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NPO法人体験型安全教育支援機構 (旧ステップ総合研究所子どもの安全教育グループACE ニュース

犯罪・災害から自分で自分を守る力をつける体験型安全教育プログラム・実践の記録等の情報をお伝えします

薬物に手を出すこと~オランダの事情から~

2009-08-15 14:16:26 | 子どもの安全
こんにちは、ACE深見です

最近、覚せい剤、大麻などの使用による逮捕が相次いでいますね。
本当に、薬物中毒というのは恐ろしいもので、
絶対に手を出してはいけないことなのですが、
残念ながら、日本では、薬物に関する学習が遅れているような気がします

以前、少年非行に関する取材でオランダに行ったことがあります。
オランダというのは、大麻が解禁されている国で、アムステルダムなどでは、
大麻を合法的に入手できます。大麻のマークが描かれているカフェなどで吸うことができます。

ただ、その反面、オランダでは薬物教育が徹底されて行われています。
小学校の低学年から、薬物の種類、薬物を体に入れるとどうなってしまうか、
大麻ぐらいと思って軽いものから始まっても、それが重い薬物へと
依存していって、体や頭がどうなってしまうか、
徹底して子どもたちに教えていくのです

「それでもきみたちは大麻を手に取るかい?」
「それでも君たちは大麻を選択し、そしてそのあとの自分の行動に責任をとれるのかい?」

オランダの学校の先生たちは子どもたちに繰り返し問いかけます。

だから、アムステルダムの大麻カフェには、オランダ人はほとんどいません。

「こういうことをすると、こんなことになる」
という教育を徹底して行い、
それから自分で選択させ、決定させ、責任をとらせるを教育を
オランダではおこなっています。

日本の子どもたちにも、必要なことだと私は思います。



思いっきり走ってきました!

2009-08-12 14:32:46 | 日記
ACE鈴木です

今日は久しぶりの夏らしい晴天
こんな日は外で遊ばなければと子ども達と公園に行ってきました。

運よく今日はグラウンドの一般開放日。
実際の球場で野球(ごっこ)をしました。
ちゃんとバッターボックスから打ち、一塁までダッシュ

少人数だったので、休む間もなくひたすら走り、大人も子供もいい汗かきました。
暑かったけれど、気持ちのよい汗でした

そして、遊んでいるときに感じた疑問。塁間って何メートルなんだろう???
調べてみました。

各塁間は「27.431m
投手板―本塁間が「18.440m」でした。

結構ありますね~。
わざわざ時間をつくって、20mの距離を走る練習をしなくても、遊びの中で自然にできる「安全基礎体力づくり」がたくさんあります。
鬼ごっこ、缶けり、かもめかもめなど昔ながらの遊び、時間のある夏休みにやってみてはいかがでしょう?

くれぐれも熱中症には気をつけて

私が心がけていること

2009-08-11 21:21:32 | 日記
こんばんは鈴木です。

今朝は、地震でびっくりして起きました。
負傷者も多数出ているようですが、これ以上被害が出ないよう祈るばかりです。

今日は、私がわが子に対しての安全教育で心がけていることを書いてみたいと思います。

小1の長男がいますが、時々タイミングを見て、「自分で自分を守る力」をつけるための練習をしています。
そうすると、長男はかなりデリケートな性格なので、
「本当にこわいことがあったらどうしよう…
と思ってしまうようです。
口では言いませんが、わかりやすく顔に出ます 不安そうな顔になります。
でも、これは当然の反応だと思います。

そんなときは、必ずぎゅっと抱きしめて、こう言うようにしています。

「あなたのことがとっーーても大切だから毎日元気に『ただいま!』って帰ってきてほしいからこんな話をしたんだよ。
心配になっちゃったかもしれないけど、今練習したから、もう大丈夫だよ!!」

そうすると、すごく嬉しそうな顔をしてくれます
ただ不安にさせるだけの安全教育にはしたくないなと思っています


危機には必ず前兆があります。

2009-08-10 21:13:34 | 日記
こんばんは。鈴木です

今日は「危機には必ず前兆がある」という話をしたいと思います。
私たちの顧問、日本女子大学清永教授によると、
危機には、ほとんどの場合、なにかしらの前兆があります。
その前兆を「変だ」と感じ取る力がとても大切です。

ですが、まだまだ子どもの「感じ取る力」は未熟なので、まわりの大人が見守りながら、その力を大事に育てていきましょう。

それとともに、子どもに対してできることは、いざという時にどうしたらいいか、具体的に教えていくことだと、私は思います。

地震

2009-08-09 21:45:28 | 日記
ACE鈴木です

「防犯」ではなく「防災」の話になってしまいますが…
さきほど、東京ではやや強い地震がありました。
「震度4」とのことでした。
それほど強い揺れには感じられなかったのですが、とにかく長くユラユラと揺れて、びっくりしました

地震は突然くるので怖いですよね。
今日のように、子どもと一緒のときはまだいいのですが、子を持つ母としては、一緒にいないときに地震がきたら…と不安になります。
通学途中に地震がおきたらどうするか、という話を少し家族で話し合いました。

この機会に非常持ち出し袋の中味ももう一度確認してみようと思います。


土浦で「親と地域が取り組む子どもの安全の実践編」という講演を行いました。

2009-08-08 21:52:53 | 日記
ACE鈴木です

昨日、土浦にて「親と地域が取り組む子どもの安全の実践編」という講演を行いました。
受講者の皆さん、大変積極的に講演に参加していただき、本当にありがとうございました

今回は大人の方向けの講演でしたが、「20m走って逃げる」を実際に体験してもらいました。
20mをメジャーで計った時点で「思ったより距離があるなぁ~」という声がチラホラ…。

「逃げる子どもの役」と「追いかける犯人役」にわかれて、20m走りました。
皆さん、真剣勝負です

結果は、逃げきれた方、逃げきれなかった方、様々でしたが、実際に走ることで、
20m逃げ切ることの大変さ、大切さがわかっていただけたようです。
「20mって長いなぁ~」「確かに、これだけ走って追いつけなければ諦めるよな~」など様々な感想がありました。

話を聞くだけでなく、「実際に走ってみてわかること」があると思います。
私達ACEのメンバーも実際に参加者の皆さんとお話しできてとても楽しかったです

このような機会をどんどん増やしていきたいと思います



子どもの安全を守るための実践編~④逃げること~

2009-08-08 08:41:48 | 日記
こんにちは、ACE深見です。

子どもが危機から逃れる方法は色々あります。
防犯ブザーを鳴らす、
大声を出すなど色々な方法があります。

でも、一番シンプルな方法は

そう、

「逃げる」!

いろんな音を出したりしても、
結局は犯罪者から逃げなければ逃げられません。

当然ですが、これが意外と難しいのです。

昨日、土浦の県民大学で
ACE鈴木が講演を行いました。
参加していただいた方は皆大人でしたが、
皆さんに走っていただきました。

皆さんに、実際に走っていただき、
思い切り全速力で逃げることの重要性を学んでいただくことが、
この講義のメインイベントでした。


この講義の結果は、、、
次回にご報告します。

キッズデザイン博~初日~

2009-08-06 21:32:24 | 日記
こんばんは、ACE深見です。

今日はキッズデザイン博初日。
たくさんの方がブースを訪れてくださいました。
みなさん、ありがとうございました

今日は、私たちACEのメンバーもみんなで
キッズデザイン博会場にいきました。しかも子連れでいきました

子どもたちは、会場内に入った途端に蜘蛛の子のように散らばり、
それぞれ、キョロキョロウロウロしながら楽しんでいたようでした。
ところが、うちの下の子はどこにもいかず、私にへばりついていて
親子一緒にブースでご説明する羽目になってしまいました。
キッズのための博覧会だから、子連れでも許されるかしら、、、と
内心ドキドキしつつ、皆さまにご説明した次第です。

ACEのメンバーは、皆子持ちだということは以前書きましたが、
普段は、学校や幼稚園に子どもたちが行っている間に
講演会や打ち合わせは行うので、何の問題もありません。
でも、今日のような夏休みなどの長期の休み、そして土日などは、メンバー全員方々に預け先を手配して、なんとか仕事をこなしています。

それでもどうしようもない場合、そして今日のような子連れでも大丈夫かしら、、、という場合は連れて行くこともあります。
可能な限り、母が働く姿も(静かにですが)見てほしいな、、子どもにも、母が社会で役に立ちたい、役に立とうと頑張っていることをちょびっとでもわかってほしいなあ、、とひそかに思ったりもしています。(もちろん、先方にご迷惑をかけない程度ですが

さきほど、寝る前に小1の長女が、
「ママ、今日は、よなかにおしごとしないでいいからね。
といっても、しちゃうんだろうけどね」
といいながら寝ました。

子ども心に何か感じたのでしょうか。
大きくなって、なにか社会とつながった仕事がしたいと子どもたちが思うように、
母たちも頑張ります


キッズデザイン博~前日~

2009-08-06 05:50:24 | 日記
おはようございます、ACEの深見です。

昨日、キッズデザイン博の前日の発表のため
青山TEPIAに行ってきました。
前日にも関わらず、大変な熱気でした!

それぞれ違うジャンルの方々が、
子どもの安全、子どもの未来、子どもの夢のために
様々な開発・研究をされていて、その熱意に圧倒されました。

なんだか未来を感じる、心が温かくなる会場です

子ども向けのワークショップなども開かれているので、
ぜひ、訪れてみてください。

私たちは
「通学路における子どもの危機回避能力に関する基礎的研究」
という(ちょっと覚えにくいのですが、、)ブースにいます。
私たちの顧問の日本女子大学教授清永賢二と、日本福祉大学、積水ハウスが
共同研究して行ったものです。


子どもの叫んだ声がどのくらい届くか、
子どもがどのくらい走れば犯人から逃げ切れるか。
現在進行中の子どもの安全基礎体力研究の基本的な根幹となったものです。

この実験・研究をもとにNHKと作成したDVDも展示中です。
http://www.ri-step.co.jp/

私たちは、このような研究結果をもとに
実際に、地域の方や保護者の方、子どもたちに役立てるような安全教育を
お伝えしようと、日々がんばってます
http://www.ri-step.co.jp/sub10.html


子どもの安全を守るための実践編~②危機に立ち向かうこと~

2009-08-05 01:06:05 | 日記
こんばんは、ACE深見です。


今日は久しぶりに、「子どもの安全を守るための実践編」
~②危機に立ち向かうこと~
についてお話しましょう。


「危機に立ち向かう」といっても、犯人と取っ組み合う、という意味ではありません!

危機に対峙した時に、引き返すのか、すれ違うのか、大声を出して人を呼ぶのか、防犯ベルを鳴らすのか、瞬時に選択(判断)し、決定し、行動に移すことができるか、という力なのです。

まず、「見ること」が大事だというお話はしました。
そして、見て、判断し、体を動かして対処すること。
このことは、大人でも非常に難しいことです。
でも、このちからは、練習すれば必ず身に付きます。

このような力をつけていくことが、子どもが大人力をつける、大人になる
第一歩なのです。