Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

人生フルーツ

2018-04-09 11:05:07 | エトセト等
退職した建築家ご夫妻ご推薦映画が,まちの公民館で上映され,何年ぶりかに大スクリーンに接した.

高蔵寺ニュータウンの設計に参加した建築家が,ニュータウンの一隅に300坪の土地を買い,家を建て,畑を作り,雑木林を育て,年が流れてこの映画では夫婦は90歳と87歳.
四季折々,キッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実が美味しいごちそうに変わるという,優雅な暮らしが紹介されていると思ったら,おじいさんは草むしり(だったかな?)の後の昼寝から起きてこないで,そのまま亡くなってしまう.絵に描いたように羨ましいピンコロだ.
そこで一巻の終わり...と思ったらさにあらず,彼が建築家として新たに無償で引き受けていた仕事が紹介される.


おばあさんがおじいさんに対してとても丁寧な口をきく.
朝ごはんは,おじいさんはごはん,おばあさんはパンと別々.おじいさんが亡くなっても朝食を供える.

東海テレビドキュメンタリー劇場第10弾だそうで,ナレーションは樹木希林.
ドキュメンタリー制作の途中で主人公が亡くなったときのスタッフの困惑が想像される.

戦争を経験し,理想の団地の建設には至らなかったかもしれないが,まずまずの人生.
しかし,人口爆発・地球温暖化・放射能汚染・地震頻発...などと考えると,いまの若い人たちの老後はどうなるのだろうか.

Youtube の予告編.

コメント (1)
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