NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

走ってみよう! その1

2009-05-23 20:15:07 | 日記
はじめまして
ACEの鈴木です

今日は、セーフティ教室の内容を少しご紹介したいと思います。
「自分で自分を守るために必要な力」の中でも重要な力、それは危ないことから逃げるための力です。思いっきり走って逃げることなんです

さぁ、でもどれくらい走れば、逃げられるのでしょうか??

日本女子大学の清永賢二先生の研究結果によると、犯人は20m追いかけてつかまえられなければ、あきらめるそうです。そして、20m逃げきるためには、ランドセル等荷物を持っていない場合でも犯人との距離が4m必要、ランドセル等荷物をもっている場合は犯人との距離が6m必要ということがわかりました。

そこで、セーフティ教室では、先生に犯人役をお願いし、子ども達に実際に走ってもらいました。
20mの距離感、4m・6mの感覚をからだでつかんでほしいと思います。

そして歩くときも、お友達とお話をしながらでもいいから、少なくとも6m前方を意識して歩く、これが少しずつでも身につくといいですね

駒本小学校セーフティ教室

2009-05-19 20:21:11 | 日記
こんにちは、ACEの深見です。

5月16日、文京区立駒本小学校セーフティ教室にスタッフとして参加いたしました。

「みんなできるよ、自分で自分の身を守ること」と題し、日本女子大学清永賢二先生の講義と、私たちACEの実践講習で一時間の講義を行いました。
集まっていただいたのは、小学校一年生から4年生までの子どもたちと保護者の皆さま総勢130名の方々でした。

私たちACEは、清永教授の安全基礎体力理論をもとに、走る、叫ぶ、防犯ベルを鳴らすなど、身体を使って、自分の身を自分で守る練習を子どもたちとともに行いました
また、先生方のお力をお借りして、不審者とはどういう人かなど、実演を踏まえて皆さまに知っていただきました。

コーディネーターの方々にも大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

このセーフティ教室ですが、後日、アンケートでうれしいお声をいただきました。
ここで一部ご紹介しますと、「身体や声を使った練習が多く、新鮮でした」「毎年講義を受けたいです」「自分で自分を守るには練習が必要なんだと思いました」などでした。
講習会後、もっと保護者の方に参加していただければよかった、子どもたちにも協力していただき、もっと本質的な安全教育を伝えられればよかったと後悔することばかりでしたが、上記のようなお声をいただくと、うれしいです。

でも、もっともっとわかりやすく、そして、子どもが楽しく安全に暮らしていくにはどうしたらよいかをお伝えしていく努力をしていきたいと思っています。

まず、明日からは、「走る」ってどいうことだろう、、?「どのくらい走って逃げたらいいんだろう??」というテーマでACEの鈴木次子からご報告しますね!

ACEのブログ開設しました!!

2009-05-19 14:49:26 | 日記
こんにちは!ACEの深見です。

このブログは「ACE」というグループが開設したブログです

ではACEとはなにか???
ACEというのは、「Anti Children's Emergency」の略で、
子どもの安全教育の研究と実践を行っているグループの名前です。
「子どもが犯罪の被害者になることを絶対に許さない」という強い思いを込めてメンバーで名づけました。

メンバーは、日本女子大学教授、日本女子大学市民安全学研究センター研究員をはじめ、株式会社ステップ総合研究所の研究員、そして、安全教育に深く関心のある母親、元教員などで、構成されています。
(詳しくは http://www.ri-step.co.jp をご覧ください。)


子どもたちが安全に暮らしていくために、学校や地域の人々、保護者、そして子どもたち自身がどうしたらよいのか。私たち研究グループは、より実践的なプログラムをつくり、学校現場などで活用していただけるよう、毎日研究・普及活動をしています。

そこでこのたび、私たちの日々の活動をもっと広く、たくさんの人々に知っていただくため、ブログを開設することにしました。

私たちが行っている研究会・プログラムの内容を、少しずつご紹介していくつもりです。
また、この安全教育のベースになっている「市民教育」、つまり「市民=大人」になるための教育という考え方についても、イギリスの事例などを含めながらご紹介していくつもりです。

その他、日々起きている事件について考えたこと、事件と私たちの研究のつながりなどに関しても、安全教育の研究者の視点から書いていきたいと思います。

じつは、ACEのメンバーのほとんどが、4歳から中学生までの子どもをもつ母親でもあります。
母の視点から見る教育問題、実際に安全教育を自分の子供に教える際の苦労、子育て失敗談、家庭菜園の話題など、色々な私たちのメンバーの日常生活も織り交ぜながら、綴っていくつもりです。どうぞ、ご愛顧のほどよろしくお願いします
(写真撮影:楊 奈穂 2007年10月親子で登校するイギリスの小学生)