─光る波の間─

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Direction & JOJO(Trans)、名和晃平 。

2012-11-03 23:50:02 | 名和晃平( KOHEI NAWA )

名和さんの最近の作品の1つ [Direction(ダイレクション)]。 




実物は見ていない。
大きさはデータを見て想像できるけど、表面がどうなっているかなどは、
この画像だけじゃロクな想像もできないわけです。
なので、しばらくは「(名和さんに限らず)ただ斜線にしか見えないものが、
なぜ作品に成り得るんだろうなぁ…」
とかいう方向で、ぼんやりと考えてみたりしていた。

そうしているうち、ふと不思議な感覚がじわじわと意識に上ってきた。
しきりに浮かぶ、「部分」という言葉。そして作品本体の外側に広がっている”宇宙”。
この、PC越しに目の前にあるdrawingは、広大なイメージのごくごく一部ではないのか?
ほんのさわりを、チラ見せしてくれてるだけじゃないの?と。
現実に見えてる作品の外に広がっている多次元の宇宙のほうがメインなのかもって
そう思えてしかたがなくなったのだ。
だから「作品を見る」より、「外側のイメージを感じる」方が強く感じられて。
かえって、実物を見ないからこその、バーチャルであるが故に解ることなのかもしれないです。

名和さん、ほんとはどのくらいのスケールの、どんなものを感じてるんだろ?
全容を見せてくれるときって、来るんですかね? フフ… 

…というようなことを考えていたのが5月の末ごろ。
その後、いろいろと検索していたときに、名和さんへの取材の英語記事を見つけた。
自分で理解できるところと自動翻訳とを合わせて読んだら、そこに、
[Direction]は、大きな面に塗料を流してできたラインを切り取ったものだ とあったのだ!
そうか、物理的にも「部分」だったんだ!
・・・・・あ! それであれだよね、Synthesis展の公開制作でやってたやつ!
(壁に塗料を流して山水画を連想するようなドローイングを制作)
あれとつながるよね?うん、つながってる。つながってるねぇ♪

実は、実際に物理的に切り取られたものだから、「部分」を感じて外側に広がったのかな。
それもあるのかもしれないな。
でも、やっぱり最初に感じた、イマジネーションを、宇宙を切り取ったっていうほうが、
当たって(っていう言い方もヘンだけど) いるように思う。
わからないけどもね。ご本人に聞いたわけではないので。。

英語記事は日本の記事では見られない内容が書かれていることが多い。
ちゃんと読めるわけではないのだけど、以前もどんな素材でどういうふうに制作されたのか、
具体的に記述していたものがあって、これは日本の記事ではほとんど見たことが無い。
日本の記者が訊かないからなのか、訊いても記事にするときに割愛してしまうからなのかは
わからないけども、”物質・技術面”もしっかり取材して書いてほしいなぁと思うのです。

ところで、せっかく見つけて小躍りしていたこの記事。
どうもうっかりしていてブックマークしていなかったーーー!!_| ̄|○
そして今、どんな単語を入れてもこの記事を 見つけることができないでいる…_| ̄|○
あああああなんてマヌケな私。。。 

だれか、見つけたら教えてくださーい! (´;人;`)オネガイ

(※追記:11/21より 阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリーでの個展で展示されます)


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さて今月の『ダ・ヴィンチ』は「ジョジョの奇妙な冒険」特集で、キャラクターとのコラボ作品が
掲載されておりました。…というか、掲載されると知って久々に買ったわけですが。
大きな声では言えませんが、マンガのほうをしっかり読んだことがないせいか、
ぱっと見た時は、「ん?」「で何?」と一瞬、何をも捉えることができなかった。 

他のページをパラパラめくりつつ、戻って眺めているうちに…
あっ? この、トロリとした感じって[White Pulse]に連なってない・・? 
" 流体は流体のままに造形する "っていうあの表現!
で、インタビューを読むと、元となったキャラクターのエネルギーを表現したと、
エネルギー体として表現した、とあるではないか。
おお!うん、あながちハズレではないと思われるぞ♪ 

ほんとにしっかり美術教育を受けた人や建築を学んだ人などは、
2D見てもぱっと3Dに脳内変換できるというし、人は透かして骨格見えるし、
(小谷さんなど「この人顔きれいだけど骨格は美人じゃないな」なんて風に見るとかw)
模型見ても実際のスケールを体感してしまえるそうだけども、
そうでない私はなかなか・・・、実物を観ないと感じ取るのも遅いのだ。
残念な私である。。

しかし荒木さん、そのお顔の色艶の良さはなんなのでしょう。
50歳を過ぎてらっしゃるとはとても思えない。シワもないし!

以前日曜美術館のモーリス・ドニの回にご出演のときもそう思ったのですが。
そう、私もドニが好きなので、ドニを語られる荒木さんが”いいなぁ”と思ったっけ。
「困ったときは桜色と青の組み合わせが失敗ないw」というお話に、
そういえば子供の頃塗り絵といえば「ピンク・水色・レモンイエロー」だけで
ぬりぬりしてたなーなんてことを思い出したりして。
で、ファッショナブルなカラーイラストはすごく好きです!!
去年のSPURの表紙とか、そのせいで雑誌が捨てられない(笑)

名和さんのコラボ作品、28日からの「ジョジョ展 in S市杜王町」で展示されるかな。
・・・されるといいなぁ :)

(※追記:こちらはTransシリーズ。このシリーズも個展で国内初披露)



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