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─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

ロバート・ハインデル

2006-11-19 17:10:17 | 音楽・映像・アート
数日前、NHKの『迷宮美術館』にて紹介されていたロバート・ハインデル。
バレエ、ミュージカル、能などを描いて、“現代のドガ”と呼ばれていた画家です。
とくに英国ロイヤルバレエとの関係が印象深くて、
バレエ団が来日すると、だいたいハインデル展も催される。
私も公演の合間に鑑賞しに行ったものでした。

知らなかったんですが、去年66歳という若さで急逝されたそうで、
残念に思っていたところ、なんとちょうど今、仙台三越ギャラリーで展示されているという!
なんと嬉しいことでしょう!^^
規模の小さなギャラリーなので、数はないだろうし、レプリカだろうとは思ったけど、
でも見たい!と、出かけてまいったのであります。



正直言って、デパートのギャラリーは苦手です。
業者さんが売ろうと手ぐすね引いてるし、
私みたいに、金持ってないと判断すると無視されますし。w

ま、そのおかげでゆっくり観れるんだけどね。



カレンダーを買うにもえらい時間がかかってしまった。

それにしても、ハインデルの絵は凄い。
まず何よりその描写。
顔をあまりはっきり描かないんだけど、
自分が知ってるダンサーは、絵の雰囲気や佇まいで
誰がモデルかちゃんと解ります。




激しい動きと、肉体の曲線と、
効果的な直線の配置、
そしてダンサーを通して伝わる“内なる静寂”。

失礼ながら、ハインデル氏がアメリカ人と知った時、
「うそ?!アメリカ人にこんな絵が描けるなんて!」
と、驚愕しました。笑
偏見で申し訳ないですけど、ほんとに信じられなかった。

いや。今でも信じてないかもしれません。笑

*



久々マジはまり。

2006-11-14 22:11:18 | 音楽・映像・アート
ライブから2週間経ってますけど、
一向に冷めることなくはまり続けてます。
ここ最近ではかなり珍しい。

わりと、ぱっと観てさっと次に切り替えるようにしてて、
だから、このくらい毎日掛けっぱなしっていうのは、
ほんと久々ですわ。
違う音楽も聴こうって思うんですが、
またすぐ戻るんですよ。

小曽根真&塩谷哲。
仲良くCD3枚ずつになりました。
どれにするかって、アタリをつけるのがなかなか難しいというか楽しいというか。
なるっべく、少ない音数で聴きたい。ソロか、できればトリオまで。
DUETのライブ盤は迷わず買ったものの、
そのほかamazonやHMVでレビューとにらめっこしつつ絞ったのが、



『BREAKOUT』『VIRTUOSI』/Makoto Ozone
『Hands of GUIDO』『Wheelin' Ahead!』/Satoru Shionoya


PC画面に鼻近づけて
匂いを嗅いでみたりしたかいあってw、
どれもかっこいい!

たぶん生音聴いてたんじゃなかったら、
こういう気持ちにはならなかったろうな。
ああいう、音楽に擁かれる感じって、そうそう感じられるものじゃないもの。
小曽根さんと塩谷さんでは抱擁の仕方が違うけどね、どちらも心地よいよ。

2人のDUETでの演奏では、「Valse-ワルツ-」っていうのが良くて、
音に含まれるエロスと、微かに匂う狂気みたいなのが最高だった。
あれを体が覚えててさ、CDでどの曲聴くんでも、その感覚を被せて聴いてしまう。

楽器って何でもそうだけど、ピアノも体全体で鳴らすんだよね。
手で弾くんじゃなくて、腿の裏側、お尻や背中、
波みたいに力が伝わって、鍵盤の上にエナジーが放出される。

子供の頃もう少し真面目にピアノやっとけば…とは、もはや思わないけれど、
強制的にやらされた反動でピアノの音がキライだったことを思うと、
ちゃんと聴くようになれて、ほんと良かったな。
あやうく大損するとこだった。笑

*



くねくね

2006-11-08 15:31:16 | 音楽・映像・アート
くねくねクラシック、ラフマニノフ。

ピアノ曲ばかり購入しがちだったんですけど、
交響曲も聴いてみました。第2番です。
クラファンには超メジャーですが、私はお初です。

誰のにしようかしら~
やっぱロシアものはゲルギエフ~?とか思いましたが、
ラフマ+ゲルギエフ… “こってりこてまろ”(byのだめ)^^;
ちょっと体力が必要かもしれないと思いw、プレヴィンに。

あ~やっぱりいいですねぇ♪ラフマニノフは。
潤いますな。^^

ニールセンの『交響曲第4番 不滅』も入手。
ブロムシュテット指揮のにしてみました。
『のだめ』の中で千秋くんが指揮した曲デス。
たぶん、『のだめ』読んでなかったら聴こうと思わなかったでしょうね。

そういえば今週のドラマのだめでは、コタツの世界に堕ちて行ったね千秋くん。
そしてそのときのBGMが『新世界』だったんで、大ウケしてました。^□^
曲と指揮のフリがずれていたことでクレーム殺到したらしいですよ。
ああいうドラマなんだから気にすんなよ~。…って、
私は思うんですけどねぇ~^^;

*



目覚め最高!!

2006-11-02 10:26:44 | 音楽・映像・アート
おっはよーございます!!\(゜▽゜)/
極上の音楽を聴いた翌日は目覚めが違いますねっ!!
も~~~~素晴らしかった!!

(客入りはギリギリ半分だったけど^^;)
音楽って、シ・ア・ワ・セ♪

ステージはほんとシンプル。
特別な照明もなく、向かい合わせのグランドピアノが
真ん中にあるだけ。
アンプを通さない、生音勝負。
「まもなく開演です」のアナウンスになぜか会場が静まり返り、へんな緊張感・・・。
小曽根さんは、「あんまり静かでお客さんいないのかと思っちゃいましたよ」と。w
私の席は2列目の小曽根さん側で、指遣いがよく見える。

のっけから、びっくり。(@@)
なぁ~~んて多彩な音なんだろ?!
ピアノ2台でこんないろんな音って出るものなんだ?
連弾てほとんど聴いたことがなかったし、まして生ではたぶんまったく。
ピアノもそれぞれに音色が違うってことも、並べてみるとほんとによくわかる。
塩谷さんのほうが、なんというか古いピアノの音というか、丸くて柔らかい音。
小曽根さんのほうは、きりっと通るまっすぐな音。

それにしても、ジャズのあの即興や独特の間合い、変則性、
それらがぴたっと合うっていうのがほんと凄い。聴いてて気持ちがいい!
合わせるための練習時間がそんなに取れるとは思えないお2人なのに…。
そこで、観察する。
見ていて感じるのは、“体で合わせるってことなんだろうな~”ということ。
アイコンタクトはもちろんだけど、「息を合わせる」っていうのはほんとに、
「息を合わせる」んだよね。
“スゥ‥ッ ハァッ…!”っていう呼吸。
武道なんかでも、相手を読むには相手と同じ呼吸をすることで感じ取れるっていうし。

なんて、そういうことを考えてるのはごく一瞬。
だってやっぱり音楽がステキだもの。^^
楽しいし、わかりやすいし、ぐっと芸術的に緊張感のある曲もあるし。
そして2人のMCがまたおもしろいッ!!≧▽≦
「いっつも“MC長い”って(スタッフに)怒られるんですけど」だって。
お互いのソロのときは、「あ、僕客席で聴いちゃお♪」と、ステージから降りちゃったり。笑
(空席があったおかげだね^▽^;)

で、開始も少し遅れたんだけど、メインが終わったときはもう9時過ぎてて、予定時間オーバー。
でもそれからアンコールやってくれまして、それがなんとモーツァルトですよ!w(゜0゜)w
『2台のピアノのためのコンチェルト-第3楽章』です!
「あんまり速くしないようにするね」と言いながら、速い。塩谷さん苦笑。
飛ぶ、跳ねる、スウィングする!^□^
でもクラシカルに堅実に聴かせてくれる部分もあり、変幻自在。
それも2人でですよ?!
アタマの片隅で、“のだめと千秋のモーツアルト連弾てこんな感じかも。
だって、飛ぶ・跳ねる・音符が増えるだもんね~”なんて思ってました。^^;
あっちは『2台のピアノのためのソナタ』でしたけど。

さーこの時点ですでに9時半を過ぎました。 が!
このあとにも素晴らしいお楽しみがぁ!!
なんと、サイン会デス。^^゛
並びます!ああ並びますともさ!!
年配のおじさまも並ぼうとしてたんですが、奥さんに「こんなに並んでるのいやよ~ぉ、
も~~帰ったら何時になると思ってるのよ~ぅ」とごねられ、
とぼとぼと帰っていった姿がかわいそうだった。。。
持ち合わせの都合で1枚しかCD買えず、2人共もらえるかしら?とドキドキ。
でも!心配は無用だった。2人ともいい人だった~´▽`
「お待たせしましたね」「ありがとうございます」と、向こうから声をかけてくれて。
ずっとにこやかに、私の番になったときも、「楽しめましたか?」と。

「あの、5月のラ・フォル・ジュルネの『ジュノーム』がかっこよくて…、
それで、き、来てしまいましたぁ~」(蚊の鳴くような声w)
「あぁ~そうだったんですか!どうもありがとう!」と、
小曽根さんのほうから手を出してくれて、握手。柔らかくてあったかい手でした。ウルウル
塩谷さんにもサインいただきまして、握手してもらいました。
演奏どおりのしなやかな手。
彼の、ジャズともちょっと違う、繊細な研ぎ澄まされた曲と演奏というのもかなり好き。
どういう音源あるか調べてもっと聴いてみようっと。^^

というわけで、帰ってからもテンション高くて、
寝つきが悪かったんだけども今朝はすっきりしゃっきりデス♪
よい音楽は健康にいいですね!

*



今夜は

2006-11-01 17:54:17 | 音楽・映像・アート
小曽根真&塩谷哲のピアノデュエットコンサート行ってきます!!

小曽根さんはジャズピアニストでありながら、
今年の『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』で、
モーツァルトの『ピアノ協奏曲第9番ジュノム』を弾いて、
観客を熱狂させてくれたのです。
私もすごいぶったまげてしまって、今回ライブがあると知りチケットを買ったというわけ。
さ~て。そろそろでかけなくては♪ じゃ!

*



今日の仕入れ

2006-10-17 22:23:58 | 音楽・映像・アート
ケイト・ブッシュの『Aerial』。

彼女って、神秘というか・・・言葉は悪いが
“化け物”っすね。w
アルバムが発表にならないと、
生きてるんだかどうかもあやうく思える。

さーて聴くぞ!とプレイボタンを押した。
・・・と、次に気付いたときには終わっていた。

つまり寝てた。^□^;

心地よかったのね~彼女の声が。
けっこう歩いたってのもあるし、
今日の陽気がまたなんとも気持ちよかったんですも~ん。^_^;
これからじっくり聴きますわ。
 
*



cure jazz

2006-10-12 17:06:17 | 音楽・映像・アート
今日の仕入れ。
いや~~すてき♪ 秋冬のヘビーローテンション決定です。


『cure jazz』 UA×菊地成孔


ジャズのスタンダードと菊地氏のオリジナルで構成。
UAのジャズヴォーカルは、何年か前の、
ウイスキーのCMでの「バードランドの子守唄」。
画面にシンガー名は出なかったけど、
あの声を聴いて間違えるはずもなく。w
カッコイイから、もっとジャズ歌えばいいのにって思ってた。




このアルバムには私の大好きな、「Night in tunisia」と、
「I'll be seeing you」が入っている。
とくに「I'll・・・」は、ビリー・ホリディの歌唱で
ほとんど崇拝するような気持ちを持っていた曲で、
歌詞をきちんと知りたいと常々思っていたんで嬉しい♪



さて。
寒い季節、夜、ジャズを聴きながら飲むなら
ホットミルクかな。
そのためには・・・ ラム酒を買っておかなくちゃね。


*



『アイデン&ティティ』

2006-10-09 18:12:21 | 音楽・映像・アート
観てみました。なんとなく。

バンドブームかぁ~。
イカ天かぁ~。。。 ナツカシー

これに、ちらっと人間椅子のワジマくんが出てた。
地元が一緒で、小中同じ学校だった。
だけどさ、ほんとは映像みたとき気付かなくてw
エンドロールで名前みつけて、「うそ?!いた?!」って。^^;
ライブは一度観たことがある。


まさにあの時代、映画と同じようにメジャーデビューして、
その後どこ行ったかわかんなくなったり、
青田買いに反発して、ずっとアマチュア通したり、
知り合いにもそんな人々がいたっけな。
仙台の狭いシーンの中でも、あっちでくっつきこっちでバラけ、
結局同じ人間がぐるぐる組み合わせ変えてるだけみたいなさ。
今のシーンがどうなってるかはわからないけれども、
でもたぶん、あまり変わらないだろう。
結局、バンドだろうがなんだろうが、メジャーだろうがインディーズだろうが、
どんなふうに感じて考えて意味を見つけていくのかは、
「本人しだい」としか言えないってことね。
青い青い映画で、私はちょっと照れくささも感じちゃうんだけどw、
まぁいいんじゃないかい?^^

・・・ところで、あの“ディラン”は誰が演じてたんだろう?

*



『海を飛ぶ夢』

2006-10-03 23:06:36 | 音楽・映像・アート
号泣。。。(T△T)


いや、本編を観ているときはあまり泣かなかった。
なんていうか、成り行きを見守るような気持ちで、
ちょっとも見逃さずにいようって感じになってて…。

それが、ラストシーンで海の上を飛んでいく映像と、
そのままエンドロールに続いていって、
俳優さんたちの顔が映った瞬間に ぶわっ!っと
涙が噴水のように。。。
そんな自分に自分でびっくりしながらも、号泣してしまったよ。
悲しいとか感動したとか、そういう言葉では表せない感覚。

“尊厳死”って、なんだろう。 “尊厳”てなんだろう?
「28年間、私にとって生きることは“権利”ではなく“義務”だった」
主人公の気持ちと、取り巻く人々の気持ちと、
観ていて、どの気持ちにも異を唱えることなんてできなかった。
ただみんながそれぞれに、どうすることが彼にとって一番いいのかを考えていて…。
登場人物の中では、神父以外は誰も、“間違って”いない。
(神父もある意味正しいのだけど、この場合は軽薄そのもの)

自分が彼だったら、または彼の家族友人だったら・・・。

それでも不思議と重苦しくない作品。
音楽もいい。スペインの音階はなじみやすいね。
まったく知らない俳優さんたちだったからこそ、素直に観れた。
良い映画です。

*