容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

故蒋介石総統も現在の台湾では無用の人?

2008年01月09日 08時03分50秒 | その他

 

          


最近の事らしいのですが台湾では、かっては国父として祭られていた蒋介石元総統(1975年死去)の巨大な銅像もいまは、周囲に「芸術作品」を飾って、同氏の威厳を消し去ろうとしているようです・・・

この蒋介石氏の銅像がある中正記念堂もいでは、名称も変え台湾民主記念館と改められて、1月には再開したそうです。このような扱いに、国民党の支持者にとっては苦々しい思いだと・・・想像されます。

現在の総統は、李登輝氏の続いて、陳水扁政権ですので・・・・国民党の蒋介石氏の時代には、台湾人の独立派に対して相当過酷な扱いをしていた事が今でも台湾人には忘れられないらしく・・・「独裁者をたたえるのはおかしい」との理由で、このかっての台湾観光の目玉でもあった蒋介石像は、今の台湾にとっては、単なる独裁者になっております。

しかし、時が移り・・・2007年5月からは、台湾民主記念館へと名称を変更して、国民党を率いた蒋介石元総統の偉大さを誇示した銅像の設置場所を一般人の目には触れないようにしてあるそうです。このようにして今月1日から再公開された銅像の近くには・・・国民党に弾圧され犠牲となった知識人らの名簿や民主化運動に関する展示物を並べてあると聞きました。

このような措置をとるのは、よほど蒋介石時代が大陸からやってきた国民党にたいする反感が強かったのだと思います。そのせいか・・・それ以前に日本が台湾を統治していた時をよほど懐かしいのか・・・その辺は韓国とはまるで違った反応を今でも台湾人は日本人に対して、親しみを込めて接してくれます・・・

それがいまの中国政府は気にいらないのでしょうね・・・中国は何年かかってもこの台湾を自国の領土として、台湾人にも認知させたいのでしょうが・・・しかし、現在台湾生まれの人口が多い台湾を統一するのは・・・それを拒否して折る人も多いのですが・・

一方では経済面では中国との交流を増やしたい・・・財界人も多くいま、台湾はその選択に次期政権は国民党が選ばれたようですが・・・果たしてどんな舵取りをするのか・・・日本人も注目している人が多くおります・・・ 

( 読売新聞記事引用)