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─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

芸術劇場で

2006-06-04 22:36:55 | 音楽・映像・アート
ただいま教育TV『芸術劇場』にて、
GWの『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』
放送しております。

放送される4つの演奏のうち、
3つまでもが私の聴いたやつ!
うひゃひゃ♪おいら映ったりして~~(^□^)
珍しいファゴット協奏曲も放送されるよ。

さぁ今からでも遅くない!
チャンネルをETVに合わせるノダ!!

*



アフタートーク

2006-06-03 01:39:51 | 音楽・映像・アート
アフタートークに出てきたのは、
金森さんとたった今まで踊っていた青木さん。
前回と同じだ。‥ていうか、必ずこの2人なのかな?
金森さんが今夜のパフォーマンスを称賛した。
「珍しいこと言ってるw」と青木さん。
この2人ってことで前回ウケた会話を引っ張り出して質問。
(本人らは覚えているはずもなかろうが^^)
「前回、“金森さんからイロイロなことをさせられた”と
言ってらっしゃったんですが、『NINA』から今回までの間で、
何かおもしろいことはさせられましたか?」

まぁとにかくそれはたくさんあったということで、
何がおもしろかったかとか一言では語れないそうです。笑
今回のに関しては、床に凸凹のものを置いてその上を歩かされたりして、
変になるその動きを取り入れてみたりしたんだとか。
私も少々ふざけて、“られた”とか言っちゃったもんで、
「いやいややってるわけじゃないですよ(汗」とか、
「穣さんがムチ持ってピシー!とかやってるわけじゃないですよ」とか。(^m^)
逆に金森さんが、「いや、みんなわかってるでしょ」とフォロー。スミマセン...^△^;

で、そういう実験的なことを金森さん自身もやってみるのかどうかも聞きました。
もちろんやってみるそうだけど、そこから話が発展した。
創作するときに、最初は共有している感覚がどんどん違うもの、
離れたものになっていったときにどうするか。
そこで離れたことを無視したまま振り付けを進めてしまわずに、
かといって再度同じことをやって同じ感覚に収まろうとするんでもなくて、
お互いの感覚をフィードバックして、ギブ&テイクして、
スパークさせて新たな提案をしていく。
(・・・かなり自分風に置き換えた言葉になってるな^^;)

ところで金森さんも青木さんも、非常にまっすぐにこちらを見て話す。
たくさん人がいるけど、さしで話しているような気分になるので、
もっと突っ込んで話をしたくなってくるのだけれど、ぐっとこらえてマイクを戻す。w
とにかく今回のsense-datumは、かなり実験的な作品だったと。(いつも実験的だと思うけど)
ダンサー同士が自分たちの感覚で振り付けを変えていった部分もあるそうだ。
コンテンポラリーは実験的な試みが多い。
だからこそ、観客が何を感じているのか作り手側は教えてほしいし、
受け手が何か感じることによってようやく作品が完成する・・と。

他に、「なぜ東京じゃないんですか?」という質問があって、
この答えは興味深かったです。

「東京は“消費”の場。毎日積み上げて、熟成させて創り上げていく作業はできない。
 瞬間のぶつかりあいで生まれる面白さもあるけれど、何も残らない。
 地方の方が時間的空間的に、練り上げる作業に向いている。
 作品は発表されたところで終わってしまうけど、その後蓄積されるものがある。
 情報も誘惑も多すぎる東京では絶対できない。」


これは、金森さんがNoismの芸術監督を引き受けるときから言っていたことですね。
「これが新潟市だから引き受けた」って。
地方都市が中央のマネをして、ハコばかりを作っても仕方が無いってことだわ。
(にしても仙台のハコはひどすぎるけど・・orz)


あ~しかし、おもしろかった!^^
たったの3500円。それであのパフォーマンス!
新潟市 ステキだ♪

*



Noism06『sense-datum』仙台公演

2006-06-02 21:24:44 | 音楽・映像・アート
2日連続公演のうち、2日目の今夜行きました!
前回の『NINA』とはダンスがガラリと違うし、
会場も小さくてすごく距離が近くて密な空間だった。
アフタートークでは、今夜のパフォーマンスは、
5月から続いているツアーで、最も良い出来だったと、
今夜観た人はラッキーだったと金森さんが言っていた。
ばっちり質問もしてきたよ♪

-----

会場には、たぶん100人ほどの観客。
今回は少し後ろから、全体を観ようと思っていた。
入ったときからすでにステージは始まっている。
1人のダンサーが、朗々とセリフを歌っている。
奥にしつらえられた椅子に座って、あるいは立ち上がり、あるいは歩き。
セリフに聞き入る観客もいれば、連れとお喋りしてる観客もいる。
この境目の曖昧さがオモシロイ。“なんとなく”いつのまにか始まっているんだ。
しだいに観客はステージに集中しはじめる。
ライトが落ちて、ダンサーたちが出てくる!

呼吸の、吸気のときにときどきふいに声を発する。
吸い込まれる音。
激しく、爪の先の先まで神経を張り詰めた動き。
身体の限界。動かせる、可能な限りの範囲を使いまくった動き。
私らがふだんまったく使わない筋肉まで動かしきって、
だから見た目には不自然で、あんなに動くのに、動かすのに、動かせるのに、
どういうわけかどんどん窮屈で不自由そうに見えていくのがおもしろかった。

緊張と弛緩。静と動。
動かないダンサーはでも、動かずにダンスしている。
(後の話では、この止まっている時はとてもきつく、時間が長く感じられるそうだ)
女性2人のデュエット。同じ動き、同じスピード。
コスチュームもウィッグも同じで、たしか能にこんなのがあったよなぁと思う。
『二人静』とか言ったような。
動きは能とは対極だけれども、どちらも研ぎ澄まされて突き詰められた動きだ。

男性のダンスのピルエット(回転)がとても印象的だった。
DVDでも生のステージでも、今までNoismで
あんなにピルエットしたのは初めて観た。
そのあと後半の振り付けもかなり目からウロコ。
よく見るとえらくクラシカル!少しテンポを落としたら立派にクラシック。
バレエの基本動作だけでできていると思えるほどで驚いた!
スピードを上げ、エッジを効かせると、あんなにアグレッシブな動きになるのかってね。

ラストは静かなヴァイオリンの音楽に、ダンサーの激しい息遣いの音。
ステージの前の方で、あのセリフを歌ったダンサーが倒れ、頭を抱え、
ほとんど動かないままだ。
他のダンサーたちはゆっくりした動きで、椅子の座り込んでゆく。
観ようによってはひどく絶望的な感じなのに、変だね、
私にはステージ全体がピンク色に包まれていくような感覚があったよ。

会場が狭いぶんだけ、たとえばダンサーがジャンプして床に着地する振動や、
息遣い、透明な汗の匂い、会場内の温度が高くなっていくのとか、
視覚や聴覚だけでない、あらゆる感覚器官が刺激されて、
“体験”するってことをしみじみ思ってみたりした。

10分休憩したら、金森さんと青木さんのアフタートークだ。

ツヅク




BGM

2006-05-31 16:51:17 | 音楽・映像・アート
無印のCD買いました。

お店で流れてるのはなんだろう?と、
気になっていた。
なんのこたぁない、売り物なんだよね。笑

民族的な音。
スコットランドとスウェーデンのを買った。



中の写真もきれいなんだ。
値段もおてごろ。1050円。

リコーダー、ハープ、ギター、
ピアノ、バグパイプ、アコーディオン・・・

昼寝 したくなるよな心地よい、
でもしっかりした音楽。



*



青森県立美術館

2006-05-26 00:20:29 | 音楽・映像・アート
7月開館の青森県立美術館の、
常設展の設営が始まったそうです。^^
記事リンク

まずはナラミチの小屋からだそうで。
あおもり犬(→)と対面で、だってさ♪



そして、この美術館を設計した青木淳さんと、
糸井重里さんとの対談がほぼ日で始まりました。^^
建築については専門的なことは分からないし、
現代建築にはどちらかというと、“カンタンに賞賛しないぞ!”
という、なにやらひねくれた感覚がありました。
それは、コンセプトが分かりにくくて、
「作ったってすぐ壊すくせに」っていう、
商業主義に反発する気持ちがあるからだと思います。
でも最近、建築家が何を考えているかを知る機会があったりして、
そのラインとか、意匠とか、光と影の思いがけないコントラストとか、
見えてくるとなかなか興味深いです。

そうなると普通に街を歩くんでも、見えてくるものが違ってくる。
「あ、この壁カッコイイな」って思うと、建築会社の建物だったりして、
さすがだな~と感心したり。。。

【10+1web site】での、<美術館建築研究>の対談シリーズがおもしろいデス。^^
友人で空調設計してた人がいて、
「天井の高さとかそこにいる人の人数とかで計算が全部違ってくるから、
 設計の変更が出たりすると1からやり直しになるんだよ~」なんて、
溜息ついてたことなんかを思い出しながら、読んでます。


*



デュ・プレ『チェロ協奏曲第1番&2番』

2006-05-21 15:50:13 | 音楽・映像・アート
先日の「LFJ熱狂の日2006」の、
私が聴いた曲のなかでも特に印象深かった、
ハイドン作曲『チェロ協奏曲第1番』
手に入れました。

本当は、演奏者もLFJでのクニャーゼフさんが良かったけど、
あいにく彼のCDではこの曲が無かったのでした。
なので、ジャクリーヌ・デュ・プレ。

1967年の録音で、指揮は同年に結婚したバレンボイム。
公私ともに絶好調な時期の音源というわけです。
そのためか、全体に活き活きとした印象の演奏で、
LFJで聴いた同じ曲と思えないような音。
(別にクニャーゼフさんが暗かったわけではないですよ)
本人の若さと才能、そして恋人との共演とくりゃ、
そりゃースーパーキラキラ☆な演奏にもなろうってもんです。^^
でもこの数年後には病気にかかり、’87年に42歳で亡くなってしまう。
それを思うとこのCDの音の華やかさに、ちょっぴり切ないものも感じますね‥。


実はハイドンのCDは初めて買った。
ハイドンて、けっこういいね。^^

*



K-バレエ『ジゼル』仙台公演

2006-05-18 15:37:20 | 音楽・映像・アート
16日に、久しぶりに全幕バレエを観ました。
熊川哲也&ヴィヴィアナ・デュランテの『ジゼル』
古典の名作ですが、生で全幕見るのは初めて。(*'-'*)
しかも、日本初バレエ団専属オーケストラ付き♪

立ち見が出るなんて凄いですわ~。
熊川さんもデュランテさんも、すごーく久しぶりに見る。
お二人とも英国ロイヤルバレエのプリンシパルでしたし、
大変相性のいいペアなんですよね~。
私が観てたころは、熊川さんもまだ20代で太陽のごとき輝きを
放っていたものです。^^
いや今ももちろん凄いです。
ゆるぎない技術と注目を集めるカリスマ性の他、役の解釈や表現に深さが増していましたよ。

熊川アルブレヒトは、以前の解釈では「貴族身分で軽い気持ちで二股をかけたことが、
取り返しのつかない事態となって初めてジゼルへの本当の思いを知る」
というものだったと
記憶していますが、最近では、
「自分の住む社会の息苦しさ、しきたりに反発があり、自らの意思で本気でジゼルを
愛していた」
というふうに変わっているそう。
そのため、アルブレヒトの従者の演技も他とは全く違っていました。
たいていは、若い小姓がただアルブレヒトの言うがままに従っているんですが、
K-バレエでは、“爺”という感じの従者が、ジゼルに会うことを反対しているという演技。
あそうそう、周囲のキャラクター(母親・従者など)にロイヤル出身の方々が出演していて、
お見事!だったんですよ。
(ロイヤルはとっても演劇要素の濃いバレエ団で、コールドの一人ひとりが全て
キャラクターをもって演技しているようなバレエ団なのです)

さて、裏切りを知ったジゼルは狂乱し、息絶えます。
「失恋したくらいで、心臓が止まるか?」という疑問がよく出て、
だからリアリティを感じないという人もいるようですが、私はストレスの勉強をしたおかげか、
「あり得るんだよなぁ~・・・」という、演技以外でのリアリティを納得してます。
一気に強烈なストレスがかかり、自律神経などが極端にバランスを乱した場合、
それが引き金となって持病などに作用したならば(ジゼルは心臓が弱かった)、
十分に起こり得る事態です。
しかもジゼルはとてもピュアで、疑うことや勘ぐることなど微塵も考えていなかった。
その分ショックに耐える耐性は低かったということになるでしょう。
かくして、ジゼルはウィリーとなるのでありますね。。。

◆◇◆◇◆◇

さて2幕では、秋の明るい日差しの村から一転。
月明かりに沈む墓地の中、女王ミルタが率いるウィリーたちが現れるんですが、
ここの演出は良かったですよ、っていうか怖かったですよ。
ウィリー、きれいだけど怖い・・・。
照明の使い方、登場の仕方、白いヴェールが宙を飛ぶ・・・ひぃ~・・
女王ミルタは激しかったです。熱いミルタっていうのは初めて観たのでちょっと違和感。
イメージとしては氷のように冷た~~いっていうのでしたので。

人目を忍んでジゼルの墓に来たアルブレヒトの前にジゼルが現れる。
妖精・・というか亡霊となったジゼルは月明かりに漂うようで、1幕とはまったく別の存在感。
この切り替えは見事です。
ウィリーたちに見つかってしまったアルブレヒト。
ジゼルは彼を守ろうとします。しかしミルタの命令には従わなければならない。
死ぬまで踊り続けさせるようにという命令に、従いつつ庇い、時間を稼いで、
許してくれるよう懇願するジゼル。
もうだめかというとき、朝を告げる教会の鐘が響きアルブレヒトは助かるけれど、
彼にはもはやジゼルを捕まえることはできず、ジゼルは墓の中へ消え去っていく‥。

この、母性ともいえるほどのジゼルの愛ですが、
今回のを見たときに、これはジゼルが死んで間もないからできたことかなと思われた。
ジゼルは、恋人に裏切られて処女まま死んだ少女がなるという、
道に迷った人間を踊り殺す亡霊ウィリーとなった。
だからいずれ、アルブレヒトのことも生きていたときのことも忘れて、
冷たく、人を踊らせ殺すウィリーになっていくのだな‥と、思われたんですよ。
これはちょっと、初めて感想として持ちました。
デュランテさんがそういう解釈なのかどうかは、確認できないんですけども‥。

いやしかしK-バレエの演出や振り付けは新しかった!
ストーリーからあまりに関係のない踊りなどはばさっと切捨て、
通常見せ場のあとの拍手に応えてする、客席への挨拶もなし。
踊り終わった姿勢で少しの間、静止しているくらいです。
そのぶん、気持ちがぷつぷつと切られることもなく、とても充実した舞台でした。
仙台ではあまり無い、スタンディングオベーション!!
オケの人たちもびっくり顔でしたわ。笑
席が4列目だったので、オケピのようすもよく見えて面白かったですよ。
角笛の音のシーンでは、「がんばれホルン!」とか密かに応援。^□^

実は仙台公演でのジゼル役は、康村和恵さんの予定だったんですが怪我で休演。
急遽というカタチでデュランテさんになりました。
康村さんも楽しみだったんですが、仙台でデュランテさんが観れるとは思ってなかったので、
ラッキーとも思えますね。
イタリア人らしい、情熱的で繊細で愛情の表現豊かなところはジゼルにぴったり。

そしてつくづく、熊川哲也さんのスーパーマンなことよ。
あれだけの技術とスター性をもって踊るだけでも稀有なことなのに、
バレエ団を作り、バレエスクールを作り、経営し、専属オーケストラを作り。
ステージセットや衣裳についても、その時代の建築や衣服・習慣などについて
すごく勉強しているんだとか。
初めて観てから10年くらい経つかなぁ。
“ロイヤルの放蕩息子”なんて言われてたよねぇ~。´▽`
今後もね、チケット高いけどなんとか頑張って観に行きますわ♪

*



美の壺

2006-05-13 15:52:11 | 音楽・映像・アート
NHK教育、金曜10時の『美の壺』がおもしろい。

うっかり見忘れることもまぁよくあるんだけど、
古民家、盆栽、アールヌーボーなどの鑑賞方法や、
製作の秘密や工夫について、谷啓さんの案内で教えてくれます。


あんまり、小難しいことは言わないし、
「なんでも鑑定団」を見るくらいの、
軽い気持ちでOK。
それに、BGMがイイですわ。
モダンジャズやクールジャズが多くて、
ゆったりした雰囲気。
番組HPで、使用曲を知ることもできます。



夕べは魯山人の器。
コレクターはもったいながって、
大事にしまっておく人が多いけど、
使ってこそ、料理が乗ってこそ活きる器。

それと、「目養い」という言葉。
良いもの、本物をたくさん見ることが、
センスを磨くのにとっても大事だっていうこと。



値段じゃなく、何がいいのか、
どう美しさをみつけるのかっていう判断力は、
経験をたくさん積むことで培われる。って、
あたりまえのことだけど、
やっぱり意識してないとサボるよね。´▽`


で、この番組のあとに続く、
『ビジネス未来人』もけっこうおもしろいです。
テーマ曲がD・ボウイーの『HERO』だってことにまず引っかかったんだけど。笑
ビジネス自体には興味は薄いんだけど、
いろんな人のいろんな発想っていうのが、「へぇ~、ほぉ~」と。

昨日は熊本の、古い建物を再生させて若い人の起業に協力する建築やさん。
仕方なく取り壊される古い住宅などから、少しでも使えるものは、
たとえ割れたガラスでももらってきて、切り直して使う。
起業する人に経営コンサルタントみたいなことまでやっちゃう。
そうして作られたお店が一区画に集まって、一つの特徴ある街になる。
映像だけでも、すごく個性的で楽しそうな店がいっぱいで、
行って散策してみたいなぁ~ってすごくそそられました。

『美の壺』の前には、『しばわんこの和のこころ』のアニメ、
そのまえは『住まい自分流』っていうDIYの番組。
自分じゃやらないことでも、見てるだけで楽しいしよ~。^^

・・・ってなんか、NHKの回し者みたいになってしまった。笑

*



藤田嗣治展と北欧のスタイリッシュデザイン展

2006-05-09 14:14:34 | 音楽・映像・アート
6日から7日にかけて、展覧会に行きました。

今回行ったのは、
国立近代美術館での藤田嗣治展と、
東京都庭園美術館での北欧デザイン展

フジタの絵というと、陶器のような肌色や、
女性と猫などだけど、時代とともに戦争画を描いたり、
フランスに帰化して子供と宗教画を描くようになっていく、
その過程が追えて、興味深かった。



以前佐倉市の川村記念美術館で会った、
「アンナ・ド・ノアイユの肖像」に再び会えました。
陶器のような肌を生み出す技術は絶対秘密だったそう。
フランスに帰化して後の絵はだんだんと幻想的になっていって、
とくに子供の絵は可愛いだけでなく謎めいたところもあり、
独特の雰囲気でした。

フジタはとても器用だったそうで、
自作の帽子や小物入れなども展示されてましたが、
これがまた洒落ててすごくいい!
そっち方面のデザイナーになっても良かったんじゃないかしら。

丸眼鏡、おかっぱ、ちょび髭、イヤリング。
という風体のフジタ。おかっぱに関しては
「金が無いから自分で切ったらこうなるんだ」って。

藤田展は混み混みでしたが、常設展のほうは余裕。
じっくり丹念に作品を眺めることができた。^^
日本画から油絵、写真、リトグラフ、と、現在活躍中のアーティスト作品もたくさんあって、
美術館で楽しむ。ということに関しては、特別展よりだんぜんいいですね。



次に北欧デザイン展。
こちらもけっこう混んでました。
庭園美術館の建物自体がとっても素敵なので、
部屋そのものも鑑賞できて楽しい。^^
主に生活に関わるものから、アーティスティックな作品まで。
色も形も様々。古典的で風格のある絵付けから、
ムーミンシリーズまで展示されていました。笑

製作は北欧とは言っても、デザイナー・アーティストは
色々な国から集まっています。
陶器だけでなくガラス製品もあって、とくに赤の色は美しい。
わずかにローズがかった、ちょっと日本にない赤。

しかし・・ムーミンの食器、かわいかったなぁ~。
グッズでマグやボゥルが売られていたけど、けっこう値段が張るし、
今回は諦めた。
でもとっても楽しい展覧会でした。^^

*



LFJ2006みやげ

2006-05-09 00:47:21 | 音楽・映像・アート
見るのも大変なくらい混み合う物販。
1日目にうろうろと、だいたいの目星をつけておいた。
正直言うと、あれもこれもと思うほど、
グッズの内容が良かったとは感じられませんでした。

しかし祭りノリで、
“ここじゃなくても買えるけど‥買っちゃえ~!!”
とか思ったりして。笑
CDはそんなノリです。



このカードのイラストが傑作でしょう?
「モーツァルトが現代に生きていたら絶対に、
ロックやジャズなどに手を出して、
最先端の革命的ミュージシャンになっていただろう」
と、よく言われるのをそのまま描きましたって感じ。

Tシャツは、ピンクがすごくきれいで、
“やっぱモーツァルトはピンクだし”って、
買おうとしたらすでにレディスサイズが売り切れ。orz
しょうがなくMを持ってレジに行ったら、
忙しさに目が回ってる店員さんに
「おサイズはこちらで宜しいでしょうか?!」
「‥って、これしか無かったんですけど~´▽`」
「ぁ‥っ!う、そ、そうでした。。」
たぶん、まーさかピンクが多く売れるとは考えてなかったんでしょうな。



これが記念ワイン。
白の方を買ってまいりました。

直接モーツァルトとは関係ないけど、
ドイツ製品などもいろいろ売られてまして、
蜂の巣でできたキャンドルを購入。
もったいなくて灯さないうちに埃かぶちゃった~
なんてことがないように気をつけまーす。笑



みやげというか、もらったチラシ。
今年11月のNHK音楽祭ですが、かなり興味津々です。
観にゆかずともテレビ放映してくれるとは思うが、
ハーディング、ノリントン、アーノンクールという、
私のお気に入り指揮者ばっかり!!

だいたいCD買うときはこの人たちのですからね~。
N響を指揮するのはサー・ロジャー・ノリントン。
ひゃ~・・想像できないよ。
なんだか冒険的組み合わせのように感じます。
楽しみにしていましょう。^^

*