NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

モテキ 第2話「深夜高速」

2010-07-24 | 休み
「モテキ」の公式アカウントが「今週は凄い!」とツイートしてたけど、嘘じゃなかった。


「モテキ」(テレビ東京)
モテキ
「童貞すら守れないよう奴に何が守れんだって話よ!がっかりだわ!」


何だろう、もう面白くて面白くて!いつかちゃんこと満島ひかりが可愛すぎて可愛すぎて、エロ過ぎてエロ過ぎて、でも面白くて面白くて。幸世といつかちゃんのベッドシーンエロ過ぎです。いつかちゃんのキスシーンはどんなAVより可愛くてエロいんじゃないだろうか?満島ひかりが好きな人ほどやばいね、第2話は!妹と一緒に観ちゃって、少しキマズカッタヨ!このエロさは絶対大根監督に由来してるな!かなりエロく無いと、本当にエロい映像は取れないよ!事の顛末も含めてとっても面白いです。処女だから行動・振る舞いが”痛い”っていう偏見がすげー面白かった。岩井俊二の『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』のロケ地をめぐるくだりのいつかちゃんはウザ可愛い!さすが満島ひかり!そしていつかちゃんの手を握ろうとする幸世の件!!それを察した時のいつかちゃんの顔!群がる蟻!!『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』を観れば良かったと後悔!森山未来がインタビューでことごとく「幸世は酷い」と言っていたのがよく分かってきました。みうらじゅんの童貞ビジネス(笑)そしてこんなに酷い扱いをされた「深夜高速」!


何でこんなに面白いドラマが視聴率取れないんだろ。いや、まじめに。エロいし、主人公は最低。だけど、だからこそ面白いんだよ!女優陣が最高すぎるんだよ!原作未読だけど!!

警視庁継続捜査班

2010-07-23 | 休み
「継続」とは謳いながらも、実際は未解決事案を継続捜査するのではなく要はFBI行動分析科、BAUみたいなモンです。


「警視庁継続捜査班」(テレビ朝日)


プロファイリングモノミステリーが大嫌いでした。嘘くさい犯人像、大仰な台詞、無駄に強調された専門用語の羅列、大げさな演技と演出。観ていてリアリティが感じられなかったからです。大概の場合、そうしたプロファイリングミステリーではプロファイラーは一人であり、プロファイリングに否定的な他の捜査官に反発を受けながらも捜査を進めていくため、必然的に立場は弱くそれでいて饒舌に犯人の心理を語りまくります。必要な台詞なんだろうけど、あんまり説明されまくると醒めるよ。

でも「クリミナルマインド」は大好きです。ドラマ的な大仰な演出が無いわけではないですが、そのプロファイリングに説得力があります。きちんと心理学的な裏づけを語り、過去の同種の犯罪事案を引用し、憶測ではなくプロファイリングに成っています。また基本的にプロファイラーの集まりであるため各々のプロファイリングは素人に対する説明というよりも、プロファイラー同士の議論になっています。だからこそまたそのプロファイリングは強化され、聞くに堪え得る強度を持ちます。


翻って、「警視庁継続捜査班」。第1話では”金曜日の絞殺魔”を自称する連続殺人鬼が6年振りに連続殺人を開始したという筋。プロファイラーは木村佳乃演じる貴志真奈美だけ。しかも外部から来た平。プロファイリングというより単なる憶測、推測、推理の域。決してプロファイリングではない。だから安っぽい。加えて、止せば良いのにそんな安っぽい推理に、糞の役にも立たないようなセンチメンタルすぎる台詞を乗せるわけです。観てられない。

6年前の犯行現場には犯人が意識的に鏡片を置き、今度の現場にはガラス片の代わりにペンダントを身に着けさせたと。動画サイトに上げられた犯行動画を解析したら被害者が身に着けたペンダントに被害者自身が写ってた!(日本のドラマに限らないけど、日本はこのスーパー画像解析脚本が多すぎる!ネット動画でペンダントに写りこんだものなんて解析できるか!)ことで現場に鏡があり、鏡やカメラは”目”であり、強い支配欲と自己顕示欲を表すのだとか。

他にもいっぱい言うんだけど、結局説得力があるのは、ロープの結び目による犯人の聞き手の推理と被害者の服の趣味と遺体発見時に着用していた着衣の趣味が異なるということから、犯人が服を着せ替えたという2点のみ。後は心理学的裏づけも過去の事案との類似性も乏しく、またそれを一人で語っているだけ。かなり弱いプロファイリングなのに周りの捜査官はそのたった一人のプロファイラーのプロファイリングに何だかんだ言って従ってくれる。無茶な推理をプロファイリングと入れ替えてるだけだよ。

また止せば良いのに捜査会議時には「クリミナルマインド」で特徴的だったプロファイラーの背景に話している内容と連関する映像を合成する演出をそのまま何のひねりも無く流用してるし。また加えて言うと、これまた「クリミナルマインド」に特徴的だった専任では無いけど広報官まで存在している。あとはスーパーハッカーなIT技術分析官とか居れば良かったのに。何と言うか、全体的に中途半端で微妙だなぁ。Dr.リードっぽい人はいるけど。


そして貴志や筒井道隆演じる矢吹の過去のトラウマも何だかんだでさらっとアウトラインは分かっちゃう。何でしょうか、これは。ウェブ周りのデザインとかは比較的頑張っているのに、このつまらなさ。悪くは無いけど、決して良くはない。このドラマのために、DVD借りに行ったりしないし、ましてやCSに加入したりは出来ないよなぁ。

リスペクツ!!

2010-07-23 | 休み
アレサ・フランクリンとかじゃない。



「GM 踊れドクター」≒「Dr.ハウス」

「ジョーカー 許されざる捜査官」≒「デクスター」

「警視庁継続捜査班」≒「クリミナルマインド」



前シーズンは「絶対零度」と「警視庁失踪人捜査課」があったけど、今期はもっと酷くなってる。「GM 踊れドクター」は設定とかを思いっきりいただいて、「警視庁継続捜査班」は捜査会議時説明する際のバックに合成する演出とかそのまんま。ご丁寧に報道官まで居るし。「マイアミバイス」と「あぶない刑事」みたいな幸せなリスペクト関係なら良いけど、露骨なパクリで内容が伴わない。


こんなことしてたら地上波のドラマ観ない人はますます見なくなるよ。だってオリジナルでもっとクオリティの高いドラマがBSやCS、ケーブルテレビやDVDでいっぱい観れるんだもの。いくらただでもつまんないドラマは観たくないよ。次は何だろう、「名探偵モンク」とか「奇術探偵ジョナサン・クリーク」とか「キャッスル」とかの男女バディモノミステリーとかかな。基本的には悪くないけど、悪くない止まりなんだよなぁ。

うぬぼれ刑事

2010-07-18 | 休み
久しぶりのクドカン×磯山晶ドラマ。クドカンドラマは人によって合う合わないが激しいけれど、ぼくはぴったし。一部やり過ぎなところもあるけど、それを補って余りある魅力がある。


金曜ドラマ「うぬぼれ刑事」(TBS)


自惚れているので、周りからも自惚れと呼ばれ、父親にさえも本名を忘れ自惚れと呼ばれている”うぬぼれ”さんこと”うぬぼれ”刑事。(クレジット表記も”うぬぼれ”)そんな”うぬぼれ”刑事は日夜女の子にモテることだけを考えていて、殺人事件の容疑者にも惚れてしまう。惚れた女性のことをよく知ろうと調べるうちに、徐々に容疑者の女の子が犯人であるのではないかという疑問を深めていく、という棚ボタ探偵という設定。

演出で”型”をしっかりと示すのでメリハリがあって気持ち良い。事件があって、うぬぼれが惚れる女性であり容疑者である女性に出会い、うぬぼれ4と恋愛相談と警察での捜査会議、そして気づきと父親と女性との面談。そして番組後半には基本的には埠頭で、うぬぼれが新郎のような白いスーツに身を包み、告白兼謎解き。

そして「水戸黄門」のような定型ラストシーン。うぬぼれ刑事は白いスーツに身を包みまるで新郎のように容疑者である女性の前に現れる。事件のすべてを悟ったうぬぼれ刑事は逮捕状と結婚届を両方握り締めて容疑者の女の子に詰め寄る。「結婚してくれたら、すべて」「犯した罪を含めて、全部あなたを受け止めます!」、「あなたを僕と結婚するの刑に処す!」それでも首を縦に振らない女の子に結婚指輪と手錠を突き出し、どちらかを選べと迫る。こんなくそバカなドラマは海外ドラマなんかじゃ決して見られない素晴らしいバカ。

小ネタが冴えてる。「最近、ツイッターを始めました。でも困ったことにあなたのことばかりつぶやいてしまう」という教授の台詞や「テレビなんて見ないですよね」、「見るとしたら『となりのトトロ』くらいのもんよ」この台詞。当初の予定だと第2話放送日の金曜ロードショーで『となりのトトロ』放送の予定だったのになぁ、もったいない!というかそこまで考えて脚本書いてるのか!?「ふざけるな!警察は探偵ナイトスクープじゃないぞ!」という台詞、よく考えたらうぬぼれの親父さんが局長だった。


でもバーにあつまる「うぬぼれ4」(後に「うぬぼれ5」)はちょっとキツイかなぁとは思う。特に矢作。ただクドカンドラマなので、一旦話を整理する”場”は「木更津キャッツアイ」にしても「マンハッタン・ラブストーリー」、「我輩は主婦である」にしても”場”から話が展開していたので仕方ないんだろうけど。恋愛マスター役の坂東三津五郎は凄いキャスティングだと思う。

あとミステリー部分。社内IDとSUICAのすり替えトリックは非常に現代的なトリックでトリックとして面白いけれど、結局はアリバイトリックでしかないので殺害方法自体は普通のサスペンスで見られる偶発的なもの。突き飛ばしたら物が落ちてきて…というやつ。そしてそれに付随する犯人の動機もよく見る感じのもの。これは女性犯人だから宿命的弱者としての動機なのか?そして第2話になるとトリックすらなかったし。

ドラマ自体には関係ないけど、第1話で被害者であるゲームクリエーターが宮本さんという名前で笑った。そしてそのゲームがマリオを禿げ散らかしたようなキャラだったり、会社名がマジソンというハドソンリスペクトなのにも。ロゴのフォントまでハドソンリスペクツ!クドカンの年代だからなんだろうか。社内のゲームのポスターにCEROマークが入ってたりと芸が細かい。


まだちょっと乗り切れていないかなぁとも思わせるけれど、クドカン脚本はスロースターターなので3、4話くらいからかなり面白くなるのかなぁと期待しております。そしてやはり2話目からテンポがものすごく良くなって笑い通しだったです。基本的には。ちょっとなぁと思っていたうぬぼれ5も段々と慣れてきた。執談ママの登場でうぬぼれ5の件りがテンポ良くなってきたし。


味わうべきはやっぱりミステリーではなくて、クドカンの小ネタ満載の脚本(それだけしかないかもしれない)をどれだけ俳優さんたちが体現できるかってことかもしれない。長瀬智也がうぬぼれを演じると説得力があるんだよなぁ。荒川良々も切れてるし、世田谷通り署の面々がとっても良いなぁ。

モテキ

2010-07-17 | 休み
期待しすぎてDRモードで録画予約しておきました。そして前日の深夜番組を番宣CM目当てで録画しとりました。



結論として言うと、良すぎる!野波麻帆が可愛すぎて、可愛すぎて観るのが辛いくらいすんばらすい!まず恵比寿マスカッツが神輿をOPだけでもすんばらしすぎるです。森山未来のモノローグが酷すぎて、すばらす過ぎます!野外フェスのモブとか深夜ドラマの癖にちゃんと描けてる!素敵!幸世のメモラー時代のディティールとか最高です。横にロッキンオンJAPANがあるとことか!その中には王子様のご尊顔が表紙の号が!TOKYO No.1 SOUL SETも本物!松本莉緒が松本恵時代を彷彿とさせるくらいに可愛さが戻ってる!大江千里カラオケ演出とか馬鹿すぎです。素敵過ぎます!石田純一をこいつ呼ばわり!素敵です。素敵過ぎます。ダイノジのエアギターじゃない方!幸世っていう駄目人間をすごいしっかり描けてる!というか、これは原作の範疇だろうな!オザケン復活ネタ、最高でございます!CGだけはしょっぱいけどな!野波真帆のモノローグも酷すぎて最高!幾分モノローグで語りすぎな気がするけど、自然だい!というか、野波麻帆も良かったけど、いつかちゃんこと満島ひかりはやば過ぎないか!楽しみすぎる!そしてサントラも最高でございます!これ、青春をJPOPと共に過ごした30代とかやばいんじゃないだろうか。第1回のタイトルは「かっこわるい振られ方」だったけど、第2回のタイトルは「深夜高速」!原作もこんなにJPOPフューチャーなのか!?たぶん大根監督の趣味のような気がする。最高です!女優さんをここまでエロく撮れるってよっぽどエロいんだな!そしてエロいだけじゃなくて、ちゃんとドラマとして面白いよ!野波麻帆可愛すぎです!モノローグで語らせるのは原作からなんだろうけど、それでも違和感は少ないよ!特に内向的な性格という幸世は!今期の地上波ドラマで一番面白いのは「うぬぼれ刑事」と思ってましたが、「モテキ」だった!


惜しむらくは放送1週間前の番宣番組の月曜・火曜分を録りきれなかったことと30分の時以外をSRで録画してしまったこと…ドラマ自体はモノローグの多さとほんの少しだけ使われるCGが微妙という点だけ!