よみびとしらず。

あいどんのう。

Circle

2019-05-31 23:48:28 | 詩(イラスト付)
訳の分からぬまま巻き込まれていた
それでもなくなりはしなかった
私が生まれながらに携えていた
私自身の色かたち

訳の分からぬまま放り込まれた
その中心にあったのは私しか知らない
私の知らない色と熱
臆病な私は出来れば知らずにいたかった

渦巻いた混沌のすぐ近くにある彼方から
握りしめたこぶしを解きほどく時はもうまもなくと
やさしい声がかすかに聞こえた

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