あなたが ほしになったと聞いて
望んで
ひとしれず ほしになったと聞いて
わたしは ひとり 夜空をみあげ
あなたをさがしています
でも さがすのは この街では むずかしすぎる
よけいな あかりが 邪魔をする
だから 海辺へ行きました
毎年 鎮魂の花火があがる海辺へ
小さな無数のほし型の花が 幾重にも
折り重なってあがりました
どーん どーん
きれいだよ とってもきれいだよ
あなたのいる空では どう うつるのでしょう
花火が終わると漆黒の空がひろがり
無数のほしがみえました
やっと ほしがみえました
天空で こんどはずっとかがやいていて
いつか そのかがやきをたよりに
わたしたちが ほしに なるまで
ずっとずっと
かがやいていて