若いときにしか着れない洋服でも、気に入って捨てられない・・。
こんな思いをお持ちの方は多いと思う。
着物の場合もさすがに着れないものもでてくるが、染め替え、という技法で
なんとかする、という方法がある。
着物の地色を「染め変える」という技法なのだが、
たとえば喪服のような「真っ黒」さえ黒も見事に抜ける技術が日本にはあるのだ。
もともと黒は、下地としていったん「赤」に染めるという手間をかけるのだそう。
だから綺麗に色がぬけるのだろうか・・。
今のところ、自分の着物は大丈夫なのだが、母が「気に入って捨てられない」着物の中で
そろそろ手入れをしなければいけないものがでてきた。
端的に言えば「50~70」くらいの自分にあう着物、だろうか。
複数の呉服屋に持って行って、聞いてみると「未来の自分に合う着物」の地色の幅にかなり
差がでるのでびっくりした。
親戚から、ひいきにしてくれと言われたところは、店主が若い。
実直で手堅い方だが、ただ、京育ちなのである。
「京好み」と「博多好み」とは土地柄でずいぶん違う。
染めが主力のお店なので、リーズナブルにしてくれるのはとても助かるのだが
どこか頼りない。
かたや、実家のそばだった呉服屋で、頼りにしている店員さんがいるところは、安心はできるが
値段はそれなりに高い。
ある着物に例をあげると、手書きの白地にボタンの花が鮮やかな訪問着。
頼りの店員さんに聞かれ、考えあぐねて私が伝えたのは「淡い紫」
「なるほどね。ただ地味にすればいい、というわけでもないから、かえっていいかもしれませんね。
すこしぼかしをいれても素敵ですしね。後は薄い色なのでシミが隠れればいいけど」
対して若い店主さんの見立ては「薄い金茶色」がいいかもしれない、という。
まあ、確かに「落ち着く感じ」にはなると思うのだが、着物の元の雰囲気とはかなり違うものになる
あまりにもふり幅が大きくて、最適なものは何なのか、かんがえこんでしまった。
はてさて。未来の自分はどんな具合がしっくりくるのだろう。
とにかく手当ができるうちに道筋をつけたいと思っている。
こんな思いをお持ちの方は多いと思う。
着物の場合もさすがに着れないものもでてくるが、染め替え、という技法で
なんとかする、という方法がある。
着物の地色を「染め変える」という技法なのだが、
たとえば喪服のような「真っ黒」さえ黒も見事に抜ける技術が日本にはあるのだ。
もともと黒は、下地としていったん「赤」に染めるという手間をかけるのだそう。
だから綺麗に色がぬけるのだろうか・・。
今のところ、自分の着物は大丈夫なのだが、母が「気に入って捨てられない」着物の中で
そろそろ手入れをしなければいけないものがでてきた。
端的に言えば「50~70」くらいの自分にあう着物、だろうか。
複数の呉服屋に持って行って、聞いてみると「未来の自分に合う着物」の地色の幅にかなり
差がでるのでびっくりした。
親戚から、ひいきにしてくれと言われたところは、店主が若い。
実直で手堅い方だが、ただ、京育ちなのである。
「京好み」と「博多好み」とは土地柄でずいぶん違う。
染めが主力のお店なので、リーズナブルにしてくれるのはとても助かるのだが
どこか頼りない。
かたや、実家のそばだった呉服屋で、頼りにしている店員さんがいるところは、安心はできるが
値段はそれなりに高い。
ある着物に例をあげると、手書きの白地にボタンの花が鮮やかな訪問着。
頼りの店員さんに聞かれ、考えあぐねて私が伝えたのは「淡い紫」
「なるほどね。ただ地味にすればいい、というわけでもないから、かえっていいかもしれませんね。
すこしぼかしをいれても素敵ですしね。後は薄い色なのでシミが隠れればいいけど」
対して若い店主さんの見立ては「薄い金茶色」がいいかもしれない、という。
まあ、確かに「落ち着く感じ」にはなると思うのだが、着物の元の雰囲気とはかなり違うものになる
あまりにもふり幅が大きくて、最適なものは何なのか、かんがえこんでしまった。
はてさて。未来の自分はどんな具合がしっくりくるのだろう。
とにかく手当ができるうちに道筋をつけたいと思っている。