あれから一年が経とうとしている。去年の今頃は針の筵に座らせているような感覚だった。過去問にあたったが、専門性の高い問題に頭を抱え完全に鬱に陥っていた。加えて必修の英語の試験を受け損ねて、追試の日を待っていたため、不安が溢れていた。
友達二人は供に違う大学に年内中に合格しており、受験への不安と取り残されてしまうかもしれない不安にも苛まれていた。苦し紛れにウカールを探したけれど、田舎ゆえか売っていなかった。あぁ、これはお前は落ちると言うことなんだなぁなんて思ったりもした。
クリスマスもなかった。合格すると豪語していた某大学に落ちていたために家族に合わせる顔がなかったからだ。ただそこにはクリスマスを楽しんだら、それで駄目になってしまうかもとの恐怖もあった。そんな心持であったはずだが、ケンタッキーフライドチキンの味を再現することに心を砕いていたような気もする。
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