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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ミス・マープル登場の「親指のうずき」

2010-09-24 08:25:24 | エトセト等
テレビでクリスティのシリーズをやっていて,これもその一環の90分ドラマ.CMなしの一気上映.込み入ったストーリーだが,途中で飽きることもなく,終わったら結構な満腹感.
イングランドの風景がのんびりしているが,駐留米軍への反感がちょっとのぞいたり.

アガサ・クリスティ作品に登場する探偵で有名なのは,一にポワロ,二にミス・マープル.三・四のない五番目くらいがトミーとタペンス.原作はクリスティ 78 歳の作品で,いじわるなせりふまわしなど やはり年寄りならではと思わせるところがある.
もともとはトミーとタペンスが探偵役で,ミス・マープルは登場しないはず.でも映画では,タペンスとミス・マープルがコンビになる.おばさん・おばあさんペアというだけで おもしろそうではないか.
若夫婦のイメージだったトミーとタペンスは倦怠期で,タペンスはキッチンドリンカーになっている.やはりアル中の牧師と語り合う場面がいい.

ライムライトのクレア・ブルームの名前を字幕に発見したが,最初に殺される 歳とったおばさんの役だったらしい.

一晩おいて「シターフォードの謎」.シリーズを見るのが二度目となると,新鮮さが薄れる感じはある.
彼氏を亡くした女性二人が海外旅行に旅立つ結末がいい...「いい」と思うのは,親指のうずき も含め,もっぱら本筋と関係のない部分だ.

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