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NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

キッズデザイン賞

2009-08-03 10:48:10 | 日記
こんにちは、ACEの深見です。

じつは、日本女子大学と日本福祉大学、積水ハウスの行った子どもの危機回避行動に関する基礎的研究がキッズデザイン賞をいただきました。
これは私たちの所属する株式会社ステップ総合研究所の顧問であり、
日本女子大学市民安全学研究センター長の清永賢二が主導して行った、
研究です

日本福祉大学の田中先生、積水ハウスの皆さんとともに、
文部科学省、および科学技術振興財団の研究助成をいただき、
子どもが安全に通学するにはどうしたらよいか、研究したものです。
くわしくお知りになりたい方は、
コメント欄にご連絡いただければ研究内容をお送りいたします。

また、8月6日から9日まで青山にて、受賞作品が展示されます。
くわしくは、こちら。
http://www.kidsdesignaward.jp/index.html


わたしたちステップ総合研究所が、NHKグローバルメディアサービスと
一緒に、この研究をもとに作成した安全教育パッケージ「安全基礎体力づくり」のDVDも一緒に展示します。
ACEも会場におります。
どうぞ、お気軽にお越しください。



土浦で[犯罪からの安全安心基礎知識」に関する講演を行いました

2009-08-03 10:36:23 | 日記
こんにちは、ACE深見です。

先週、土浦の生涯学習センターにて、
ACEの代表であり、日本女子大学市民安全学研究センター特別研究員の
楊奈穂が、「犯罪からの安全安心基礎知識」と題して、講演を行いました。
犯罪から身を守るにはまず犯罪を知らなければならない、
犯罪者を知らなければならない、という内容でお話しました。

1980年代後半から行われた警察庁科学警察研究所の調査に
「犯罪者の行動分析」というものがあります。
講演では、この調査をもとに、
犯罪者がなぜそこをターゲットにしたか、
どのくらいの距離から標的を決めていくのかなど分析した結果を中心に、
お話ししました。

この、科警研の調査は、当時犯罪予防研究室長だった清永賢二という研究者が行ったもので、世界でもまれにみる、唯一といってもいい、
犯罪者を対象にした一大調査です。

清永は、侵入盗犯、強盗、性犯など、あらゆる罪種の犯罪者に、
その手口、どうやってターゲットを決めるか、犯行を決めるときの条件などを聞き、彼らの行動を分析しました。

犯罪を防止する時、まず相手を知らなければそれはできません。
大量の犯罪者のデータを集め、犯罪者の行動を把握し、
分析することによって、私たちができることも見えてきます。

実は、清永は、私たちACEの顧問です。
ACEはこの犯罪者調査をもとに、
子どもたちがどのような基礎体力づくりをしていったらよいか研究し、
実践しているのです。

子どもの防犯も、犯罪者の行動を知ることから始まります。