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オフロードバイク&釣り好きのイケイケブログ

B級ハンドメイドルアー 其の2

2008-05-08 00:53:35 | ルアー釣り
結局今日もおもしろいネタが無かったのでルアー作りの続きです。

前回の荒成形の後は、ドリルを使って、釣り糸を通す穴やフック(釣針)を
取り付ける穴などを開けていきます。
1.5m、2mm、3mmのドリルの刃を使い分けて開けます。

写真では、糸を通す穴である「ラインアイ」に矢印が付いていますが…
色が違っているのが分かりますか?
実は、ラインアイだけ、3mmの穴をアルミ地に開けた後、
同じ3mmの真鍮線をハンマーで圧入、両端を叩いて潰し、真鍮線の真ん中に
新たに2mmの穴を開けなおしています。
つまり、この穴だけ金属が二重になっているのです。

なぜ、このような手の込んだ事をするかというと…
このルアーに釣糸を結ぶ場合、直接穴に糸を結ぶのではなく、
「スナップ(取り外しが楽になるクリップのようなもの)」と呼ばれる
モノを使いますが、これがルアーのアルミ地と長時間擦れていると
ルアーの穴がどんどん広がってくるのです。
つまり、柔らかいアルミがスナップの金属(多分ステンレス)に負けて
削れてしまうのです。

それが同じルアーを、1日8時間くらい使い続けると、
およそ3日ほどで問題がでるくらい削れてしまいます。
そう、折角作ったルアーが、連続24時間ほどの使用にしか耐えられない…と、
いうことなのです。

これには当初参りました。
いろいろ考えた末に上記のような別の金属で擦れる部分をカバーする事に
した訳です。
真鍮も比較的柔らかな金属ですが、アルミよりは硬く加工がラク。
結果的にはうまくいきました。

しかし、この作業が、このルアー作りでは一番難しいところなのです。
圧入のハンマー作業が非常に難しく、
前回まで3枚あったルアー板も、1枚は圧入しそこなってアルミを潰し、
使い物にならなくなってしまいました(^^;

おまけに、このラインアイは、開ける場所が非常に微妙で、
開ける場所によって、ルアーの動きがまるで変わってくるのです。
かなりの数を作り、釣り場でテストしてきた結果、
やっとこさ「ここらへん」という場所はわかってきましたが、
変な場所に開けると、まったく泳がないルアーになってしまうほど
穴の場所はウエイト(重り)とのバランスが大切なのです。

長くなってしまいましたね。
次回は、ウエイトである重りを付ける作業です。
このような記事、好きな方はお楽しみに…


コメント (2)
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