてやりました
でも、上手にブザーを鳴らし、得意顔。(ちょっとゆるめてあげたため
自信をつけて、しっかりと通学してほしいものです。

「さあ、ランドセル背負って走る練習しようね!」
「うん!」

、、、しかし、真新しいぴかぴかのランドセル、、、。投げ捨てる練習は
もうちょっと後にするか
いやいや、安全のためにするべきか、、、。
どうしましょう

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ランドセル♪

2010-01-09 10:49:04 | 子どもの安全
おはようございます。ACE深見です。
今日は、息子のランドセルを午後から購入しに行く予定です♪

四月から一年生になる彼は、ランドセルを買ってもらうのをずーーーっと
楽しみにしていました。
彼のご所望の色はなんと、「ブルー」

「ぶ、ぶるー???!!!ほんとにいいの、ブルーで

何度聞いても譲らぬ彼。
一度決めたら変えないたちなので、ブルー一直線でいくのでしょう。

親としては、6年間あきない、汚れが目立たない色がベストでは?
と思うのですが、
ここは保守的にいかずに攻めで行くか!
と息子の意見に従ってもいいか、、と思ったり

とにかく
「軽い」
「丈夫」
「防犯ブザーのつける位置がちゃんとしたところにあるか」
をチェックして、色は本人に任せようかな。

この前柏市内の某小学校で防犯教室を行った際、
「防犯ブザーをいつもつけている場所につけて、ならしてみましょう」
と言ったら、
ランドセルの横にしか防犯ブザーをつけるところがないおこさんが多く、
キーホルダーをつける感覚でしか今まで防犯ブザーを携帯していなかった
子どもたちが、とっさにならせませんでした。
ランドセルの横では手が回りませんよね。

最近のランドセル事情、チェックしてきます


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新学期開始

2010-01-09 10:48:19 | 子どもの安全
こんばんは!今日から新学期が始まり、ホッとしているACE深見です。

毎日こどもがいるのも楽しいのですが、
やることやれないストレスもたまり、
「もう学校いってほしい~!!!」となりませんか?
正直言って、私はなります

新聞読もうとしたら
「ママ―、外で凧揚げした―い
掃除機でもかけるか、と思ったら
「ママ―、「足」ってどう書くんだっけー。
わかんないからここにすわってみてて~
ちょっとメールのチェックでもするか、と思ったら
「うんちでたからふいてー

最初は「正月だし、凧揚げするか。うん、宿題にもなってたし。
ここはいっちょ手作りで」とか思って、一生懸命ネットで作り方を調べて
必死でつくり、さあ、あげてみるか、といって外に出てあげたら
ものの5分であきて「寒いからもう中入る」と言われた時。

忙しいのにこま回ししてといわれ、でもいつの間にか子どもが別の遊びしているのに、自分だけ一生懸命回してる時。

うーー、この時間があったら、色々仕事できたのに
と思うものの、教育上やはり必要であった、と思いこもうとするとき。

こんな日々を過ごしていると、始業式が待ち遠しいのです。

とはいえやはり、無事に学校に行き、何事もなく無事に帰ってくるか、
というのはとっても心配

でも、今日、娘が久しぶりの登校で、荷物も多く、寒い朝なのに、
二学期よりも元気よく、さっそうと走っていく姿を見て、ちょっと安心しました。

頼りなく見えた後ろ姿がちょっぴりたくましくみえたのです。

知らない間に成長してるんだな―。

入学してからもうすぐ一年。
通学路で会うひとには挨拶できるようになったし、
自信を持って通学できるようになってきたようです。

子どもが1、2、3と数えるところからはじめて、
足し算引き算掛け算がわかっていくように、
安全教育も、生まれた時からはじまり人を信じることから少しずつ教える。
難しいけど考えすぎず、当たり前のことをしていれば培われる、
そう信じて邁進しているつもりです。
が、、日々の瑣末なことにとらわれ、つい眉間にしわのよってしまう私。
今年は私自身も笑顔でがんばります