浅倉秋成,KADOKAWA (角川文庫 2023/6).
単行本刊行は 2021/3.
タイトルが良い.
文庫化から4ヶ月も経つのに書店に平積みになっていたが,確かに 読み出したら止められなかった.
文庫化から4ヶ月も経つのに書店に平積みになっていたが,確かに 読み出したら止められなかった.
出版社による紹介*****
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
怒濤の伏線回収に驚嘆の声続出! 青春ミステリの傑作が、ついに文庫化!*****
怒濤の伏線回収に驚嘆の声続出! 青春ミステリの傑作が、ついに文庫化!*****
2部構成でそれぞれ語り手が異なる.
「怒涛の伏線」だが,大伏線はともかく,どうでもいい 本を厚くするためだけの小伏線もあると感じた.例えば波多野祥吾が身障者である必然性などない.
就活とは・人選とは という大問題はどうでもいいから,ミステリ本としてもっと薄くしてもらいたい...と思ったのは,ぼくだけ ?