TBSドラマを見る。『ガチバカ』を見る。初回と最終回前、最終回しか見ていないけれども、見る前に気になっていたのはそれ以前の熱血教師、特に人物像が重なる『GTO』との差別化だった。
高校時代やんちゃで卒業してから大学に行って教員免許を取る。そして問題クラスを押し付けられる。また馬鹿と周囲から嘲られる。もろ似通っている。今の時代こういう人物像がやっぱり簡単なのかなと。そう考えると、『女王の教室』の教師というものが如何に秀逸だったかが分かる。
人物像はやっぱりかぶっているけれども、差別化の頑張りは良く伝わってきた。『GTO』の鬼塚が替え玉受験で入学して、教員免許を得たのに対して、『ガチバカ』の権藤は夜学に通い、教員免許を取得している。両者の違いが端的に現れているバックグラウンドだと思える。馬鹿は馬鹿でも特にいい加減さによって馬鹿とされている鬼塚に対して、権藤は馬鹿正直ゆえに馬鹿とされる。馬鹿の質が違うとでも言えるのかな?
まぁこの人物付けは『ガチバカ』のテーマである「やり直し」のためだろうけれども。権藤という人物は面白かったが、話の内容はそれまでのものと変わらなかった。学校、生徒との対立。そしてその対立と和議後、新たな対立の登場。生徒のディティールも『GTO』や『ごくせん』との違いは見出せなかった。権藤の誠実な馬鹿っぷりが良かっただけに残念でならないなぁ。
面白かったのは『ガチバカ』と『女王の教室』の根底に流れるものの共通性。そこにあるのは今の社会の話。『女王の教室』ではストレートに経済格差による教育格差の広がりを危惧していたし、今回の『ガチバカ』はやり直しが描かれた。生徒も先生もやり直せるんだというテーマ性が描かれた。
表象分析が流行るのもうなずける。
高校時代やんちゃで卒業してから大学に行って教員免許を取る。そして問題クラスを押し付けられる。また馬鹿と周囲から嘲られる。もろ似通っている。今の時代こういう人物像がやっぱり簡単なのかなと。そう考えると、『女王の教室』の教師というものが如何に秀逸だったかが分かる。
人物像はやっぱりかぶっているけれども、差別化の頑張りは良く伝わってきた。『GTO』の鬼塚が替え玉受験で入学して、教員免許を得たのに対して、『ガチバカ』の権藤は夜学に通い、教員免許を取得している。両者の違いが端的に現れているバックグラウンドだと思える。馬鹿は馬鹿でも特にいい加減さによって馬鹿とされている鬼塚に対して、権藤は馬鹿正直ゆえに馬鹿とされる。馬鹿の質が違うとでも言えるのかな?
まぁこの人物付けは『ガチバカ』のテーマである「やり直し」のためだろうけれども。権藤という人物は面白かったが、話の内容はそれまでのものと変わらなかった。学校、生徒との対立。そしてその対立と和議後、新たな対立の登場。生徒のディティールも『GTO』や『ごくせん』との違いは見出せなかった。権藤の誠実な馬鹿っぷりが良かっただけに残念でならないなぁ。
面白かったのは『ガチバカ』と『女王の教室』の根底に流れるものの共通性。そこにあるのは今の社会の話。『女王の教室』ではストレートに経済格差による教育格差の広がりを危惧していたし、今回の『ガチバカ』はやり直しが描かれた。生徒も先生もやり直せるんだというテーマ性が描かれた。
表象分析が流行るのもうなずける。
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