Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

「温泉経営の手法」をモデルに考える

2019年05月05日 | 日記
「温泉経営の手法」をモデルに

☆全国に無数にある観光地・温泉の中で、何を特徴として戦っていくか? どうやって顧客の目を惹きつけ、実際に満足してもらうか?などについて、単に偶然に幸運だったのか、あるいは、戦略・戦術として徹底的に考え尽くされているのかなどにつき、考察してみました。

その理由は、全国各地の温泉巡りをするたびに思うことですが、自分が中核の事業としている学習塾(民間教育サービス)としての生き残りを、どこに重点を置いて図ってゆくかの参考にし、また反省の機会とするためです。

今回の旅も、JTBのお店が選んだ旅館・ホテルを利用しましたから、各訪問地域で代表的な施設であったと思いますが、それだけに、「各地域内で生き残っている!これからも生き残り続けなければならない!」ための重要な要素を、激戦の業界の中で兼ね備えていると思われます。



《特徴の種類》

❶周囲の環境の素晴らしさ

❷立地の良さ

❸建物施設の群を抜いた豪華さ

❹顧客向けの各種サービスの徹底

《各ホテルの特徴》

➀「ビューホテル壱岐」・・・・島の玄関港・船着き場の傍という「立地」の良さと、周囲は、奇麗な水をたたえた海と草木が生い茂った緑の山に囲まれた、小さな岬に立地しているという「景観」の良さが売り物

②「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」・・・山の上の超最新式の豪華な建物・施設に、長崎湾の対岸に見られる100万ドルの夜景と夕食(鉄板焼き)の素晴らしさが際立つ売り物

③「嬉野温泉 萬象閣・敷島」の経営戦術・・・周辺には、何の見どころもなく、便利な場所でもなく、施設も中級レベルでしかない。

にもかかわらず、それを補って余りあるかのような、経営者と職員スタッフの協力で組み立てられた❶安価で、❷小規模だが、それぞれに超独創的で、個性的な温泉空間を10種類ほども作り、温泉自体を楽しめるように作られていて、❸夕食・朝食にも惜しみなく各種の食材や調理法を投入し、❹各室ごとに付いている顧客の世話係・仲居の徹底的な宿泊者向けのサービスで、客の満足を最高度に高める作戦。

④「由布院・玉の湯」・・・半世紀を掛けて作られたという、際立つ3,000坪もの広さを持つ自然色豊かな森林の中で、古風さを売り物にした和風建築の1階建てホテル。

各宿泊スペースは、数室もあって、丸で、庭付きで設備も整った1軒の家。

 この広さの庭や建物内の隅々にまで行き届いた整理整頓と清潔感・優しさには、きめ細かい相当な労働量が投入されているはずで、スタッフ一同のチームワークや協力は驚異的である。


令和1年5月5日 日曜日
CJA日本語学校:岡村寛三郎
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