NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

2006年09月24日(日)

2006-09-24 | 休み


 段々と日々寒くなってくると高校時代の帰り道の記憶がゆっくりと次々とあふれ出てくる。日本海を通って一段と冷えた風が出雲平野を吹き抜ける。僕が高校時代になって、色々と建物が増えたけれども、それでも学校までの道、家までの道のりはその風にさらされちゃう。


 帰り道、別に何もあるわけじゃないんだけれど、切なくなってしまうな。あの当時、耳元から流れていたのはスガシカオの『4Flusher』。寒い夜で、空気は澄んでいるんだけど。冬場は目が非常に疲れるので家路に付く頃には目がしぱしぱしていて、前が良く見えなかったような気がする。


 寒さで空気が澄んでいる夜には何かを期待してしまうんだけれども、何か嬉しいことでも起きれば良いんだけれど、何もない。でも澄んだ空気の中を、寒い中を自転車に乗って30分も走れたことはわくわくできた。何も考えなくて良くて。今では有り得ないような。余計な事は考えなくて良かった。



 今日もまた寒いけど、考えることは沢山ある。

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