NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

ループもの映画が大好きな人の為の夢(悪夢?)のゲーム、Twelve Minutes

2021-09-06 | 備忘録
XboxとSteamで先日配信された『Twelve Minutes』をプレイ。一通りクリアしました。

『Withness』のクリエイターが、ジェームズ・マカボイ、デイジー・リドリー、ウィリアム・デフォーをボイスキャストに起用と言うだけで心が躍ったが、内容がループものと言う事で大いに期待してプレイ。

設定としては、マンションの一室を舞台にある夜の12分間のループを繰り返しながら、ループからの脱出を図る。完全に『恋はデジャヴ』などの過去のループもの映画のオマージュに溢れ、且つゲームプレイとしてもループものを完全に再現しています。

と言うことはどう言うことかと言えば、『恋はデジャヴ』のフィルら数々のループもの映画で主人公たちが経験してきたループから抜け出す為に何にでもトライし、そしてどうしたらループから抜け出す事ができるのか分からずに苛立つと言う所までシミュレートされているという事。

これは人を選ぶ点だと思うが、私はこれは痺れた。フィルたちと同じ苛立ちを感じられる事に喜びを覚えてしまいましたよ。繰り返しプレイする事で物語の謎や対処方法が見えてくるが、そこで推理しながらループを繰り返す本作の醍醐味は他のゲームではなかなか味わえないプレイになっています。

この点だけで私は大満足でした。ただ、物語の結末のとある事を主人公が覚えていない事、デフォー演じる警官のキャラクターに違和感は覚えました。もう少し飲み込みやすい設定やキャラクターでなかった事が私としては惜しいと思いました。