日本もいよいよ、有人宇宙施設による国際宇宙ステーションの日本実験棟の建設がもうすぐ2月から始まるそうです。今までは無人での月への着陸が成功して鮮明な画像を見て、「すごい・・・」と思ってましたが、有人宇宙での第1便には土井隆雄飛行士(53)が先発飛行士になるのだそうです。
4月には第2便として星出彰彦飛行士(39)が米スペースシャトルに搭乗して行き、日本実験棟作りに加わります。そして秋以降には、若田光一飛行士(44)が日本人として初めてISSに長期滞在しながら引き続き建設の継続に参加して、やがて来年3月には第3便を待ちながら「きぼう」の完成に立ち会う予定との事です。
この記事は兎角現実世界は、嫌なニュースが目に付きますが・・・いよいよ日本も本格的な宇宙にその拠点を作れるまでの実力がついた事であり、宇宙での日本拠点を持つことななります。このような宇宙に自国の拠点を持てる国はそう多く在りません・・・
ここの実験棟では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の計画によると、有人宇宙飛行や月・惑星の有人探査などを行うのだそうです。これを行なうことは・・・日本の宇宙開発を未来につなげる重要なステップだといっております。
もう間もなくに迫った宇宙への旅立ちをする「きぼう」はいま最後の点検をしているこだと思います。
記事によれば、この「きぼう」内は、主に5つの部分から構成されているようです。飛行士が普段着で活動できる所は「船内実験室」と「船内保管室」の2カ所だとの事です。
このほかに、よく宇宙遊泳しているような写真を見ますが・・・つまり宇宙空間での活動をする「船外実験プラットフォーム」と「船外パレット」が在るそうで・・・これらの活動を船内から操作出来る「ロボットアーム」から成っているのだそうです。
これらの開発費は総額3350億円にもなるのだそうですが・・・今後の日本の先進科学の向上のためには、必要な費用だと思います。
ここでの実験活動の中心は、船内実験室と船外実験プラットフォームだそうです。4月に打ち上げられる船内実験室は、直径4・4メートル、長さ11・2メートルの円筒形。室内は2・2メートル四方の空間で、手を伸ばせば“天井”につく広さなそうですが、ここでは同時に4人まで活動できるとか聞きました。
でも、船外実験プラットフォームでは、宇宙放射線などにさらされる過酷な環境下での実験施設なのだそうで、側面に、直方体状の船外実験装置を取り付けて、ここで地上からの入力した手順に基づいて自動で実験や観測を行うとの事です。それらの全ては、筑波宇宙センター(茨城県)との交信に用いる「衛星間通信システム」と言う物が飛行士を側面から手助けするようです。
実験ラックは「細胞培養実験ラック」と「流体実験ラック」の2台が完成しているそうで、何しろ私には理解不能ですが・・摂氏1600度まで加熱できる「温度勾配炉ラック」を使った半導体材料の結晶実験など、この分野では先駆的な研究計画がめじろ押しだとの事で・・・私などには、その研究開発分野の進歩は本当に先端をいっているのだということは理解できます・・・
「きぼう」開発プロジェクトチームの今川吉郎プロジェクトマネージャは、「通信・冷却系の装置は、ISSでも一番充実している・・・これまでにない成果があがるだろう・・」と言っているそうでこの言葉だけでも私はその情熱が伝わり、胸が熱くなる思いです。
シャトルが引退する2010年以降の物資補給のために、JAXAは宇宙ステーション補給機「HTV」を開発中とか・・・これが出来ると、直径4メートル、長さ10メートルで食料や実験装置など最大6トンの荷物をISSに運べるのだそうです。
HTV打ち上げのため、現在の日本の主力ロケット「H2A」の能力を増強した「H2B」を近く完成させる事に現在はそれに集中していると思います。これらを2009年度の打ち上げを目指しているそうです。
日本の現在開発中のHTVやH2Bは、ISSへの物資補給の主力として各国からも期待されるだけでなく、「これらの技術は有人宇宙技術への応用が可能。日本の有人宇宙開発へ向けての大きな一歩にもなる」・・・と、関係者は強調しております。
この日本の宇宙開発の将来を明るく照らす存在となる「きぼう」の灯りであり・・・日本も宇宙から目が離せない1年となりそうだと・・・関係者だけでなく多くの人が楽しみと不安も在りながら・・・注目しております。