今日、国会ではインド洋での海上自衛隊による補給活動を再開するための「新テロ対策特別措置法案」が衆議院に差し戻しの上衆議院議員の3/2以上の賛成多数で可決され成立しました。
この法案を巡っては、昨年7月の参院選での自民党が大敗した事で生じた、いはゆるねじれ国会が、この法案の一日でも早く成案化したい自民党と、これに反対な野党とのまさに衆参両院ではこの「ねじれ国会」により、最大の政治課題となりましたが・・・やっと今日の国会で衆議院通過した事から・・自衛隊の派遣継続問題はようやく決着を見ました・・・
福田内閣は安陪内閣から引き継いだ最大の課題をこのような苦労し、時間をかけて、成立を見ました。この報告を待っていた政府、なかでも防衛省は直ちに16日に補給活動の実施計画を閣議決定したようです。
1月下旬には防衛省は、補給艦、護衛艦を含んだ海自派遣部隊をインド洋再び派遣させる予定だとの事です。昨年11月から国際協力活動から日本が撤退してから、政府はこの問題を最大政治課題として捉えていただけに・・・福田首相を始め内閣の閣僚もこの法案の通過にホットしていると思います。
この海上自衛隊の補給活動は、平成13年9月の米中枢同時テロによって日本人の被害者も出たこの見えダル敵・テロ集団に立ち向かうべく、インド洋での海上テロ活動の阻止の一環として、シーレーンの安全を確保するために、米、仏、パキスタンなどの諸国と共に始まったものです。
その間、日本の海上活動は13年12月から6年間で、11カ国の艦船に計49万キロリットルの燃料を無償で供与して来たそうです。そのため、これらの参加国から一刻も早く日本の活動を待ち望む声が高まってました。
このような海上での給油活動は高度な作業だけに・・日本に変わってこの任務をなしえる国はそう多くないそうです。・・・やっとこれで日本も任務に参加出来る事が出来たことを聞き私もホットしております。
何しろ今回のような参院で否決された法案が衆院の再議決により成立するのは、昭和26年6月のモーターボート競走法以来で56年半ぶりとの事だけに・・・いかにこの法案を成案化するのに苦労したかが・・・とても理解できます。
(産径新聞記事引用)