Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

和菓子のアンソロジー

2016-02-14 20:39:21 | 読書
坂木 司編,光文社文庫(2014/6).

Amazon の内容(「BOOK」データベースより)*****
「和菓子」をモチーフに、短編を一作書いていただけませんか? 読書家としても知られる『和菓子のアン』の著者・坂木司が、今いちばん読みたい人気作家たちに執筆を依頼。日常の謎を描くミステリーから、壮大な世界観を展開するSF、心温まる優しい怪談まで、さまざまな読み味の作品が揃いました。疲れたときに読みたくなる、宝箱のような一冊。*****

アンソロジーというと既出の作品から編集するものと思っていたが,これは坂木司の依頼により,一作ずつ交代で「月刊宝石」に連載された作品群を集めたもの.
作者は小川一水、木地雅映子、北村薫、近藤史恵、柴田よしき、日明恩、恒川光太郎、畠中恵、牧野修プラス坂木 司,

畠中恵作品に登場する賢い奥さんは芦原 すなお作品を思わせる.北村薫作品もこれと同様の暗号ものだが,例によって無理やり枚数を増やしたみたい.というわけで,ミステリーを期待したらハズレ.ちょっと毛色の変わった作品集というところ.締め切りに追われて苦しまぎれに書いたみたいなのも,なきにしもあらず.
ぼく的ベストは温暖化で生態系が激変した日本を舞台にした小川一水の SF.

タイトルに惹かれて図書館で借用.
コメント
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