草物盆栽

ケト土造りの鉢で、山野草と樹木を寄せて植え込み、自然の景色を表現。

癒しの盆栽(草物盆栽)

2010年01月09日 20時24分15秒 | Weblog
今晩は、文山草です
あるブログで「美しい言葉」が掲載されておりました。
「木守り柿」とその風習について何件か出ておりました。それらを要約すると以下の内容と、想像した風景画像です。

「木守柿(きまもりがき)」
実りの秋、木守りの風習は日本の秋の光景と重なって、とても素晴らしい癒しの光景です。
 「柿の実は全部採ってしまわないで」
来年も沢山実りますように、という祈りや木への感謝の意味も込めて、残しておくのです。
 上の方と下に残して、上は鳥にたべさせるため、下はお腹の空いた旅人のために残しておくのです。
 独り占めしてしまわないで知らない誰かのために残しておく、お布施の心です。
 柿の実だけじゃなく、自然やほかの人への思いやりの気持ちが、心地よい社会を作ることが出来るのではないでしょか。
 戦後の高度経済成長やバブルの時代を経て他人のことより自分のことと、沢山の富を築いた者が偉いみたいな価値観が社会の中に広がってきました。
 しかし、もともと日本人には、「木守り柿」のような人や自然に対する感性をもって向き合って生きてきたと思います。
「木守り柿」の風習を、後の世代の人達にも、ずーっと伝え残したいものです。

老爺柿/高さ48㎝/作8年/陶板 ふくろう窯 (画像は昨年11月)
http://www.geocities.jp/yywnm172/