My Life

春夏秋冬~日々の徒然や思うことを綴った倉庫です。

手放す

2015-02-09 20:57:26 | The Words


古い考え方を手放し、新しい価値観へ移行しましょう。


こんな、フレーズに出会った方も多いと思います。


私も結構、てばなしちゃいなよ~ってよく仲間からいわれてました。


               でも、できない。



・・・・できない私は、本当に不器用なのか、だめなのか相変わらずだな、と思っていました。



      
今年になって、その「手放さないといけない」っていう「感情」に振り回されて、病気になりそうになるく

らい気力が落ち込みました。


でも、落ち込んだら浮かび上がるのを待てばいいだけ、というフレーズのとおり、


「てばなせない、じぶんを、みとめてあげる」


今まで、その感情をてばなさないとだめだっていう自分がいたけれど、そうではなくて。


「その感情が実は私の原点なんだ。情けないけど手放せないっていうのが根っこの自分なんだ。

だから、手放せないんだ。当たり前だ。本当の自分は手放せないもの」


ふっと、そう、気づくと、気持ちがすっとおさまりました。気にならなくなった感じでした。



わたしは「○○を手放したい自分」を手放した。・・・(結局そうなるのだと思いますが)


手放すって、いいまわしは、わかりやすい言葉でも、現実は難しいのかもしれないと思います。


人間あっさり、転向、できれば、悩む人もいないと思います。


でも、その感情を、「認めてあげること」、そういう自分も、あり、なんだよ。

と、ただ、認めてあげること。



そういう感情があったから、ここまでこられたんじゃないか。


手放したいことは、本当は、「「手放したい嫌な面」が自分にあることを許せなくて、「手放したい

自分」」なんじゃないのか?





結局、そういうことなんじゃないか、って、現在は感じています。


本当はもっと煮詰めて書きたかったんですが、このところの体験にしました。




            手放せないということは、結局それが、必要だからなんだよ

                大切だから、手放せないだけなんだ。

      他人にとっていらない小石でも、自分にとっては宝物のようなものなんだ、きっと。





















温故知新

2014-12-08 21:27:28 | The Words

もうすぐ、今年も終わりますね。早いようで、長いようで・・。

本当に、いろいろあった一年でした。


大河ドラマ、今年は軍師官兵衛ですね。ご当地なので、たくさんのゆかりのところにいって

色々な歴史ネタを学ぶことができて、とてもラッキーでした。

(というのも、北条時宗のとき、も、ふくおかだったので)

昔から、親が大河ドラマを見ていたので、自然に見て育ちました。


大河ドラマの良さ、は、「歴史を様々な角度から描く」ところだと思います。



たとえば、石田三成(いしだみつなり)は、領民に慕われた方で、今もずっと供養されているとか。

簡単に書くと「立場的に悪人でも、地元ではヒーロー・・・」ということになりますね。



真実がある程度しかわかっていないとき、「ドラマ的な要素」をいれるのですが、役者さんも、みなさん

大変だと思います。でも、そこが、「多角的なよさ」の出番ともいえると思うのです。



さて。歴史から学ぶことはとても多いです。

軍師官兵衛さんも、最期は天下を狙った、という描き方になっています。(後一回で終わりですが)

でも、天下は、徳川家康さんに転がるわけで。

諸説、ある、ところ。(狙っていたかどうか?だそうです)

いわゆる「見どころ」が、やはり一番短縮されてしまうのかなーと見ております。

若い方で、自分を見失いかけた時、一番性格が似ている「歴史上の有名人」のDVDや

本をみたら、ヒントになると思います。


私事ですが、大河ドラマ(利家とまつ、功名が辻など)で、「夫婦の在り方」を学んだような

きがします。


利家とまつ、の、まつさまの性格に私は近いので、DVDを買って何度も見ました。

父も死に、母は入院中。大事なことを教わるべきときに、親はいない。

結婚はしたいけど・・・という時期でした。

なら、大河ドラマで描かれる「夫婦」を学ぼうと思って、(時代は違っても大差ないと思うので


そういう感じの大河ドラマを見ていました。




振り返ると、それはとても役に立ちました。



こんなとき、まつさまなら、どうするか?何がその時一番大切だと思われていたのか?

など、つまづきそうになると、頭をリセットしてそのように考えて困難なことでも
なんとか乗り切ってこれたかな、と思います。


みなさんも、「温故知新」です。


歴史上の人物は、たくさんいるので、誰か、見つかるはずです。

映画やドラマは、エンターメントでもあるので、楽しくみて飽きないですし。(私にとってはですが)

もし、自分を見失ったとき、ためしてみてくださいね。












おひとりさま

2014-11-19 10:50:32 | The Words
おひとりさま、という言葉が、いつの間にか世間で定着するようになりました。

皆さんはどんなイメージを持っておられますか?

私は、かなり長い間「おひとりさま」でした(笑)

幼稚園から、大学入学まで「無視」されつづけ、ほんとうに「おひとりさま」だったのです。



私が何かしているわけではないけれど、きづけば「ひとりぼっち」にいつもなっていました。



私の世代はとにかく「グループ(仲間)」をつくることが好きなようです。




なので、大人になって結婚し、子供ができると「ママ友」という仲間をつくる。

このはしりの世代です。



子供時代「仲間に入れない」ことは、はじめはとてもつらかったです。



でも、振り返ってみると、プラスなこともありました。



学校でひとりでいられるところは「図書館」でした。(学校の、です)

だから、学校ではいつも昼休みになると本を図書館で読みまくっていました。

気づけば、たくさんのジャンルを読んでいました。シリーズものはすべて読破していました。

これは本当に心の財産になりました。


また、大人になって、友人から、結婚して家庭に入り、「家にずっといて、外の誰とも話さないこと」が

辛くて仕方がない、と聞いたとき、

「ああ、私は孤独になれているから、なにも思わないし、ある意味よかったな」と素直に思ったものです。



ツレが仮に先に亡くなっても、孤独に、良くも悪くも慣れているので、ある意味、喪失感に耐えられない、といったことはあまりないと思います。


ある意味、ひとりひとりはユニークな、「オンリーワン」の存在です。



個性にもよりますが、「仲間外れにならないように」、「いい人」であろう、とするとどうしても疲れて

しまいます。


他人の評価=自分の評価に、なってしまうこともある。



つまり、自分がなんなのか、見失う危険もあるということです。




「ひとりでいる時間を楽しめるようになる」と、境界線もはっきりしてきます。

ここまでの付き合いなら、大丈夫。という目安です。

やはり誰しも侵されたくない「パーソナルスペース」が存在するからです。


「おひとりさま」も、ある意味楽しめるようになったなら。

より、さまざまなかかわりや、コミュニケーションも、無理せず、楽しんでいけるようになるのでは

ないか、と思っています。













どん底

2014-09-14 00:11:37 | The Words
人生は、ときに、自分の生きたい方向に向くわけではありません。

八方塞がり、の時期が必ずあります。

いわゆる「どん底」のときです。

そういうとき、思っていただきたいのは、「永遠に続かない」ということです。


私事で恐縮ですが、十六年間ほぼひとりで母を介護してきました。

母はとても厳しい人でした。自分にも厳しい人で、介護は楽だろう、と思っていたのですが

どんどん崩れていく母の人格。

結局、最後まで、母の病気を受け止める度量は、私にはありませんでした。



今は二十代で親御さんの介護をしていらっしゃる方も多いと聞きます。


確かに「青春」は奪われるかもしれません。でも、「どん底」はずっと続くことはないのです。

そして「いのち」の代えがたい授業を受けている恩恵という側面もあるのです。


もう介護で私は人生終わりかな・・と絶望もありましたが、やはり状況は変化していくものです。

母は、突然、思いがけなく旅立ちました。

それは誰も予測がつかなかったことでした。

そして、思いがけなく介護中に、縁談が決まり、結婚後に母を見送ることになりました。

「どん底」のとき。

「かがみ」を見てください。どういうお顔をされているか。

「生きている」のです。生きているから「鏡」に映るのです。

「どん底」でも「生きている」

今までもたくさん絶望もしてきたけれど、こうしてどうにか「生きてこられた」ことが実感できる

一つの方法です。

人間は案外しぶといのです。

弱いだけでもない。強いだけでもない。半々だからです。

どん底のトンネルを抜けると、本来のやりたいことがみえてくるはずです。

どうか、しっかり自分と向き合っていただきと思っています。






迷う

2014-07-26 13:00:42 | The Words
お題は「迷う」

私は、かなり「迷う」経験をしてきました。

でも、「迷う」って、マイナスなイメージがあるようだけど、違うのではないかなと思っています。

もちろん「迷いのないクリアな気持ち」っていいものだと思うけれど。

迷うとき、払おうとして「試行錯誤」します。
あるいは、どうどうめぐりになるかもしれません。

でも、それはある種「当たり前」ではないでしょうか。

迷わなければ、「人の意見」も、聞かないかもしれない。

本も、読まないかもしれない。

試行錯誤もしないかもしれない。

私は迷って決断して、「捨てたもの」の中にも「宝石のかけらがある」と感じています。

だから、「こうだ、と」決断しても、「迷った時の気持ち」の中にも大切なものがある

それは、十年たって、ふと見つけることがある、ものかもしれません。

人生、すべて「白」である必要はない。

黒でもちろんいいわけでもない。

「グレー」もあって当然だと思うのです。

「黒」を経験するから「白」がわかる。たとえ「生成り」であっても。

「グレー」はどちらも一緒に経験できる、それが「迷い」ではないでしょうか

いわゆる「迷っているからこそ」、「中庸の感覚」もなんとなくつかめる機会を手にしているとも
いえるのではないかと思っています。

それに、人にやさしくできませんよね?

そのような経験がなければ、人の苦しみも、悲しみも、共感することはあまりないのではないでしょうか。


おおいに迷ってください。おおいに苦しんでください。

でも、先には、必ずいつかは抜け出せるという「希望」だけは信じていてくださいね。それがコツ。

好きな言葉を最後に。

「傷ついたと感じるとき。傷ついたのではなく、それは「磨かれている」のだということだ」




一人旅のススメ~人見知り克服法~

2013-11-22 21:13:46 | The Words
私は小さいころから、人に対する恐怖心が強いところがありました。

フツーに八百屋さんで買物をする、でもこわもての店主さんと話すことすらできない・・。

そういう性格のため、父は小学校を一年遅らせようか、と思っていたようです。

そういう極度の人見知りを私が克服したのは「一人旅」でした。

時刻表を読むことができるようになり、旅の内容を組み立てられるようになって
わけもなく自由にどこかに行けたらな・・という思いがわきあがってきて。

もともと家族旅行なんかで「旅」は好きだったのですが、知り合いのいないところを
もともと方向音痴の私が旅することができるのか?

そのとき思いだしたのは「ゼミの教授」の旅のお話。
「ボランティアガイド」さんに、ガイドをお願いしたらなんとかなるという話を
思いだしたのです。

初めて「ボランティアガイドさん」をお願いしたのは金沢旅行でした。

待ち合わせ場所は初心者でも分かりやすい場所を選んでいただき、現地の人しかしらない穴場を沢山ガイドしてくださって、想い出深いものになりました。

一人旅は「知らない人」と会話しなければなりませんし、自分で全部組み立ててやるので
頼るのも基本は自分。

今はできないけど、沢山の財産を「一人旅」で得られたような気がします。

「人見知り」を克服したい人で「旅」が好きな人にはおススメです!





自作詩 いじめられている君へ

2013-09-15 23:12:30 | The Words

                  いじめられている君へ




   いじめられている君へ

   とてもつらいことだろう
   あなたの誇りもプライドも傷つき
   あるいは からだをも傷つけられているかもしれない

   でも 死のうなんて思わないでほしい

   もし死のうと思うなら
   そのエネルギーで 倍返しすることだ

   あるテレビではやっている言葉
   君も知っていることだろう

   やられたら やりかえす 倍返し

   でもね

   倍返しは 仕返し ではない

   困っているお年寄りがいたら 席をゆずること

   心配してうざい両親に 
   たまには
   おつかれさま といってみること

   みちばたに落ちているゴミをひろうこと

   道に迷った人がいたら 微笑んでナビしてあげること

   そう 優しさの倍返しだ


   いじめられている君へ

   傷つけられていると分かるだろう
   さりげない 優しさが どれだけ身にしみることか

   そして そんな優しさが 

   君の未来をつくっていくことを

   
   未来の僕が保障する

   あのとき傷つけられたから

   枯渇した大人の社会でいきてゆく術を手に入れられた
   へとへとになる営業もへっちゃらになっていた
   
   そして複雑な人間関係の中でのさりげない心遣いさえ

   優しさの倍返しのおかげで身についていた


   いじめっ子に感謝する気持ちもちょっとだけ芽生えているのが
   
   これが大人の今の僕の姿

   
   だから未来を悲観することはない


   いじめられている君へ

   優しさの倍返し

   ささいなことでいいから はじめてみよう

   そして

   きっと君は

   ある日ふときづくだろう

   笑顔の花の中に いつのまにか 温かい輪の中に
    
   君がいることを

   微笑んでいる

   君がいることを

   
 
     

    

   


無題(自作詩)

2013-08-18 16:21:43 | The Words

          あなたが ほしになったと聞いて

          望んで 

          ひとしれず ほしになったと聞いて


          わたしは ひとり 夜空をみあげ

          あなたをさがしています


          でも さがすのは この街では むずかしすぎる

          よけいな あかりが 邪魔をする


          だから 海辺へ行きました

          毎年 鎮魂の花火があがる海辺へ


          小さな無数のほし型の花が 幾重にも

          折り重なってあがりました


          どーん どーん


          きれいだよ とってもきれいだよ


          あなたのいる空では どう うつるのでしょう


          花火が終わると漆黒の空がひろがり

          無数のほしがみえました 

          やっと ほしがみえました


          天空で こんどはずっとかがやいていて


          いつか そのかがやきをたよりに

          わたしたちが ほしに なるまで


          ずっとずっと


          かがやいていて



















 









無題(自作詩)

2013-07-30 13:04:35 | The Words




        ただ

        どんなにもかえがたい何かを求めて
    
        旅に出る

        でもいつも立ち返る場所
        それがふるさとなのかもしれない

        しかし

        
        また旅に出る

   
        たとえその惜別のくりかえしでも
        
        今幸せなのかと皆問いながら 

        永遠の旅路を繰り返して


        ゆこう 友よ


        いつか別れてもまたどこかで会える気がする

        そして みな 想い出として

        こころの箪笥に残してゆくのだ


        想い出だけは持って行ける

        たとえ身体は土に還っても


        ひとやすみしたら

        さあ 旅を続けよう

        まだみぬ誰かがどこかで待っている

 

あなたを想えば(自作詩)

2013-07-30 12:57:28 | The Words
  




             あなたを想えば



        あなたを想えば

 

       それはことばとなり
        
       詩(うた)となり



       それは大地に芽生えた双葉のように

    
        いつか

        風にそよぐ 大樹となれ


        あなたを想えば



昔から詩を書くことが好きでした。ライフワークにしたいと思うこともありました。
でも母の介護や色々なことがあり、詩、どころではなくなり、今に至るのですが・・。
これはかなり昔のものですが、これからまた新しく書いていってもいいな、と思うように
なりました。

おめでとう(自作詩)

2013-06-20 21:24:43 | The Words

おめでとう      






おめでとう。

あなたは、何回言われたことがあるのだろう。

ときどき

あなたが遠い目をするとき

あなたは何をおもっているのだろう


誕生日なんてもう、いい

なんども わたしは 言いましたね。

でも

そっとテーブルにおかれていたのは

わたしがすきなケーキでした

おめでとう

ケーキがにっこりわらった気がしたよ


おめでとう

たんじょうび おめでとう


わたしとおなじで

誕生日なんてもう、いい

そんなあなたに わたしは ご飯をつくった

ささやかだけど おめでとう

食べた後

うたたねをした あなた

まるで幼子のように


ほんとうにまいにちがんばって

眠れない日もたくさんあって

がんばってますね

たまには気を抜いてくださいね



おめでとう

あと

なんかい いえるかしら




おめでとう


なんまんかいも いいたいな



からだが無くなったら


またたく 星になって

わらいかけるよ


特別な日


あなたが産まれた日


たんじょうびおめでとう!








動機

2013-04-24 11:30:10 | The Words
                動機



ネガティブな思い癖があり、どうもうまくいかない、自分をなかなか肯定できないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

私もその類にもれず・・・小さいころから極度の心配性でした。
心配や恐れを手放しなさい、と言われてもなかなか出来ずにまた落ち込む日々。
自己啓発本を読んでも、ピンともこない。

でも、そんな負の領域から抜け出すヒントを、愛読している、とある方の
ブログからみつけました。

それは動機が大切だということです。

ひらたくいうなれば、「わくわくすることだけをしなさい」、「喜びをもてることだけをしなさい」ということです。

ふりかえると今まで極度の心配性だった私は「失敗しないため」「怖いことがおこらないため」、全て「マイナスの動機」から行動していることに気付きました。

マイナスからはプラスはあまり生まれない。

マイナスの動機も後漬けになってある程度「暴走」を「自制」できたのは事実なので過去も栄養、と位置付けてなるだけ気にしないようにしました。


たとえば、ほしいものがあるとする。当然わくわくしますね。でもお財布は痛い時。

でもここで「これが手に入ったら、ずっと喜んで愛用できるだろうか」

一呼吸おいて強いプラスの動機か、「動機」を確認するのです。

すると、自分にとって必要ないものはやーめた。と不思議にすーっと気持ちがさめるのがわかります。

逆にやはり「わくわく」だと、お財布がそれで空になっても、ヤッパリ良かったと思える良い買い物ができる。これで衝動買いも減らすことができます。

しかし、人生は、わくわくすることだけをしていられたらよいけれど、そういうわけにはいかないことも沢山ありますね。

自分にとってしんどい、責務のようなことをしなければならないときもあります。

そのときも「義務」ととらえるのではなくて「自分を磨くありがたいチャンス」と動機をプラスの方にかならず一度リセットするのです。意識を変えてみる。

たとえどんな小さなことでもいいです。そんな「プラスの動機」を積み重ねてゆくと

たとえ物事が上手く出来なくて失敗しても「失敗は成功の母」だと、自然と気持ちが前に向くようになります。


ほほえむ人に孤独な人はいない

2013-04-15 14:32:53 | The Words

            ほほえむ人に孤独な人はいない

お店のオーナーはもちろん、家庭のご主人や奥様はとにかくいつもほほえんでいる
ことが大事なんです。いつも優しい気持ちでいると、そういう生活の仕方というものを
こどもも見ならうわけですから、そういう子に育っていきます。ですから、まず会社に行ってもほほえんでいればいいのです。(中略)

言葉というのは、その人の表情次第でどうにでも変ります。
どんなに乱暴な言葉でも、笑って言っていればいいんです。

子供を叱ったり、同僚の不始末を注意したり、部下を叱ったりするときに、どんなことがあってもほほえみながら怒ればいいのです。

なめられるんじゃないかという方もありますが、じつはその方がこわいんですね。

口ではきついことを言って、顔までこわい顔をしていますと、追いつめられた相手が逃げる場がないんです。そうなると、とびかかってきます。こっちも感情的になるし、向こうも感情的になって、うらむようになりますね。

たとえば、「あなたはミスがいつも多いけれども、どうしたの、貴方らしくもない。
今度から注意するように」と言えば、「ああ、悪かったな」と相手の方が反省するんです。

ところが、「あんたは、ミスばっかりしてなによ!つきあっていられないわ」
と言われたら、「そんなこといわなくたっていいでしょう。ミスしたのは分かってるんだから。こっちだって好きにやってるわけじゃないよ!」ということになってしまいます。

人間の顔というのはうまくできておりまして、泣くためにあるのではありません
涙もうれし涙を流すためにあるので、そういうふうに思ってください。

ほほえんでいる人のまわりには何かいいことがあるんだろうと思って、みんなが寄ってきます。いつもブスッとして、つかみかからんばかりの人がいますが、そういう人には誰も寄ってきません。

そういう人はいつまでも孤独です。孤独というのは、まずほほえまない人です。それはだれが悪いわけでもなく、自分が悪いのです。(略)みなさんのご存じの方もそうでしょう、ほほえんでいる人というのはいつもにぎやかですね。これが一番大事です。



ほほえみの首飾りより

_______________________________________

いろいろ悩みはつきませんが、人間関係がいちばん難しいと思います。
なにかのヒントになればと思い、抜粋してみました。
良い対話力の法則があって、一番重要なのは、笑顔。だと記憶しています

ティッシュ配りのバイトをしていたとき、通りすがりの人につくりわらいでもいい、笑顔で目線を合わせるとだいたい受け取ってもらえることに気づきました。
まずは鏡をみて練習あるのみ!


休みが来ても楽しくも嬉しくもない

2013-03-25 11:33:58 | The Words

休みが来ても楽しくも嬉しくもないんだよね・・・


これはツレの言葉です。

結婚してすぐ、ツレは失業してしまいました。
そのうちなんとか仕事に就いたので、安心したのですが
仕事はとてもハードなものでした。

二時間かけて勤務先に出かけていたのですが、シフト制になっていて
朝8時から始業。帰ってくるのは夜の10時くらいの日もざら。

シフトを組んでる上司は、徒歩五分の距離に住んでいるので始業8時でも
何ともないと思うけれど、ツレが二時間かけて出勤していたことも知っていたはず。
正直なんとかしてもらいたいものだと思っていました。

夜が遅くなるので夕食も、「夜食」のような感じになり、毎日「うどん」

眠れないと辛いからといい市販の睡眠薬を週に3回くらい飲むこともありました。

そんなときにツレがぽつり、といった言葉です。

私はこれはやばい、と思いました。
うつ病の兆候だ!と直感ですが思ったのです。

私は自殺遺児です。二十代前半で、父がうつ病で自殺しました。
うつ病はかかると(治りますが、)ほんとうに厄介な病気です。

不幸中の幸いで、父がうつになりかけた当時のいわゆる「前駆症状」(まえぶれ)
言動、それから不眠、食欲減退、頭痛、などがあげられますが、それを覚えていたことが結果として役立ちました。(全てあてはまっていたので)

とりあえず彼を説得して二週間の休職をさせました。

休職中のその間、近所で評判の良い病院に行って、カウンセリングを受けてもらい、軽い睡眠薬も処方してもらいました。

意外に思われるかと思いますが、睡眠薬も病院では何種類もあり、軽い安定剤も睡眠導入剤として処方されたりもします。なので市販の睡眠薬より結果として軽いお薬ですむ場合も多いのです。

処方してもらったお薬は「うつ病系の」軽い安定剤でした。やっぱり・・。

そして、落ち着いたところを見計らって、会社での事情を聞いたのです。

典型的な「パワハラ」を受けていたそうです。

「休職は妥当だったと思う。でも辞めたら困るじゃない」

「大丈夫だよ。まだ貯金もあるし、結婚前から職歴知ってるけど、あなたの
スキルをいかせる職場は、現在は結果としてそこではないと思う。沢山スキル持っているんだもの独立を考えてもいいくらいだよ・・」

「・・・独立かあ・・僕も考えてはいたんだよね」

ふと言った言葉だったのですが、「独立」をツレが本気で考えていたなんて
思いませんでした。

二人で散々話し合った結果、「辞職」を決断。

ツレの状態がよくなり、体力も気力も戻ったところで「再就職」と「独立」を
てんびんにかけて、徹底的にリサーチしました。

結果、「独立」することに。


現在ツレはとても元気です。

生活はまだまだ安定しませんが、睡眠薬もたまに上手に使いあれほど飲んでいた頭痛薬もすっかり「お守り」になりました。

しかし、これは子供を持たない選択を夫婦でしていたから、思い切って
出来たことです。

うつが疑われる時は、とりあえず「休職」がいちばんです。

内科で薬も処方してもらえますし、内科に入院して治療を受けることも可能なところもあります。

父のことも、気持ちの整理がつかないまま、生きていたのですが、父の死が結果として、無駄にならなくて本当に良かったと思いました。

男性はなかなか職場のことや仕事のことを家族に心配かけるのが嫌で
言わない方も多いと思います。

パワハラなどはどこでもありえることですし、パートナー同士「状態観察」、をこころがけることが、精神疾患などの発病を防ぐ一番の方法だと思います。

この体験がどこかお役にたったら幸いです。








本当はいい子なんだよ

2013-03-22 10:07:10 | The Words
 
      本当はいい子なんだよ


校長先生は、トットちゃんを見かけると、いつも、いった。

「君は、本当は、いい子なんだよ!」

そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。

「そうです、私は、いい子です!」

そして自分でもいい子だと思っていた。

たしかにトットちゃんはいい子のところもたくさんあった。

(中略)

でも同時に、珍しいものや、興味のある事をみつけたときには、その自分の好奇心を満

たすために、先生たちが、びっくりするような事件を、いくつも起こしていた。

 (中略)

でも校長先生は、そういう事件が起きた時に、絶対に、パパやママを呼び出すことは

なかった。他の生徒でも同じことだった。いつも、それは、校長先生と、生徒の間

で解決した。初めて学校に来た日に、トットちゃんの話を、四時間も聞いてくれたよう

に、校長先生は、事件を起こした、どの生徒の話も、聞いてくれた。その上、

「いいわけ」だって、聞いてくれた。そして、本当に、「その子のした事が悪い」

とき、そして「その子が自分で悪い」と納得したとき、「あやまりなさい」

といった。でも、おそらく、トットちゃんに関しては、苦情や心配の声が、生徒の父兄

や、他の先生たちから校長先生の耳にとどいているに違いなかった。だから校長先生は

トットちゃんに、機会あるごとに、

「君は、本当は、いい子なんだよ」

といった。その言葉を、もし、よく気をつけて大人がきけば、この「本当は」

に、とても大きな意味があるのに、気がついたはずだった。

「いい子じゃないけど、君の「本当」の性格は悪くなくて、いいところがあって、校長
先生にはそれがよくわかっているんだよ」

校長の小林先生は、こう、トットちゃんに伝えたかったに違いなかった。残念だけど

トットちゃんが、この意味が分かったのは、何十年も、たってからのことだった。

でも、本当の意味はわからなくても、トットちゃんの心の中に、「私は、いい子なんだ

という自信をつけてくれたのは事実だった。

(中略)

そしてトットちゃんの一生を決定したのかも知れないくらい、大切な、この言葉を

トットちゃんがトモエにいる間じゅう、小林先生は、言い続けてくれたのだった。

「トットちゃん、君は、本当は、いい子なんだよ」って



「窓際のトットちゃんより・・・黒柳徹子著」
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これは第二次世界大戦が終わるちょっと前まで、実際に東京に合った小学校と、そこに
通っていた女の子・・トットちゃん(黒柳徹子さん)の実話です。

黒柳さん、(トットちゃん)は、小学校で入学早々、退学になってしまいます。
それで親御さんが見つけた「トモエ学園」に通うことになり、その日々が綴られています。

私の祖父(母方)も小学校の校長先生でした。

「教師は何事があっても現場から離れてはいけない。つねに現場にいるべし」
・・これが口癖だったと聞きました。

祖父は、第二次世界大戦が終わってすぐ、職を辞し、百姓になりました。
教師として、思うところがきっとあったのだと思いますが、誰にもその理由を
語らなかったそうです。

幼稚園の頃、病弱だったので病院に行ってから、幼稚園に顔を出す日々。
でも、なぜか付添は母ではなく、祖父でした。

祖父はとやかく言わない、多くは語らない人でした。
でも、神経質な母に比べ、無言でも微笑んで寄り添ってただ見守ってくれている
「祖父がいる安心感」は確かに伝わっていました。
それで怖い痛い病院でも我慢しよう、と思えたのだと、今になって感じています。
そのときだけは、「おりこうさん」に変身できたのだから。

子供には「見守られている安心感」特に小さい頃は大事なのではないかな、と感じます

小林先生は、いつも「校長室」ではなく手があいたら、「現場」にいたのだろうとおもいます。そして生徒を「見守って」いたのだろうと。

刊行当時、まだまだ子供だったけど、この本は大好きでした。

教育現場で色々言われている今、あらためて読み返してみたい本です。