夜 2022-08-20 15:37:19 | 散文 夜は真っ直ぐに風呂敷を広げてその一面の暗闇色に魔が差して落ちてきたのは赤い月頬染めたあなたは俯き加減にいつまで経っても私を見ないまま私は歯軋りなんて酷いと地団駄を踏みその拍子木はあなたの元へ暗闇はそっくりひっくり返って光を浴びた泣いて凪いで夜を染め上げた私の夜は明けるなんて酷いと地団駄踏めども真昼の空に月は届かない . . . 本文を読む